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木の辞書・辞典

から始まる言葉

ウイデア
Widia 西ドイツ、ウイデア社製の超硬質合金の商品名。
ウインゾルチェア
Windsor chair 木製いすの一つの様式名称。木製厚板の鞍形の座に繰棒の脚、背柱、背束などのついた椅子のこと。イギリスのウインザー公の発案によるもとしてこの名がついた。
ウインドーボックス
窓の外に設置する箱形のコンテナ。
ウェアーボード
waferboard WBとも表記。アスペン、ポプラなどの一辺が40~80mm程度の正方形の削片。これを粉末樹脂接着剤で熱圧成形した板材。構造用パネルの一種。
ウエアハウザー社
Weyerhaeuser Co. 米国の木材大企業の1つ。木材業界ではではWeyco(ウエコ)と呼んでいる。山林、製材、合板、紙パルプなどの木材総合会社。広大な自社山林を所有しているほか、南米、東南アジアでも山林事業を行っている。日本の米材輸入の中で大きな比重を占め、同社の価格が市況に影響を与える。
植込み (うえこみ)
planting 天然更新に当たり、稚苗の発生が不良であったり、稚苗が甚だしく疎で将来の成林が期待できない場所に対して、苗木を植えること。
ウエス
waste 塗装、機械掃除などに用いるぼろきれのことをいう。ウッドデッキなどの床板に塗装する場合などによく利用される。ハケ塗りよりきれいに仕上がる。本来は使い捨てる、という意味で、廃材、廃棄物のこともいう。
植え付け (うえつけ)
planting 造林地に苗木を植える作業のこと。植え付け方法は苗木の大小によって異なる。また作業員の熟練度によって植え付け本数に差がでるが、平均200~300本である。
サドルノッチ
ログハウス用語で、上下の丸太が交差する部分の加工法。ハンドカットログのみに利用、ラウンドノッチの変型で、丸太が乾燥してもすき間が出にくいように考え、工夫して生まれたものです。これはチェーンソーでV字型に刻む ものです。このV字型が馬の鞍(サドル)に似ていることから「サドルノッチ」と言われています。現在ハンドカット主流のノッチとなっている
ウエッヂノッチ
ログハウス用語で、上下の丸太が交差する部分の加工法。ハンドカットログのみに利用、ダイヤモンドノッチともいう。サドルノッチのスカーフを下側にも同じ要領で付けるものです。よくフィットし、狂いもなく綺麗である。ウェッジノッチとも書く。
ウォーターコンテント 
water content がんすいりつの意味。
ウォータープルーフ
water proof 耐水性があること。
魚付林 (うおつきりん)
forest for fish breeding 保安林の一種。河川、湖沼および海岸などで魚類がもののかげに集まる習性を利用して繁殖をはかるための樹林。
鶯色 (うぐいすいろ)
色名。鶯の羽のような暗くくすんだ黄緑色のことです。江戸時代からの色名。Web カラーは#838B0D
鴬垣 (うぐいすがき)
垣根の一種で、柴を集めてタケの胴縁で両面から押さえた形式。一般に背は低く、庭園内の仕切りとして利用される。クロモジの枝を束ねて造るものを「くろもじ垣」とも呼ぶ。
鶯貼り (うぐいすばり)
人が歩くと床板がきしんで音が出るようにした床の張り方。部屋にいて、あらかじめ人の気配を察知するために考え出されたという。
受け枝 (うけえだ)
樹のポイントになる枝を「利き枝」というが、その利き枝の強さとバランスをとる枝。樹全体を引き締める重要な役目をする。たいていは利き枝とは反対側に受け枝がくる。
請負 (うけおい)
contact 請負人がある仕事を完成することを約し、発注者がその仕事の結果に対して報酬を支払うことを約することで「民法」(第632条)の請負が成立する。土木、建築の請負には一式請負(資材、労務、その他付随するもの)と手間請負(作業、労務)などがある。
受け箸 (うけばし)
箸を使ううえでのマナー、タブー用語。箸を持ったまま、ご飯などのお変わりをすること。
受け梁 (うけばり)
他の梁や桁(けた)を支える梁。
請山 (うけやま)
contracted forestry 小作林業。一定期間土地を借り、土地使用料を払って林産物の収益を得る林業のひとつの形態。地上権林業、借地林業ともいう
羽状複葉 (うじょうふくよう)
