gasification of wood 木材をガス化することで、方法は1.直説法と2.間接法があり、1.は木材を乾溜炉に入れて炭化させる過程で発生するガスを採取する方法で、薪ガス発生炉があり、1300cal立方メートルが得られる。2.は木炭からガスを採取する方法で、木炭ガス発生炉があり、黒炭で823~908cal立方メートル白炭で655~907cal立方メートルである。
wood industry 木材を原料として二次、三次加工するための各種機械、技術を使って製品を生産する企業の総称である。企業種の主なものは、製材業、合板製造業、単板製造業、集成材製造業、繊維板製造業、紙、パルプ製造業、床板製造業、木材防腐加工業、木材乾燥業、木材チップ製造業などがあり、専用機械を設備して製品を生産する。
moisture content of wood 木材の全乾したときの重量に対する含有水分量の百分比。
木材欠点 (もくざいけってん)
defect of wood 樹木の欠点は2つに大別され、成長過程からあるものとして、節、曲り、割れ、あて、捩(よじ)れ。脂条(やにすじ)、金条、入皮、変色、孔、偽心材などの欠点がある。また、他から受けた損傷として、もめ、胴打ちなど伐木、造材、運材などのときに衝激を受けて起こるものに分けられる。木材の欠点は、素材の日本農林規格および製材の日本農林規格によって、それぞれ品等区分され格付されている。
発火点 (もくざいのはっかてん)
ignition point 可燃物の自然発火温度をいう。木材では330~470℃といわれる。ほとんどの木材が発火するが、スギが一番発火しやすい。古代遺跡から発掘された火おこし機が利用した材はスギが最も多く、次がヒノキ。昔はヒノキが火おこし機の材料で火の木としてヒノキの語源のようにも言われるが、現在では誤りとされている。密度(比重)の高い木材ほど引火しにくく、含水率が高い木材ほど着火が遅くなる傾向があります。
木材備蓄機構 (もくざいびちくきこう)
Japan Lumber Saving Organization 木材需給の短期的な不均衡に対応するため、木材備蓄、昭和49年10月1日、木材需給の短期的な不均衡に対応するため、木材備蓄を主軸として、需給、価格、情報の収集と提供などを行うために「財団法人、日本木材備蓄機構」として設立された。現在は日本木材総合情報センターと変わった。
木材腐朽 (もくざいふきゅう)
decay of wood 木材が腐朽菌の出す酵素により分解される現象をいう。腐朽菌が木質にまん延し、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどを分解、これを栄養源として成長し、木質部を侵食して、用材としての利用度を低下させる。
wood for bridge construction 木造橋用材には強度や耐久性の大きいことが要求される。橋脚にはマツ、ケヤキ、カラマツ、ヒノキ、スギ、ベイマツなどが用いられ、橋桁、橋台、橋板には上記樹種のほかにクリなども使われる。最近では、アフリカ産材のボンゴシなど、重くて堅い材もよく使われる。