西岸駅へは名古屋からですと、名古屋駅からJR新幹線ひかりを利用し米原で乗り換え、JR特急しらさぎを利用、七尾で乗り換えのと鉄道七尾線を利用し4時間50分、片道運賃9570円の道程です。また大阪駅からはJR特急サンダーバードを利用し七尾で乗り換え、のと鉄道七尾線を利用し5時間6分、片道運賃9320円の道程です。石川県の七尾駅と穴水駅を結ぶ、「のと鉄道七尾線」の駅の一つです。無人駅で、上りホーム側に駅舎があります。跨線橋はなく、駅舎と反対側のホームとの行き来には、七尾寄りの構内踏切を渡る必要があります。開業以来の古い木造駅舎が何度か改修されながら、ほぼそのままの姿で今もなお使われています。改修にはできればプリント合板などを使わずに、安価でもよいので、ムクの薄い木材を使って欲しかったと思うのは制作者だけではないでしょう。あたらしい瓦の切妻屋根は入り口が張り出しているのが特徴です。木造の壁は白と薄いグリーンのペンキ塗りの下見板張りです。写真のように外部はペンキはほとんど落ちていますが、庇のあるところは色が残っています。昭和47年に無人化され小荷物預かり窓口の跡が残っていますが、使われていません。西岸駅は「のと鉄道」が沿線の人たちから募集した「小牧風駅」(おまきかぜのえき)という愛称で親しまれています。 2011年4月よりテレビ放送が始まったアニメ『花咲くいろは』に登場する「湯乃鷺(ゆのさぎ)駅」のモデルとなったこともあり、ホームにある 駅名標が「湯乃鷺駅」に掛け替えられている(写真参照)。 駅前には郵便局や駐在所があり、南へ100メートル国道249号を渡ると七尾湾にでます。