東京、名古屋から天竜二俣駅を訪問する方法は何通りもあるが、最も早い方法は
名古屋駅から天竜二俣駅まではJR新幹線ひかりを利用し、浜松駅で降り、徒歩で新浜松に移動、遠州鉄道
を利用し天竜浜名湖鉄道で乗り換え、天竜浜名湖鉄道を利用し2時間7分、片道運賃5440円で、また東京駅からはJR新幹線ひかりを利用し、静岡で「こだま」に乗り換え、掛川で再度乗り換え、天竜浜名湖鉄道を利用し、約3時間、片道運賃8260円の道程です。
木のファンならぜひ訪問したいところです。天竜二俣駅は浜松市の天竜区にあり、昔から林業が盛んなところで9割が森林とい地区です。天竜浜名湖線は、静岡県掛川市の掛川駅から浜松市天竜区の天竜二俣駅を経て、湖西市の新所原駅に至る天竜浜名湖鉄道が運営する鉄道路線。略して天浜線(てんはません)とも呼ばれる第三セクター方式の路線です。旧国鉄の二俣線)を引き継いだ路線です。昭和10年に二俣線として開業後、旅客の減少にともない昭和62年に経営が変わりました。駅舎は、切り妻屋根の木造平屋です。駅舎よりの1番線は上り列車専用、2番線は下り列車専用、3番線は主に下り列車が使用しますが、上り方面にも出発信号機が有るため、上下両方向の列車利用可能な配線となっています。以前は駅舎の東側に1面1線の貨物ホームが設置されていましたが、1982年に使用停止となり撤去されました。もちろん直営駅で、天竜浜名湖線の中心となる駅です。本社も、かつては遠江二俣(とおとうみふたまた)機関区だった車両基地もここに設置されています。構内施設の5つが国の登録有形文化財になっています。その中でも見どころは駅の東側、縦板張りが特徴の木造扇形機関庫と転車台です。これは主要な施設として開業時から使われている現役の運行施設ですが、平成21年8月から見学ができるようになりました。また、国鉄時代の貨物輸送廃止や第三セクター移管等によって遊休地となっていたため、車両の留置に必要な部分を残して住宅地として売却されています。駅構内で足こぎミニトロッコ(数十メートル乗って走れる、写真参照)、腕木式信号機やタブレットキャッチャーなどを展示しています。 駅前広場から道路向い側に本物のSLが展示されています。