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木のこころ

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住まいと人間にとっての水とは

良い水が健康と環境を育てる

~水にも生命があり こころがある 〈大気中のマイナスイオンを増やす〉
 マイナスイオンの多いところは、健康を育てることについては度々触れてきましたが、イヤシロチ化にはその地の大気中にマイナスイオンを増やせばよいことをカタカムナ文献から解明し、その方法も楢崎さんは次のように提案しています。
1.カタカムナのトガリサホの考え方の応用で、棒の先に、先端を尖らせた針金をくくりつけて、周囲の果樹のてっぺんに取りつたり、長い竹竿を利用して要所要所に立てマイナスイオンを増やす。
2.メッシュの細かい金網を縦1m×横2mの枠に張り、地上60㎝位の所に固定し、一端からのアースを地中1m以上に届かせる(40㎝の深さで少量の炭素と接合させてもよい)この方法で大地からのマイナスイオンを供給することで半径50mの周内の環境をマイナスイオン化できる。
3.先端をとがらせた30㎝程度の針金を輪にし、それを90㎝の長さの竹筒の内部(入口から10cm強の箇所)に固定する。
筒の出口に200メッシュの金網を固定し、入口を風向に向けて設置して出口近くからアースすることで、マイナスイオンを発生させる。

家づくりに風水学を取り入れる
 
「風水」や「気」と言うと何か得体の知れないものと考えたり、迷信のように受け止めて眉をひそめる人も多いようですが、その一方には都市づくりや家づくりに積極的に取り入れている人も多くいます。
 風水というのは「気は風に舞い、水にとどまる」という言葉から来ているのですが、これは、中国の易学の思想・技術体系で、地勢、水流、建物の形や配置、方位・方角などから目に見えない「気」の流れを読みとり、それをコントロールして活かす技術のことです。
解りやすく言えば、自然界の気の流れを読みとり、気の流れの悪い部分を良い流れにする技術です。
 「風水」は中国で生まれ、5千年 の歴史を持つと言われていますが、その思想と現し方はカタカムナ文献に示されている宇宙観やイヤシロチの考え方を基に発展させられたとも思われるものを多く含んでいます。
 その吟味は別の機会に譲ることにして、ここでは「風水」の考え方に基づいた家づくりについて取り上げてみます。
 「風水」の思想の根底に、人間は自然の一部であり、人間の存在も大自然の生態系の一部という認識があります。
そして自然界には客観的な規律・宇宙の法則があり、その法則に合った生き方、考え方が大切であるとしています。
その中心にある「陰陽」説とは、宇宙と人間社会の有機的な一体性を説くもので、「風水」思想はその人間社会の営みを描くものとされています。
 つまり、「風水」の思想は、宇宙と一体となり、自然界と共生する人間の営みのあり方を説いたものと言えます。
 これを実際の形として示すのが、老子が言った「陰気を背負い、陽気を抱き、沖気によって調和を為す」で、「背後に山を背負い、水に面す」つくりとなっています。
中国の中世に栄えた都市は、例外のないくらい、背後に山を背負い、水のあるところですし、井戸づくりが中心に据えられています。
 「陰」と「陽」は、対立した統一体で、個別に存在するものではなく表裏一体で均衡を保つ宇宙の基本的な存在図式で、それは「太極図」に表されています。
 また、宇宙の存在図式の中には、方位の概念もあり、中央と四正の東西南北や四囲と言われる玄武(北)、朱雀(南)、青龍(東)、白虎(西)の概念があります。
 中国の都市づくりはこれを基本にしており、「タカミムスビ」を思わせるつくり方をしています。
 風水学の理論の中心にあるのは地理学による地勢や方位、土地資源を中心に考えるもので、「気」の流れを探ることや、「気」の高い場所を選んだり、「気」を集めたりすることも行われています。
 家づくりに当たってのひとつの典型は、居住空間全体の中心的存在として南向きに中庭が設けられ、そこには樹木や草花が植えられ、池や井戸がつくられていることです。
この南向きの中庭から太陽の光や風が中庭の北側に面する居間(客間)を通って家に取り入れられ、入り口は車両の隅につくられます。
 門は、外との境界、陰陽を分けるところとして重要視され、その方位を定めるのは風水学の大切な柱とされています。
家の方角には吉凶があり、それに基づいて水まわりや、寝室などの配置が決められます。
 また、風水に波動科学を取り込んだ「波動風水学」も松永修岳さん(風水波動科学研究所)によって実践されています。
それによると波動測定器による波動測定の結果と風水の読みとがピッタリ一致し、風水は科学的根拠があるものだと実証されています。
 風水では、土地の地形、建物の形などを重視しますが、これは、地形や建物の形などで、気の流れが変わり、良いエネルギーを集めたり、悪いエネルギーが滞留したりして環境の良し悪しができるからです。
 例えば、屋根はエネルギーを集めるアンテナのような役割を持っていることから、形が重要視されます。
全体に中心が天空に向かっている方が良いとされ、一般的には切妻や寄棟が推奨できるというのが松永さんの結論です。
 家の構成についても、玄関の位置を高くして道路に面するようにするとか、脳の活性化のためにリビングの隣りをダイニングルームにするとか、階段の左右の回り方を考えるとか、風水に添っての家づくりは、良い環境づくりの重要な方法であることは間違いないでしょう。
 「風水」の取り入れ方は、土地や住む人などが関係しますので、その道の専門家に頼るべきですが、「風水」は決してまやかしや、気休めなどではなく、現代科学が形づくられるはるか以前から存在して、都市づくりや家づくりに大きく貢献してきたものであることを学ぶ必要があります。
 そしてその思想の根源を辿れば、宇宙と一体化していた上古代からの高度な精神性と文化に行きつくことになります。