葉の形態の一つで、鳥の羽の形ように小さな葉(小葉)が集まって1枚の葉を構成するるもの。ウルシ科やマメ科の木などが代表的。
薄板 (うすいた)
thin board 一般には厚さ0.7cm以下の杉板を指すが、「薄板の日本農林規格」では、樹齢150年以上の針葉樹から製材した0.7cm以下のものをいう。
薄鴨居 (うすがもい)
door-lintelthin 普通の鴨居より薄いもので、欄間などの上に用いる。
薄張り (うすぼり)
椅子の張り方の一つで、スプリングを用いないで、詰め物だけで浅い座をつくるやり方。「皿張り」ともいう。
鶉杢 (うずらもく)
木目の一種で、特別に美しい板目模様になっている。木材業界では銘木扱いになる。 屋久杉などのねじれの多い樹木から採れる。木目が鶉(うづら)の羽のように見えることから、こう呼ばれている。屋久杉、ネズコ、神代杉、赤松の古木などでみられる。
うだち
梁の上にある束、短い柱のことをいい、「うだつ」ともいう。
卯立 (うだつ)
1.棟木のこと 2.妻壁を屋根面より高く突き出し、また袖壁(そでかべ)となって小屋根をのせたもの。時代が降るとそれに防火上の機能が求められ、卯立の小屋根にも瓦を葺き、塗屋(ぬりや)造りとなる。また、家格の象徴として装飾を凝らすようにもなっていく。京阪神を中心に周辺に広く分布。「うだつが上がる」とは、家を建てる甲斐性や家格を誇示するステータスシンボルを指しての卯立がたとえて使われる例。
打上げ天井 (うちあげてんじょう)
野縁で下地を組み、縁甲板、合板、石膏ボードなどを下から釘で打ち上げて留める工法の総称である。
内法 (うちのり)
内側の寸法のことを言い、柱の心々(中心)寸法に対する言葉。柱と柱の内々の距離や鴨居までの高さのこと。これから転じて、柱と柱の間に取り付ける敷居や鴨居も内法材と言う。
内法材 (うちのりざい)
柱の内側の寸法など、物と物の内側の寸法を内法というが、転じて敷居や鴨居(かもい)、長押(なげし)など柱の内に組み込む造作物を内法材というようになった。敷居から鴨居までの内側の寸法も、内法あるいは内法高さという。
内法長押 (うちのりなげし)
鴨居のすぐ上にある長押。ふつうの長押のことをいう。
団扇形木製品 (うちわがたもくせいひん)
遺跡発掘での用語。儀式用の道具で、豪族やのちに天皇などの支配者の顔をかくすためにさしかけて用い、団扇に長柄をつけたものである。遺存例はないが扇をはさんでいたことは明らかであり、柄と要部の構造・緊縛法が共通することから、正倉院・法隆寺に残る扇部が獣毛の麈尾ではないかと推測されている。このような団扇形木製品は現状では6つに分類されている。その多くが一木から製作された2枚板構造の要部と柄という形態で、要部上端には対になる孔が2枚貫通し、そこに緊縛痕跡がみられものがある。
内訳書 (うちわけしょ)
建築工事費がどのような内容で構成されているかを表したもので、見積書の書式となる。「種目内訳書」とは、内訳項目の中の最も大きなくくり方で、複数の工事区分に分かれるような場合に第1工区、第2工区、必要に応じ建築工事、設備工事、外構工事などを種目としてたてる。また、コンクリート工事、木工事など工事種別でまとめられたものを「科目内訳書」という。さらにその科目の内容を詳細に示したものを「細目内訳書」という。
ウッドクラフト
新しいデザインによる木の素材を活かした製品。定義は中川木材産業の中川勝弘がしたが、登録商標は受け付けてもらえなかった。民芸品とは異なり、デザイン優先の木工品ともいえる。
ウッドシーラー
wood sealer 下塗り塗料の一種で、木材の中へ塗料の吸収を防ぐと同時に、塗料の付着性を良くするもの。木目を生かした透明な仕上げをするときによく使われる。木材への浸透性と付着性に優れ、木材の動きに追随できるほど柔らかく、脂(やに)止め等の効果もある。ラッカー系、ウレタン系、アミノアルキド系があり、耐久性の必要な塗装には欠かせない。木目を生かす場合、中塗りにサンディングシーラーを使うと塗膜が厚いので研磨むらを生じ、木目がぼける心配がある。このような場合はサンディングシーラーを使わずにウッドシーラーの上に上塗りを行う。
ウッドシェイク
Shake 屋根材、レッドシータンを柾目で平割りしたもの。壁にも利用することがある。
ウッドシングル
木製のシングル(屋根板)。レッドシータンを柾目で平割りしたもの。壁にも利用することがある。
ウッドデッキ
