木造の鉄道駅
- 地区
- 九州
- 都道府県
- 鹿児島県
- 鉄道会社
- 九州旅客鉄道(JR九州 )
- 鉄道線
- 肥薩線
- 駅名
- 嘉例川駅
- ふりがな
- かれいがわ
- 番号
- -
- 所在地
- 鹿児島県霧島市
- 開業
- 1903年(明治36年)1月15日
- 付近駅
- 霧島温泉 (5.8km)(2.1km) 中福良
- 起点から
- 八代起点から112.3km
- ホーム
- 1面1線
- 乗車人員
- 32人
写真提供は矢部三雄氏(下記参照)
木造駅舎内容
新大阪駅から嘉例川駅まではJR新幹線みずほを利用し、鹿児島中央で乗り換え、JR特急はやとを利用し約6時間25分、片道運賃22920円、また鹿児島中央駅からだと 1時間37分、片道運賃1820円の道程です。嘉例川駅は鹿児島県霧島市の山間の集落にあります。建築後100年を超える木造駅舎は、2006年(平成18年)には国の登録有形文化財に登録されました。この駅がある肥薩線は、JR九州が九州新幹線の営業開始と共に観光路線として売り出し、多い時には1日500人もの観光客が訪れました。
嘉例川駅の開業は明治36年で、その当時に建てられた木造駅舎は鹿児島県内の駅本屋としては大隅横川駅駅舎と並び最も古い駅舎の一つです。切り妻造りの平屋に下見板張りの外壁の駅舎は、明治時代の小さな駅舎の標準型でした。鉄道ファンの間では、築100年の駅舎として人気の駅です。 単式ホームの向かい側には使用されなくなった島式ホームが残っています。
元国鉄職員だった男性が名誉駅長を務めていましたが、現在は無人駅です。彼はこの駅から戦地に赴き、この駅に復員、そしてこの駅に勤め続けました。
嘉例川駅を保存し地域の元気を取り戻そうと、平成15年、旧・隼人町が保護のため駅舎を買い取りました。そして 地元のボランティアによって整備・清掃されたり、地域おこしの一環として、コンサートや手作りのひな人形の展示会などを行い、駅舎の活用を図っています。2006年(平成18年)には登録有形文化財に登録されています。
駅前広場は手狭でバスが乗り入れるには問 題があり、鹿児島県と霧島市の負担により、駅から約150 mの位置に約1,550 平方メートルの駐車場が整備された。
駅の周りには嘉例川にそって小さな集落が開けているのみである。
当駅の南へ約2キロメートルほどのところに鹿児島空港があり、
国道504号に接続する道路(鹿児島県道56号隼人加治木線)も通じている
提供者情報
矢部三雄氏(アジア航測株式会社 執行役員、石巻専修大学人間学部 客員教授、元林野庁、経済企画庁)
矢部氏のフェイスブック
132/137 ページ先頭 前ページ 次ページ 最後