「科学」を超えた「科学」で場をつくる
 これまでの良い場づくり、良い環境づくりについての考え方や方法は、それなりに耳に馴染んでいるものですが、現代科学の枠を超えた理論があり、その研究と実践がすすんでいるものがあります。
 現代科学の枠を超えるということは、その力や存在を今の科学の水準では検知しきれないものを生かすという意味を持っています。
 現代科学の数値的限界は、粒子の大きさ(小ささ)では10-18cm(0コンマの次ぎに0が18個並んだcm)までで、それ以下のものは検知できず、真空と言っていますが、現代科学の枠を超えたところではより小さい微粒子が存在しています。
 また、従来のエレクトロニクスで発生させることのできる周波数は1018HZですが、宇宙空間にはそれよりはるかに高い周波数の波が飛び交っています。
 そういう超微粒子や超高周波の研究を通して健康やよい場づくりの実践がすすんでいるのですが、ここではその中の重力波と重力子(グラビトン)の技術と生体エネルギーの研究成果があります。
〈グラビトン技術での良い地場づくり〉 
 従来の科学技術では考えられなかったような極端に高い周波数の重力波1022HZ(ガンマー線に相当)以上を応用する技術です。
 波には、音波、光波、電磁波、重力波の4種があり、日常知られているのは音波、光波、電磁波で、これらの範囲での科学が主流になっています。
宇宙間距離の測定などもこの数字に基づいての計算ですから、星からの光が届くのは何十億光年、何百億光年などというのが常識になっています。
 ところが高周波の重力波の研究の結果、宇宙空間を飛ぶ波速は、1040~10100HZの重力波であって、瞬時に届くことが明かされています。
光波や電磁波はヨコ波で波速に限界があるのですが、タテ波の重力波は時空を一瞬のものとするからです。
 現在の3次元科学の限界がここでも露呈しているのですが、21世紀には高次元科学が主流とならざるを得ないようです。
 その高次元科学の世界的頭脳との評価が定着しているのが、95歳でなお現役の工学博士・日本サイ科学会名誉会長で加速学園代表の関英男さんです。
 関博士が今年8月に出版した「宇宙学序章 グラビトニックス」によれば、宇宙空間を伝播する波には五種類の超音波と波動伝播層があることを水晶発振器で実証しています。
 そこでは1018HZという周知の振動数よりはるかに高い1066HZもの重力波が放射されていることと、その速度や量子エネルギー量の超科学的数値を明らかにしています。
 同時に、人間の頭脳の七念層と宇宙空間の波動の関係を周波数で示し、重力子(グラビトン)を応用して結界(場)をつくることで、よい場をつくれることを証明しています。
 そして、重力波を放射する直径33㎜の円板のセラミック4枚で結界をつくることで良い場に変えられることを明らかにしています。
 この重力波炭素セラミックは、宗教家の畠中卓明さん等によって開発され、すでに多方面で実用されています。
これは、形状炭素セラミックに重力子(グラビトン)を封入して一定の重力波を安定して放射させるものです。
マイナスイオンよりもはるかに小さい粒子波動を放射することによって、原子核内部の中性子、陽子、そして電子本体のクォークにエネルギーを与え、マイナスイオンが逃げられない状態にするものです。
 この還元方法でその環境を良い状態に変化させ、長期間にわたり物質の分子・原子の構造を、正常で最高の状態に保つことができることになります。
 グラビトニクスについては、別の機会に詳しく説明する予定です。
 また、本誌で何回か触れた生体エネルギーに関しても別の機会に取り上げる予定をしています。
 いずれにしても、良い住環境をつくるためには、これまでの概念からの環境づくりの枠を超え、目に見えないもの、これまでの科学が研究しきれなかった宇宙エネルギーの活用によってこそ可能になるということがはっきりしてきました。
