仙台駅から松島駅まではJR東北本線を利用し、約1時間、片道運賃400円の道程です。東北本線の駅の一つで、仙台方面から当駅止まり、および当駅始発で仙台方面へ折り返す列車も多数設定されている。
日本三景の一つ、「松島」のある松島町の中心近くにある木造駅舎です。東北本線は第二次大戦中、物資輸送力を強化するため、それまでの山沿いルートとは別に、海沿いに新ルートが建設されました。この駅は、現行の海沿いルートに造られ、複線化工事の後、山沿いルートが廃止になるまでは「新松島駅」という名称でした。駅舎は、高さの違う切り妻屋根を三段に組み合わせた木造平屋となっています。東北本線は貨物列車も通過するので通行量も多く、松島-仙台間には折り返し運転をする列車がダイヤに組まれています。1日の乗降人員は3000人ほどで、その多くは通勤のサラリーマンや通学の学生利用者です。廃止された山沿いルートにあった初代松島駅の駅舎は、そのままの外観で松島町の健康館として今も使われています。駅としての役割を終えた後も当時の温かみを感じられる木材駅舎は、鉄骨の駅舎にはない木材が醸し出す独特の魅力の一つではないでしょうか。
2009年12月より、この駅舎老朽化等のた建て替えが行われ、和風建築で2010年3月28日始発より供用が開始されました。