v11.0
き から始まる言葉
キー
key 1.錠前の鍵。2.歯車、調車などを軸に固定させるために両者の合せ溝にはめる小さな楔状の鉄片。
木負 (きおい) 二軒(ふたのき)の屋根の場合に、地垂木の先端にのり、飛檐(ひえん)垂木を支えるための、茅負(かやおい)と平行な木材部材。断面の成(せい)は飛檐垂木より高く、それを落とし込むために、足駄欠(あしだが)きという櫛(くし)形状の切欠きを作る。古いものはL字形の断面をしている。
木喰虫 (きくいむし) 1.海中に生息して木材などを食害する穿孔(せんこう)性甲殻類。2.ほぼ日本全土に分布している。含水率の高い木材を好み、乾燥材には棲息できない。切りたての丸太などに産卵して、幼虫が木材を食料や住まいとする
菊座 (きくざ) 金具。菊の花のように放射状に凹凸の付いた座金。懸魚(げぎょ)の六葉(ろくよう)などは木で作る。
菊斗 (きくと) 斗の一種。隅肘木(すみひじき)の上にあって、上部の直角に交わる肘木の交点を支える特殊な形の斗(と)。、鬼斗(おにと) 、 隅斗 (すみと) とも言う。
気根 (きこん) aerial roo さまざまな根の形態のひとつをいい、地上の幹から出た根が地下に入って樹幹を支える役目をするもの。支柱根ともいう。根は一般に土中にあるが、空中にあって空中の湿気を吸収したり、保水や支柱の役割をする根もあり、これを気根という。気根の役割は植物により異なる。気根の表面には無数の皮目があって、そこから空気中の酸素をとって地下茎に供給している。ガジュマルなどの他、沼地や泥土地帯で地中の酸素が欠乏するところに生育するラクウショウ(北米産)やマングローブ、タコノキ類などにみられる。
木地 (きじ) base wood 1.色を塗る前の白木のままの木。木工用の素材の総称。什器類に木材を使う場合、原木から所用の形に加工したもの。2.塗りを施さない白木のままのこと。棚、器、板、炉縁などにおいて、塗を施さずに白木のまま使用するもの。杢目、色、肌合いなどを生かすために、鉋掛けや砂摺などで仕上げたものを、一般に「木地仕上げ」という
刳り (きじくり) 木地繰り。挽(くり)物旋削加工のこと、および旋盤師やろくろ師のことをいう。
キシラデコール (キシラデコール) ドイツで開発された木材用防虫・防腐保護着色塗料のこと。木材に浸透するタイプの塗料で塗膜性のペンキやニスよりも屋外での耐候性に優れている。又、塗装がウェスでできるので、素人の塗装でもプロ並みの仕上がりが可能である。元々は武田薬品が製造販売していたが、日本における屋外用木材保護塗料の基準になっているので、キシラでコールと比較して・・・と言う言い方をされることが多い。欠点としては臭いが割りときついことと、他の一般的な屋外用木材保護塗料と比較すると割高ではあるが、日本中のどこの塗料店・ホームセンターでも販売しているので入手し易い 。
几帳面 (きちょうめん) 装飾面取りの形状の一種で、部材の角に丸みを付けて、両側に刻み目を入れたもの。丸面は鋭角になることが多い。寝殿造りに用いられた室内調度の一つ、「几帳」の柱に用いられたことから由来する。このことから、すみずみまで規則正しくする様が「きちょうめん」と言われるようになった。
キックバック kick back はね返りのこと。丸鋸切断で切り捨て部分が手前にはじき返されること。木材を丸ノコで切断中に、材料が丸ノコを挟んで、ノコ刃の回転のために、丸ノコが手元に急激に戻ること。非常に危険な現象である。一般の人が丸ノコを使うことをお勧めはできないが、どうしても使う場合は、丸ノコがキックバックするような位置には絶対に手を置いてはならない
