木造の鉄道駅
- 地区
- 中国四国
- 都道府県
- 岡山県
- 鉄道会社
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 鉄道線
- 因美線
- 駅名
- 知和駅
- ふりがな
- ちわ
- 番号
- -
- 所在地
- 岡山県津山市加茂町小渕918-4
- 開業
- 1931年(昭和6年)9月12日
- 付近駅
- 美作河井 (3.5km)(3.8km) 美作加茂
- 起点から
- 鳥取起点から52.0km
- ホーム
- 1面1線
- 乗車人員
-
7人
知和駅と駅前広場
西側から見た知和駅。
昭和初期にまいもどったような
事務室と荷物の受け渡し窓
改札の向こうはスギの緑
この窓は雰囲気を残したまま修繕されたようだ。
天井はムクの木材天井板を利用
改質口も木造
ディーゼルのワンマン気動車
事務室がのぞけるようになっている
ホーム側ひさし
東から見る駅舎
北から見る駅舎、スグ後ろはスギ山が迫る
ホームから見た駅舎
この漆喰は修復されて綺麗になっていた。
ホーム側庇の下
木製の改札口がそのままで残っている
電話機は取り外してありました
宿泊、休憩室、右半分は後ろの反射です
以前のアルミサッシは木製に改修
西側から駅舎を望む
木造駅舎内容
新大阪から知和駅までは、JR新幹線のぞみを利用し、姫路でJR特急スーパーはくとに乗り換え、さらに智頭でJR因美線を利用し3時間23分、片道運賃7600円の道程です。岡山からは2時間42分、1450円です。因美線は短絡線の智頭急行が開通した後は典型的なローカル線となり、列車本数も減少しました。知和駅周辺には工場と数軒の民家があるだけで、自然が広がる「秘境駅」としても鉄道ファンにも知られていて、因美線内でも閑散としている駅の一つです。午前中は智頭方面への停車列車が一本も設定されていません。午前中に当駅を通る上り列車は全て快速列車で、当駅を通過する事になります。駅舎は、切妻屋根に横板張りの外装、ホーム側は漆喰と縦使いの木の腰壁になっています。昭和初期の雰囲気を色濃く残しています。一部の漆喰壁で痛みは激しいものは補修され綺麗になっています。人々の手と風化によってすり減った木製の改札口や木製ベンチなど趣があります。この沿線は昔から林業盛んで、そのため駅舎もふんだんに木材が利用できたのだと思います。駅舎は昭和45年に津山市に無償譲渡されました。清掃はよくされており、今でもきれいな状態に保たれていて、映画のセツトのようです。駅舎改札から出て四段ほどの階段を上るところにホームがあります。
牛山隆信さんの「秘境駅ランキング」でも、121位にランクインしています。
その他情報
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