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住宅の洋風化はどうしてすすんだか
日本の文化破壊と住宅の洋風化
住まいの文化の再創造へ
私達は、洋風化に始まるこれまでの住宅の全て
を否定するつもりはありませんが、考えてみるべ
き点は、第一に、それが、住まい手の要求からの
住宅であったのか、第二に、日本やその土地の気
候風土に見合ったものだったのか、第三に、人間
関係の最初の最小単位としての家族の和と健康を
考えたものであったのか、にあると考えます。
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これらについて、ハウスメーカーを主にしてす
すんできた洋風住宅化は、基本的には否と考えざ
るを得ないのではないでしょうか。
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まず第一は、一貫して造り手の都合から出発し、
流行を煽ることで購買心をかきたて、営業戦略に
のせられたものが多く、住宅が企業利益の具とさ
れていたといえるでしょう。
第二は、日本の文
化や気候風土に関係なく持ち込まれたもので、そ
れにより、日本の文化の変質が意図され、住宅に
必要以上の装備が求められてしまったと言えます。
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第三は、「個」を主体にした西洋文明の下で、
家族の和を阻み、他の要因とも絡んで母子の断絶
や核家族化に手を貸すものであったし、住まい手
の健康よりも利益追求が優先させられたというも
のではなかったでしょうか。
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戦後50年余日本の住まいづくりは、日本の伝統
や文化とは異質なところへと意識的にミスリード
されてきたのです。
大切なことは、日本の気候風土に見合った住ま
いづくり、住む人の立場に立った住まいづくり、
地場の発展と結びついた住まいづくり、そして健
康を育てる住まいづくりのはずです。
それは、森
の民、木の文化の民族の心を受け継いだ木の住ま
いづくりで、新しい文化の再創造をめざすもので
あろうと思われます。
先にも触れたように、過去の全てを否定して昔
に返れというべきではないでしょう。
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島国日本の文化の多くは、かつて大陸からの渡
来文化でした。
私達の祖先はそれを自然に受け入
れながら、日本に見合った文化へと発展・昇華さ
せ、日本の文化として完成させてきています。
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