木造り (きづくり) trimming 設計図にもとづいて木材を長さ、仕口、形状を用途に応じた形状に加工すること。
キットデッキ 中川木材産業の登録商標。組み立ての「キット」と「きっと出来る」の意味を含んでいる。組み立て式のウッドデッキ。まったくの素人でも、大工さん以上の仕上がりになり、過去の購入者で失敗した人はいない。以前はホームセンターで販売していたが、現在はインターネットのみでの直接販売になっている。
狐格子 (きつねごうし) 縦と横に細かく組んだ格子をいい、見付き約2~3㎝角の縦桟に同寸の横桟を裏からとりつけ正方形に組んだ格子をいう。利用する場所は入母屋屋根の妻など。ウッドデッキの手すりにつかうラチスを45度回転させたようなもの。またウッドデッキの手摺の縦横格子と同様のもの。
木取り (きどり) log bucking method、rough mill、wood conversion 丸太などを製材するのに、要な大きさの寸法、数量を用途に応じた形状に必歩留りがいいようにすること、また、その手順や方法を検討すること。1. 伐採原木から種々の長さに採材すること。材の長短、曲直、品等に影響する欠点などを調べ、造材仕様書に基づいて採材する。元口から末に向って玉(たま、ぎょく)の寸法をきめて印(しるし)をつけ、直角に鋸断する。2. 素材から種々の製材品をつくること。角材と板材の木取りに大別されるが、板材は柾目木取りと板目木取りに分けられる。3. そのほか樹種、品等、用途によって多用な木取り法がある。なを、乾燥してくることを考え、おおまかな寸法での「木取り寸法」というのがあり、長さで10㎜程度、幅で3~5㎜程度仕上がり寸法よりも大きくしいる。
木肌 (きはだ) 1.樹木の表面をいう。2.皮を剥(は)ぎとったままの木の表面、または木の削ったままの表面。3.texture 製材品の挽面の状態をいい、肌目ともいう。
木鼻 (きばな) 社寺建築などでかしら貫(ぬき)などの材が柱の外側に突出した形の部分で繰形や彫刻などを施す。主として動物(獅子、象など)の上半身の彫刻されている。その形によって「象鼻」「獏鼻」などと呼ばれている。頭貫をそのまま突き出す場合と、竿引き独鈷(どっこ)などで別の木(懸鼻)を取り付ける場合とがある。
木塀 (きべい) 木材を利用した塀。地震りためブロック塀倒壊し子供が亡くなった事件後から木製フェンス・塀が見直されました。近年使われ出した言葉です。木塀は目隠しフェンスから和風の伝統板塀までも含みます。
境界フェンス (きょうかいふぇんす) 住宅の敷地につける柵で、隣の住宅との土地境界にとりつけるものをいう。近年らは目隠しを兼ねた目隠しフェンスを使うことが増えている。
経蔵 (きょうぞう) 経庫、経堂とういう。禅宗では輪蔵。経典を納める倉庫。仏教寺院などの建造物のひとつで、経典や仏教に関する書物を収蔵するものである。
強度 (きょうど) strength of wood 木材の持ちこたえられる限度のこと。この限度の荷重を材の単位面積当りの大きさで表わしたものにkg㎡またはkgm㎡を単位としたものがある。木材の破壊には圧縮、引張り、剪(せん)断、曲げ、捩(ねじ)れ、割れ、潰(つぶ)れ等である。これらのうち最も基本的で単純なものは圧縮、引張り、剪断の三つである。木材は普通まず圧縮で繊維がつぶされ、つぎに引張りで切れるというこわれ方が多い。割れは木材の横方向(板目、柾(まさ)目に曲げの力と引張りの力と両方が複雑に作用した場合である。木材の一般的な強さを比較するには、この圧縮と引張りと剪断の強さを比べなければならない。普通の木材では、圧縮で300~500kgc㎡のものが多く、小さい(弱い)ものでは(キリ)などがあり、大きい(強い)ものでは(カシ、イスノキ)などがある。
