木造の鉄道駅
- 地区
- 近畿
- 都道府県
- 奈良県
- 鉄道会社
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 鉄道線
- 桜井線
- 駅名
- 畝傍駅
- ふりがな
- うねび
- 番号
- -
- 所在地
- 奈良県橿原市木町二丁目1-9
- 開業
- 1893年(明治26年)5月23日
- 付近駅
- 香久山 (3.0km)(2.6km) 金橋
- 起点から
- 奈良起点から 24.7km
- ホーム
- 2面2線
- 乗車人員
-
452人
駅前、貴賓室の入口
駅舎の入り口
ホーム、改札口側
ホーム、改札口側
ホームへの階段、屋根も木造
ホームも木構造
香久山方面(東)を見る
軒先は一枚ごとに長さを変えている
手摺のデザインも凝っている
JRの財産表
昔はここで荷物の仕分けなどしたのか
駅への入り口
駅は東西に長い
今は 開き戸が 閉じられている貴賓室の扉
ホーム側の駅舎は大きな庇
経年変化した木製の階段手摺り
荷物受取所か売店であったと思われる
天井板も立派
木造駅舎内容
大阪駅から畝傍駅までは環状線で新今宮で乗り換え、JR関西本線快速を利用し、高田でJR桜井線に乗り換え、1時間32分820円の道程です。畝傍駅は、かつては橿原神宮や神武天皇陵の最寄り駅でした。参拝する皇族のために駅舎内には貴賓室が設けられるほどで、その厳かな雰囲気が漂う木造駅舎は、寺社風建物となっています。高い天井で天井板も木で、木製の窓枠などが雰囲気を出しています。路線橋は木造ではありません。1940年(昭和15年)には皇紀2600年大祭が営まれ、昭和天皇が1959年(昭和34年)には成婚から間もない皇太子夫妻(今上天皇・皇后)がこの貴賓室を利用しました。現在は閉鎖されていますが、年1回だけ秋に一般公開されています。かつて貴賓室内にあったシャンデリアは交通科学博物館、応接セットは神戸駅にそれぞれ保管されています。明治26年に開業し、現在の駅舎は昭和15年2月、当時の鉄道省によって建築されました。その後、伊勢神宮から橿原神宮へ来るには近鉄を利用する方が便利という事になり、畝傍駅の貴賓室も使われる事がなくなりました。しかし、駅舎全体が地域にとって大変文化的価値の高いものなのは言うまでもありません。現在は無人駅なので、自動券売機で切符を購入し、乗車後に車掌に切符を見せるシステムとなっています。ホームの幅が広い事から、開業当時は、畝傍山や御陵を訪れるために、多くの人々がこの駅で乗降していた事がわかります。難読駅名としても知られており、JTBの時刻表などでは当駅が橿原市の代表駅とされていますが、実質的な代表駅と言えるのは、近くにある近畿日本鉄道の大和八木駅となっています。
その他情報
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