木造の鉄道駅
- 地区
- 東北
- 都道府県
- 岩手県
- 鉄道会社
- IGRいわて銀河鉄道
- 鉄道線
- いわて銀河鉄道線
- 駅名
- 奥中山高原駅
- ふりがな
- おくなかやまこうげん
- 番号
- -
- 所在地
- 岩手県二戸郡一戸町
- 開業
- 1891年(明治24年)9月1日
- 付近駅
- 御堂 (7.1km)(7.8km) 小繋
- 起点から
- 盛岡起点から44.4km
- ホーム
- 2面3線
- 乗車人員
-
412人
写真提供は矢部三雄氏(下記参照)
木造駅舎内容
盛岡から奥中山高原駅まではIGR(Iwate Galaxy Railway Company)いわて銀河鉄道を利用して、約1時間13分、片道運賃1170円の道程です。平成14年の東北新幹線開業で、並行在来線としてJRと経営が分離され、第三セクターIGRいわて銀河鉄道の運営になりました。岩手県の北に位置し、スキー場と温泉が近くにあります。
昭和15年に建てられた、切り妻屋根に横板張りの外壁の小さな木造駅舎です。
蒸気機関車時代は十三本木峠の峠越えに三重連が組まれ、多くの鉄道ファン、写真家に人気がありました。
ヨークシャー・テリアのオス犬、マロンは同駅の委託駅員に飼われていて、生後45日頃から飼い主と一緒に駅に出勤していたので、平成20年6月24日に名誉駅長に就任し、平成21年の夏まで名誉駅長として親しまれていました。
マロンには特製の制服も支給されていました。
平成20年11月6日に写真集『駅長マロン』が全国発売されています(講談社刊、税込1,050円)。
現在、待合室には蒸気機関車とマロンの思い出の写真が飾られています。
2009年春頃から体調を崩し同年8月29日、気管支炎のため、飼い主や近所の住人に看取られて9歳で死去しました。
マロンをテーマにしたお菓子も結カフェから製造、販売されています。
1匹の犬を通して、1つの駅から地域の輪が広がり、人々のふれあいが温かいこの駅には、とても美しいものを感じます。
その他情報
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提供者情報
矢部三雄氏(アジア航測株式会社 執行役員、石巻専修大学人間学部 客員教授、元林野庁、経済企画庁)
矢部氏のフェイスブック
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