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なぜ日本の林業と木材を考えるか
主テーマは「日本の
林業と木材の未来」です。
西洋文明に支配されて日本
らしさや日本の文化、地場産
業がことごとく衰退してきた
のが戦後です。
本来の日本らしさの中には
なかった大量生産、大量消費
、大量廃棄という資本主義的
な産業構造に作り変えられ、
浪費が繁栄の証しであるかの
ようなムードづくりが演出さ
れました。
大企業を育成し、
中小零細企業の没落、農山村
の荒廃を策して労働力を作り
出し、高度成長を競わせてき
たのです。
この変化を疑問とせず、現
実を直視することなく従順な
労働力とするための3S(ス
ポーツ、セックス、スクリー
ン)による思想攻勢、目先の
ことや自分のことしか考えな
いようにする詰め込み教育、
抵抗を押し殺す法制度等々が
重多角的に持ち込まれたので
す。
日本的な、物を大切にする
とか、思いやりとか、つつみ
込みの心という精神は、西洋
合理主義的な考え方で押し潰
され、衣食住に始まる社会生
活の隅々まで、洋風化と西洋
文明に席巻されてしまいまし
た。
伝統文化、伝統工芸は辛う
じて姿を止どめるまでになり
、生活に直結した日本らしさ
や伝統的なものは、ことごと
く衰退の途を歩まされました
。
地場産業は、どれをとって
も昔の面影もなく衰退し、苦
境に喘がされています。
日本的なものが、これほど
までに否定されるように程度
が低く、質の悪いものだった
のかと言えば、決してそんな
ものではないはずです。
むし
ろ世界が賞賛するものの数々
であり、誇りを持って語られ
るものが数多くあります。
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1世紀を支えるのは、日本と
日本らしさだとまで言われて
いるのです。
にもかかわらず
戦後の在り方は日本らしさの
否定でした。
このことが意味しているの
は、日本らしさや和のこころ
ほど西洋文明の支配にとって
都合の悪いものがなかったと
いうことであり、第2次世界
大戦に見る大和魂への恐れが
あったということでした。
だからこそ、日本らしさを
呼ぶものをことごとく押し潰
そうと、衣食住に言語や歌に
、洋風化へ右へ習えの傾向を
端的に見ることができるので
す。
そこで改めて日本民族の歩
みを振り返って見れば、和の
こころを育て、日本人らしい
感性を育てる大きな役割を果
たしていたのが森林と木であ
り、森林調和的な性格と思考
と呼ばれるものだったのです。
そして、それを日常生活の
中で具現化してきたのが木に
つつまれている和風住宅と言
えるのです。
それほど意識さ
れていない方が多いでしょう
が、日本の民族性を形づくる
基となっているのが森林と木
であり、自然と木が持つ力の
作用によるところが大きく、
そこから生れている多仏神信
仰にあるのです。
和風住宅が減少し、木材業
界の姿が変わり、森林が荒廃
してきたというより、そうさ
せられたのであり、その背景
には、意識的な洋風化、西洋
文明支配へのミスリードがあ
ったのです。
木の家と木の内装は、健康
を育てるだけでなく、奥深く
から日本のこころを呼び覚ま
す力を持っているのです。
木
の家づくりを広げることは、
日本らしさを育てる大切なカ
ギとなっているのです。
本号が、日本の林業と木材
を考えるのは、21世紀にこ
そ求められる日本らしさを育
てる前提がここにあり、木の
家づくりの輪を広げる前提で
もあると考えたからです。
日本という国と風土、日本
人の原点に立ち返り、21世
紀をつくる勇気と気概を育て
たいものです。
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