ある程度の厚みがあり、1.8m以上の板を利用した木製構築物。板はメーカーや施工業者によって、木表、木裏と使い方が異なる。ウッドデッキは掃き出し窓に続けて庭に張り出し、リビングルームに通じて作られることが多く、アウトドア、リビングとして人気がある。ベランダなどに敷くニユット状(スノコ形式)のものは、本来はウッドデッキと呼ぶものではない。日本で最初に商品化されたものは中川木材産業によるものであった。
欝閉林 (うっぺいりん)
dense forest 欝閉度の高い樹林。こうした樹林では下枝が枯れたりして樹木の成長に影響を及ぼすことになる。
移り箸 (うつりばし)
箸を使ううえでのマナー、タブー用語。渡り箸」ともいう。一旦箸を付けたのにも関わらずその品を食べずに他の品へと移ること。
腕木 (うでぎ)
cross-arm、arm rest、bracket  1.横に突き出た棒状の部材の総称。2.電柱の上部に水平に取り付ける横桁で、ケヤキ、ミズナラ、マツ類などの素材を防腐処理して用いる。3.足場板を指示するために、布と布とに水平にかけ渡した丸太、またはパイプなどの足場材、4.柱、梁などから持放しで出した横木、桁などを支える部材。
兎の毛通し (うのけどおし)
唐破風に取り付ける懸魚。横に広がっていて厚みもある材です。なぜこのような名前になったのかは定かではありませんが、装飾としてはとても美しいものが多いです。
馬 (うま)
stand 作業補助台の一つ。仕分け、墨掛け、鋸挽きなどの作業のときに用いる。普通は運搬、移動が可能な四本脚の架台。
墨打ち (ウミウチ)
墨壺から引き出した墨糸を緊張させ、つまみ上げ、はじくようにして木材やコンクリートに墨付けすること。
埋め樫 (うめがし)
plug 埋樫。敷居の溝の摩擦を防ぎ、戸の滑りを良くするために、溝に埋めるサクラやアカガシの薄い材のこと。現代では合成樹脂製や竹製のものが多い。襖(ふすま)や引戸の下桟に設けるすり桟と埋め樫の工夫で、戸の開閉は軽くなり長持ちするようになる。
埋め木 (うめき)
patch 1.木材の割れ目や節穴、接合部などを補修するために挿入する木片。または挿入すること。2.単板の表面の節や腐れなどの部分を打ち抜いて補修するための同じ形の健全な単板。
埋木 (うめぎ)
patch 下地楔のことで、木材加工仕上法のひとつである。木材の表面に節とか腐れなどがある場合、これを隠すためにその部分を掘りとって別の材を埋めること。
埋れ木 (うもれぎ)
fossil wood 樹木が永い年月にわたって土中または水中に埋没して光沢のある黒褐色-濃緑色の化石状になったものをいう。宮城県広瀬川沿岸のものが著名。工芸木工に利用できるものを銘木として「神代木」と言い珍重されている。
裏板 (うらいた)
back board 見え掛かりのものの裏側に張ってある板の総称である。
裏木 (うらぎ)
back side 杣角(そまかく)なら木面のよい看板面の反対側。節、丸身の多い側。丸太の場合は曲がりのある背の方をいう。
裏甲 (うらごう)
社寺建築に使われる部材のこと。軒先の茅負(かやおい)の上につける板。軒先を前に張り出すためにつける。短く切って縦に並べるモノを切り裏甲。長いまま横に取り付けるモノを布裏甲という
うらごけ
1.元口と末口の径の差が大きい丸太をいう。製材の効率は悪く、材に目切れも起りやすいため、素材としての質の評価は低い。2.tapering 梢殺。樹幹の形状を示す語。樹幹の上方部が細くやせている形状をいう。肥大成長は葉の着生量と強い関係があるため、林冠の欝閉度の低い森林では、幹は太くなるがうらごけとなる。
裏桟 (うらざん)
back rail 天井板の裏などに反り止めや補強のために用いる桟。または板材やボードの裏側にあって、それらがずれたり歪(ゆが)んだりすることを押さえるために打ち付ける下地の桟をいう。
ウレタン
ポリウレタン樹脂塗料の略称。またポリウレタン樹脂塗料で仕上げる塗装全般をウレタン塗装と呼んでいる。
上端 (うわば)
top、upper face  1.建築造作材などの上の面のこと。部材の上の端で、下端(したば)に対する語。手すり上端、土台上端などという。天端(てんば)は物の頂点をさすときに使い、柱天端、踏石天端などという 2.鉋台の上面のこと。

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