2015年7月25日 Saigen Jiro氏撮影
上野駅から神戸駅まではあくつかのルートがありますが、JR東北本線を利用すると、久喜で乗り換え、東武特急りょうもうを利用し 相老で乗り換え、わたらせ渓谷鐵道を利用し、4時間12分 片道運賃3560円の道程です。この通洞駅は、わたらせ渓谷鉄道の桐生から41km地点です。かつて鉱石輸送で栄えた路線です。「通洞 」の由来は足尾銅山にあった坑口の名前であり、鉱山で鉱山の坑口をもつ水平坑道のうち、最も主要な運搬坑道の意味です。鉱山用語で主要な運搬坑道という意味があります。足尾銅山は20世紀初頭、日本の銅産出量の4分の1を担うほどの大鉱山でした。近代産業の歴史を知る上で重要なものとして「通洞坑」は平成20年に史跡として国から指定を受けています。通洞駅は、観光坑道の最寄り駅です。海抜600メートルをこえる場所にある木造平屋の駅舎は、ヨーロッパの山小屋を思わせる外観、窓枠の形も特徴的です。週末は、DE10形ディーゼル機関車がトロッコ車両を引いてやってくる駅となっています。足尾銅山観光や足尾歴史館等の最寄駅でもあるため、観光利用する乗客のほとんどがここで下車します。 足尾地区内のタクシーが待機しています。