京都議定書 (きょうとぎていしょ) 1997年、京都で行われた、国連気候変動枠組み条約の締約国会議(COP3:Conference of Parties)が開催され、この会議で採択されたのが、「京都議定書」という国際条約です。
議定書では参加している先進国全体に対して「温室効果ガスを2008年から2012年の間に、1990年比で約5%削減すること」とし、国ごとにも温室効果ガス排出量の削減目標を定めています。EUは8%、アメリカ合衆国は7%、日本は6%の削減を決めました。(途上国には削減義務を求めていません)
「吸収源」として森林で吸収される炭素をカウントすることが認められています。また、削減目標を達成できなかった国には、罰則が適用されます。
日本では6%の内3.9%分を国内の森林吸収により確保することを目標としています。
曲付け (きょくづけ) 幹や枝を針金などで矯正や曲げて形をつくること。それによって風情を出すこと。「模様を入れる」ともいう
鋸歯(きょし) (きょし) : serrated margin葉の周縁部分にあるギザギザ(鋸葉)の切れ込みのことをいう。形状はさまざまで、木の名前を調べる時に判断材料となる。 鋸歯のある葉の縁のことを鋸歯縁(きょしえん)という。ない葉は全縁(ぜんえん)という。
木寄せ (きよせ) "1.pre-yarding 林業用語で伐採された丸太を搬出場所や次の工程の場所に集めることをいう。
2.木製品の加工で、木表と木裏、あるいは心と背、木目などを装飾的に組み合わせること。"
許容応力度 (きょようおうりょくど) allowable stress of wood 木材に加わる曲げ、圧縮、引張り等の外力に対して、破壊しない安全な強度のこと。木構造を設計する際、その設計上に不可欠な数値。針葉樹の構造用製材については、日本農林規格で目視等級区分、機械等級区分による各強度が定められている。
切裏甲 (きりうらごう) 木口を軒先に向けてならべた裏甲の一種。通常の住宅建築で裏甲を使うことはない。
霧島杉 (きりしますぎ) Kirishima cedar 霧島杉は、火山灰土壌の上に育ったスギで、心材の色は淡紅色。古い大径木は年輪が褶曲(しゅうきょく)状をしているため、板に挽いた場合、杢は繊細で、「京美人を思わせる優雅なところがある」と言われ、数奇屋の天井板に多く使われています。400年生ぐらいにならないと脂がのりませんが、それ以上になると脂がのり、きれいな杢がでてくるので、天井板や欄間、床柱などに加工されます。特に宮崎県西諸県郡高原町にある狭野神社には400年前に植えられた杉が多く、狭野の杉並木として国の天然記念物にしてされています。このスギから採材した材は優雅な杢で特に有名です。現在では風倒や枯れによる伐採以外はできないので、貴重材となっている。
木材業界、特に銘木屋のいう霧島杉は九州一円、特に中部九州以南の火山系土壌で育ったスギで、杢目が良いものも含まれている。
ちなみに杉の産地名がついたブランドとして有名なものは秋田杉、日光杉、吉野杉、屋久杉、そして霧島杉がある。
このほか金山杉(山形県)、智頭杉(ちずすぎ:鳥取県)、若桜杉(わかさすぎ:鳥取県)・小国杉(熊本県)、山武杉(さんぶすぎ:千葉県)・天城杉(静岡県)・気田杉(けたすぎ:静岡県)・三河杉(静岡県)・魚梁瀬杉(やなせすぎ:高知県)・日田杉(宮崎県)があれます。
切り墨 (きりずみ) 部材に印した、のこぎりで切るべき場所の位置。
切出し小刀 (きりだしこがたな) pointed knife 最もふつうの工作用小刀。
