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新大阪から美作千代駅までは、JR新幹線のぞみを利用し、岡山でJR快速ことぶきに乗り換え、さらに津山でJR姫新線を利用し3時間19分、片道運賃7630円の道程です。岡山からは2時間17分、1280円です。
大正12年、美作千代駅は作備線(現在の姫新線)津山~美作追分間開業と同時に建てられました。当時の基幹産業だった林業、木材の輸送を担った路線でした。昭和62年に国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となりました。 姫新線には同線開業時に建てられ、現在もその姿をとどめている木造駅が幾つも残されていますが、そのうちのひとつです。 姫新線の駅舎の中で最も古い大正12年建築の木造となっています。 和瓦葺き、切妻屋根、外壁は最近では見られなくなった押縁下見板張材で施されています。待合室内は改札を鉄パイプなどに手を加えられていますが、木製のベンチ、縦張りの腰壁など、この時代の地方駅舎に典型的なスタイルです。 入り口上には自然木の杉板に墨で千代駅と書かれています。プラットホームや階段なども大正時代の面影を残しています。ホームは、新見方面に向かって左側の1本のみです。定期列車は全て停車、かつて土休日などに延長運転をしていた津山線からの快速「ことぶき」は当駅を通過していました。津山駅管理の無人駅であるが木造瓦葺駅舎が健在です。昔のままの駅を残そうとする考えで自動券売機等の設置はなく、入り口横の郵便ポストは以前は通常のものであったが、また意図的に、円筒状のも のに交換されている。