 よい環境、よい場づくりの視点を大きく発展させることが、家づくりのこれからのテーマだと言えるでしょう。
地球にはなぜ水があるのか? 「木のこころ」が、なぜ水を取りあげるのかと思われるかもしれませんが、水がなくては木は育ちませんし、人間も生きて行くことができないのです。
 本誌第11号の特集Ⅰの「地球が森林を育て、人間を生かしている~生命誕生の神秘と人間の役割」の中で、地球の歴史を振り返りつつ、〝地球という星は、人間を誕生させ、成長させるために宇宙の意志で創られたのではないか〟と書きました。
 そして、その人間を存在させるために植物を育て、その究極の存在として樹木を誕生させたとしか考えられないことも書きました。
 現代科学に固執する人に、それを納得させるデーターを示すことは残念ながらできません。
宇宙に意識の存在があり、地球にも意識があるという考えや、木にもこころがあるという考えを、現代科学で証明することができないのと同じことですから、仮説として受けとめて頂いても良いと思っています。
 そこで水についてですが、水もまた超不可思議な存在です。
科学的には元素の単位で水素2個と酸素1個が結合してできたものですが、どうして水ができたのか、なぜ地球にだけ水があるのかなどという謎だらけです。
 しかし、水があるおかげで地球上に植物が生まれ、動物が生まれ、人間が誕生したのは間違いのないことです。
 これも逆論的に推察すると、地球という星に生命を生み、人間を誕生させるために水が存在するようになったと考えるしかないのです。
水が地球上にいつ頃から存在したのかについては諸説があるようですが、恐らく地球誕生の頃からと考えられています。
その頃はまだガス状(細かい霧)だったのかもしれませんが、やがて海がつくられ、最初の生物・水中微生物が誕生したのが35億年前と言います。
「母なる海」というように、海は生命を育んでくれたのですが、人間が誕生するに当っては、胎児のときは、太古の海水に似た母の羊水につつまれて育ち、そして生まれてきます。
 生命の誕生そのものが水との関係なしには語れないのですが、あまりにも身近すぎて意識することが少ないのが水です。
 ところが20世紀がすすむにつれその水が健康を蝕み、生命さえ危ういものにしているのですが、それについてもあまり意識されずにいます。
その大きな原因が農薬、化学肥料、合成洗剤や生活排水、工場廃水、排煙などからの化学物質による環境汚染があります。
さらに気象異変による水バランスの崩れ、森林の破壊と荒廃による水の保水力や浄化力の低下などが主な原因となっています。
 そして、今の暮らしを振り返えると、地球上にも、日本にも有り余るほどの水があるにもかかわらず、飲み水は買って飲んでいるという不自然さが当り前になっています。
家庭でも、水の浄化設備を備えるところがどんどん増えています。
 水を取り上げたのは、この環境の下での住まいと住まい方を考えるには、避けることのできない問題と考えたからです。
なぜなら、住まいというのは単なる住むための器ではなく、住活のための場所であり、住む人の暮らし方を左右すると同時に、住む人の生き方にまで影響を及ぼすからです。
ホームページと同じタイトルの「彗星夢雑誌」は幕末の医者である羽山維碩が1853年から1869年にかけて民衆や日本国の情報についてまとめたものです。彗星を見たことをきっかけに「彗星夢雑誌」を書き始めたそうです。全部で116冊、約1万3千ページもの量を古文書をそのまま掲載しています。この他に、幕末紀州の知識人 羽山維碩、幕末の政治・情報・文化の関係 羽山から教えられたこと 宮地正人、羽山大学の彗星夢雑誌 森彦太郎、「彗星夢雑誌」を説く 雑賀貞次郎、「御坊ゆかりの先人たち」や童話作家の御前陽子さんが地元紙に紹介した情報もあります。現在、本文の現代語訳を募集中だそうです。 このwebへのリンクは 彗星夢雑誌  です。
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