切妻 (きりづま) gable 切妻屋根あるいは切妻造りの略で、本を伏せたような形の屋根。棟の両側に流れる二つの斜面からなる山形の屋根。妻は端の意。切妻屋根の棟は軒と同じ長さである。シンプルで機能的。構造が複雑でないため、雨漏りがしにくく屋根裏の換気もよい。純和風的な美しさがあり、日本では最も普通の屋根の形。
切妻造 (きりづまづくり) 二方に勾配をもち両端が切れているもの。国宝建築物の屋根は法隆寺聖霊院、 宇佐神宮本殿などこの造が入母屋造に次いで二番目に多い。
切妻屋根 (きりづまやね) 切妻、両下げ、切妻造り、切屋根、切屋ともいい、棟から両側に勾配屋根の流れをもつ屋根形式の一つ。梁間の中央に棟の位置がきて、同一の屋根勾配の場合は安定感がある。棟の位置を母屋割りなどの関係で、偏心させることもあり、また左右の勾配を変えることもある。
切り戸 (きりど) 低い出入り口、くぐり戸のこと。
切抜き加工 (きりぬきかこう) chipping 板をくり抜く仕事。挽回し鋸、糸鋸、ルーターなどで行なう。
切梁 (きりばり) 山留工事、土留め工事において、木矢板を押さえる腹起こしを支えるために水平に渡した横架材。略して「ばり」ともいう。切張りとも書く。
切り目長押 (きりめなげし) 長押というと頭の高さ以上にあるもと思いがちだが、切り目長押は縁板の上敷居の下につく長押。柱の脚部、敷居と縁の境目、縁上などに設けられた長押のことを指します。
元々長押は、柱の強化のため横方向にとりつけた構造材で、取り付ける位置により呼び名が変化します。時代とともに大きく変化し、近年では構造材ではなく、装飾のための化粧部材として用いられることが多くなっている。
切り面 (きりめん) 45度に削った角面。大面(おおめん)を称していうこともある。「きれめん」ともいう。
切り面鉋 (きりめんがんな) 平小鉋に定規をつけ、一定幅の切り面を削る鉋。
際根太 (きわねだ) 根太で柱または壁に最も端に接する部分の根太。
緊結ボルト (きんけつボルト) ボルトの呼び名のひとつ。対象物が一体となるような箇所ににつかうボルト。
禁じ箸 (きんじばし) 複数人で食べる料理を個に取り分ける際、箸を上下逆さにして用いる所作。 自分の手が触れた場所で料理を掴む事になる上、箸の上部が汚れ見栄えが悪くなるためマナー違反とされる。
偽心材 (ぎしんざい) false heartwood 疑心材と書くこともある。樹木が成長過程において侵入菌や外部からの刺激によって心材に似た材部を形成したもの。正常な心材は横断面では正円形を示すが偽心材では不規則な形を示す。ブナには特に多く、カエデ、カバ、ポプラ類などでも見られる。
犠牲枝 (ぎせいし) 本来の樹形からすれば不要だが、枝元の太りがほしい場合に故意に伸ばしておく枝。長く伸ばして周辺の部位の太りを得た後に切除する。あまり長くつけていると切除後の傷跡が大きくなるが、うまく活用すれば樹づくりの大きな味方になる。
偽年輪 (ぎねんりん) false annual ring 異常気象や虫害や外傷が原因で正常な成長ができなかった年に、毎年1輪づつ形成されるべき年輪ができず、、複数の年輪ができたりするものを偽年輪と言う。多くは年輪が完全な輪となっていなくて、成長輪界が不明瞭である。
岐阜県の木 (ぎふけんのき) 「いちい(一位)」が県の木として指定されている。
擬木仕上げ (ぎぼくしあげ) 木以外の材料を使用し、天然木の表面や杢目(もくめ)の状態を模造してつくる塗り仕上げ。おもに公園のベンチや門柱、塀(へい)に用いられる。色セメントなどを利用することが多いが、最近は、人気がなくなってきている。大阪のUSJは本物の木を利用しているが、TDSはこの擬木仕上げが多い。
