木造の鉄道駅
- 地区
- 中国四国
- 都道府県
- 山口県
- 鉄道会社
- 西日本旅客鉄道桜江町川戸117
- 鉄道線
- 岩徳線
- 駅名
- 西岩国駅
- ふりがな
- にしいわくに
- 番号
- -
- 所在地
- 山口県岩国市錦見六丁目15-1
- 開業
- 1929年(昭和4年)4月5日
- 付近駅
- 岩国 (3.7km)(1.9km) 川西
- 起点から
- 岩国起点から3.7km
- ホーム
- 2面2線
- 乗車人員
-
406人
木造駅舎内容
1929年(昭和4年) 4月15日 、岩徳線の一部開業に伴い建築されたのが岩国駅です。山陽本線が乗り入れ、岩国市のターミナル駅として賑わってきましたが、昭和17年「西岩国駅」として新たにその歴史をスタートさせました。 当時は、錦帯橋への観光客のほとんどがこの駅を利用し、岩国観光の表玄関でした。 そのためか、駅舎は 車寄せの正面に三連、左右にも一連ずつのアーチがあって、合わせて五連の 錦帯橋を模して作られたアーチを持つ玄関など、大正ロマンの様式を色濃く残した西洋風建物となっています。 1979年 (昭和54年)、開業50周年を節目に駅舎の永久保存が決定し、その時に木製の改札口や待合室天井のシャンデリアなどが開業当時の姿に復元されました。 トイレは、駅舎の入口外にのみ設置されていて、テレビドラマ「ホーム&アウェイ」でこの駅が使用されました。駅舎は、駅事務室や倉庫を改装し展示室や野菜や加工品、手芸品などの販売も行うスペースに、野外広場は朝市会場(土曜朝市)にするなど、地域交流を目的としたNPOの人たちが管理・運営を続けています。作家、宇野千代さんの名作「おはん」の舞台にもなったこの駅舎は、町のシンボルとして市民に長年親しまれ続けています。平成4年に無人化されて以降、駅舎は地元自治体が買い取り、 2006年 (平成18年) 8月、 登録有形文化財に指定されました。 なお駅名は、岩徳線岩国駅→山陽本線岩国駅→同西岩国駅→岩徳線西岩国駅と、路線名とともに駅名も変わってきました。
その他情報
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