山口県山口市 さくらび様のご提供です。
田園風景の中に静かな佇まいを見せる四辻駅駅舎。駅舎は元々単式であった下りホーム側にあり、上りホームへは跨線橋で連絡しています。木造平屋建ての駅舎の前には、きれいに手入れされた入り口の左右には2本の松や植え込みで住宅の庭園のようです。車寄せには歴史を感じさせるような使い込まれた木が使用されており、一際風格を見せています。平成6年には無人化されました。ところが、JR西日本広島支社ユニークな制度によって、有人駅となっています。それは、この無人駅を見守る「町の駅長さん制度」です。現在で二代目。2人とも元国鉄マンで、駅を清掃したり、維持管理のために力を注いでくれています。また、山陽本線が全線電化された昭和39年につくられた地元の老人クラブでも、地域の美化を進めようと駅舎の清掃が続けられています。四辻駅は、駅と地域を愛する人々の手によって、今でも美しく守られているのです。