擬宝珠 (ぎぼし) 「ぎぼうしゅ」の転訛。階段や高欄の親柱柱頭に付ける宝珠に似せた飾り。タマネギ形、ロシア、イスラムの宗教施設の屋根の形。
ギムネ gimlet手でもんで穴をあける錐のこと。T字形をした木工用の錐(きり)。「ギムネ」ともいう。手錐
逆反り台鉋 (ぎゃくそりだいかんな) concave plane ふつうの反り台鉋と反対の方向に反っている鉋。凸 とつ 曲面を削るときに用いられる。
逆床 (ぎゃくどこ) 床の間の平面構成上の配置で、向かって右側に縁側、左側に床脇を配したもの。本床に対して縁側と床脇の位置が左右逆となるもので、蔭床(かげどこ)ともいう。
ギヤボックス gear box 歯車群を収容した密閉箱のこと。木工機械の送り速度の変速機構によく適用される。潤滑方式は、定量の油を入れた溶油潤滑である。
ギャング (gang)一群の意味で現場の荷役人、荷口をさす。
ギャング・ソー gang saw 枠鋸(framesaw)ともいう。幾本かの鋸身を枠に装置して往復運動で木材を挽(ひ)く。一度に何枚もの板が挽ける利点がある。
ギャングリッパー
gang rip saw、gang ripper 任意の間隔で多数の丸鋸を取り付けることができる水平丸鋸軸と自動送り用の覆帯とを備え、工作物に同時に数箇所で縦挽き加工する木工鋸盤。胴縁、タルキなどの製材に使われる。。
行基葺 (ぎょうぎぶき) 本瓦葺きの一つ。、奈良時代の僧、行基が考案したといわれる古い形式の寺院の屋根瓦の葺き方で、丸瓦を円錐形の縦半分につくり、上の丸瓦に下の丸瓦が潜り込む様に葺く。。法隆寺金堂の玉虫厨子たまむしのずしの屋根にみられる。
凝固 (ぎょうこ) solidfication 接着剤などが固化すること。
凝集破壊 (ぎょうしゅうはかい) cohesive failure 接着物が破壊した時、破壊が接着剤層の内部で生じている場合をいう。
凝集力 (ぎょうしゅうりょく) cohesionまたはcohesive force 散在している同質のものが集まって固まる力。接着剤が接着膜をつくるのはこの力のためである。
玉 (ぎょく) 1.桐材の材積単位。キリ材は貴重な材のためか、それを扱う業界が特殊だったのか、特殊な材積単位が使われた。キリ原木の長さ6尺4寸、無皮の末口の径6寸(194cm×18cm)を1玉(たま、ぎょく)1本といい、末口の径が1寸増すごとに1玉ずつ増し、6寸以下のものは1寸減ずるごとに半減する。現在では 正味材積m3で計算されている。2..丸太や木材の単位として言う場合もある。
玉引き (ぎょくひき) tally-man 寸検(帳)に木材の寸法数量などを記入すること。または検量する人。タリーマンまた、運材作業のうち玉(たま)切り材を土場まで引き出すことを玉引き(groundskidding)という。
銀閣寺垣 (ぎんかくじがき) 竹垣の一種。建仁寺(けんにんじ)垣の同類で、高さが70センチから1メーター程度の低いもの。竹の半割りを竪子(たてこ)としてこまかく並べ、上中下3本の割竹で締め、上部に玉縁(たまぶち)をのせたもの。道路との境界に利用されることが多い。
銀杏面 (ぎんなんめん) 指物細工の飾り面形の一つ。銀杏のような形に面取り加工をした面で洋間の額縁などに使われる化粧面取りの一種。
銀杏面鉋 (ぎんなんめんがんな) 外丸面鉋の下部に斜めに定規をつけて銀杏面を削る鉋。
銀杢 (ぎんもく) silver grain 木材の柾目の上に大きな髄線が帯状に現われる杢のこと。カシやナラなどの幅の広い放射組織をもつ樹脂の柾目(まさめ)面に現れる斑紋。光の加減で銀色をした輝きをもつ。ミズナラの場合には、特に「虎斑(とらふ)」と呼ばれる。