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木の辞書・辞典

から始まる言葉

ナーサリー 
l苗床、種苗場、育苗園のこと。植物の育成場も含む。
内陣 (ないじん)
社寺の内部で、神体または本尊を安置してある奥の間。内殿ともいう。対置語として外陣(げじん)がある。
内装制限 (ないそうせいげん)
interior regulation 室内の壁と天井の仕上材を不燃科する法律で特定の建物の避難経路や火気使用室などに適用する。不燃、準不燃、難燃材料など指定された性能以上の仕上げを行う。住宅では最上階以外の以外にある台所などの火気使用室の天井と壁は準不燃材とする。
内装用合板 (ないそうようごうはん)
interior-type plywood 住宅の内装に使用される合板で普通合板のⅡ類、Ⅲ類が主として用いられる。また湿気の多いところでは耐水性の強い特殊合板を用いることもある。洋風建築の増加に伴って模様入りの布、紙張りの化粧合板の需要が伸びている。
内地材 (ないちざい)
domestic timber 外国産の輸入木材(外材)の対語。ただし、広葉樹の場合は北海道産(道材)に対して本州、四国、九州産のものを内地材という。
内地挽き (ないちびき)
sawing of imported wood 外材を原木のまま輸入し、主として港湾都市の製材業者によって製材すること。国内挽きともいい、その反対に輸出国で製材されたものを輸入した場合は本国挽き、現地挽きという。
内部割れ (ないぶわれ)
honeycomb check 木材が乾燥する時に起こる現象だが、特に人工乾燥の場合によくおきる。木材の中心部から外側に向けのワレが多いのが特徴。内部が巣が入ったように割れ、ひどいものは蜂の巣状になるので「ハニーカミング」とも呼ばれる。 乾燥初期の湿度設定が高すぎ、急激に乾燥が進み外側の乾燥度合と、乾燥の末期に内部の乾燥だ合いがことなるため、収縮に差ができて割れが入る。割れの形状によって「くし割れ」や「巣割れ」「蜂の巣割れ」などとも呼ばれる
内壁 (ないへき・うちかべ)
内部の壁。壁や塀などの内側の面のことをいい、外壁に対する言葉。「うちかべ」ということもある。室内を間仕切りする役割や、装飾により室内の雰囲気がまったく変わる。 床から1m程度の高さの内壁部分を板やタイルで仕上げた内壁を、特に「腰壁」と言う。 防カビ、防腐剤を浸透させた内装仕上材から発散される室内汚染物質が及ぼす人体への影響の点から木や紙や土など自然の材料が再評価されている。
苗腐れ (なえぐされ)
発芽直後の苗が次々に倒れる病害で土の中にいるカビが原因。種子を蒔く床には無菌の用土を使うことが大切である。赤玉土、鹿沼土、ピートモスなど。
苗床 (なえどこ)
種子をまき、発芽したての苗を育てる場所。
中板目 (なかいため)
中央に板目があり、その両端に柾目が通った板材。
仲買人 (なかがいにん)
broker 消費者と生産者との中間商人。消費者と問屋との中間商人のこと。
中鴨居 (なかがもい)
書院窓にある障子と欄間の間にある無目のことをいう。
中桁 (なかげた)
在来住宅の建物内部にある桁行方向の部材。
長崎県の木 (ながさきけんのき)
「つばき(椿)ひのき(桧)」が県の木として指定されている。
中仕工 (なかしこ)
荒仕子(あらしこ)をした木材表面や逆目(さかめ)を止めておおむね平らに仕上るために用いる鉋の仕立て方。ちゅうしこともいう。
長台鉋 (ながだいかんな)
鉋台の長さが45cmほどの鉋で、長尺材の仕上削りや板の接ぎ合せ面を削り出すために用いられる。建具や指物職がおもに用いられる。
長手 (ながて)
long side 長方形の板または枠組みの長い方の側。これに対し、短い方を妻手という。
中庭 (なかにわ)
建物に囲まれた中にある庭園の総称で、面積にかかわりなく呼ばれる点が坪庭と異なる。各方面から鑑賞でき、通風や採光に役立つ。
中抜き障子 (なかぬきしょうじ)
障子の中央部にガラス入りの額縁の入ったもの。また、紙の代わりに一部にガラスを入れたもの。
長野県の木 (ながのけんのき)
「しらかば(白樺)」が県の木として指定されている。
長ほぞ (ながほぞ)
long tenon ほぞの長さが長いもの。棟上げの時、長ほぞを利用した柱と桁の組み合わせは、筋交いを付けないでも揺れが少ないといいます。
仲間仕入 (なかましいれ)
group buying 同一地域での同一仲間、同業者からの買入れ。
長丸太 (ながまるた)
long log 電柱材のような長いまま用いる丸太。
中目 (なかめ)
中丸太の俗称。
中目材 (なかめざい)
middle class log 中丸太と同義との説もあるが、中丸太のうち比較的大きな24cm前後の直径の丸太をさす。あるいは末口(梢側、小さい径の方)がが20~28cmの丸太というのが一般的。戦後植林されたスギ、ヒノキで、この径級の材は現在のところ需要が少ない。国内の林業の将来を考えるならば、この中目材のより多くの需要や付加価値を考えないといけない。小丸太、大丸太に対する語。
長屋 (ながや)
集合住宅の一形式で、共同住宅と異なる特徴は、共同部分を持たないことである。例えば、2層の上下に住戸が重なった形式で共用の階段などがなく、それぞれ独立した出入り口を持った建物は「重層長屋」という。
流れ (ながれ)
雨の水はけのために屋根に勾配を取って、傾斜面とすること。またはその形をいう。
流れ造り (ながれづくり)
平安初期に成立した神社本殿形式のこと、屋根前面の流れが長く伸びて向拝となるものをいう。神社建築中では最も多く、京都府宇治市にある宇治上神社が最古の例。その他に苗村神社西本殿、園城寺新羅善神堂、住吉神社本殿、 神谷神社本殿などである。
流れ破風 (ながれはふ)
二つの流れ長さが異なった、招き屋根や流れ造りの社殿の屋根の側面に見られる破風。
流れ節 (ながれぶし)
spike knot 板材に現われた節の一種。節を縦方向に切断した場合の状態。樹幹に取り込まれた枝の張り出す向きに対して、角度を持たず(柾目や追柾の木取り)に製材した場合に出る、偏平に木目の流れた節。製材の日本農林規格では、節の短径の2.5倍以上あるものと規定し、材面における数、径比によって品等区分される。
名栗 (なぐり)
adz finish 柱材などを多角形に釿(ちょうな)で削目をつけた数奇屋風内装材で、擲面(なぐりづら)ともいう。クリ材を用いたところから出た名である。床柱、化粧タルキ、棹縁などに用いる。削り形には波形、竹節、形突のみの3種がある。
撲り鉋 (なぐりがんな)
際(きわ)鉋の一種で、台の角で丸面になっているもの。
長押 (なげし)
horizonal piece of timber、lintel joint 在来工法の住宅で和室で鴨居の上に取り付ける化粧の横木のこと。木の柾目を使う。昔は柱と柱をつなぐ構造材であったが、現在は和室の見栄え上のためだけに付けられる。断面は通常、三角形であるが、磨き丸太をつけることもある。機能的な目的はないのでマンションやツーバイフォー工法住宅の和室にはつけないことが多い。
長押挽き (なげしびき)
角材を長押状(台形状)に製材すること。旧JAS(日本農林規格)の製材区分の斜面材のこと。文字どおり内法(うちのり)長押に用いる台形断面の板をいい、屋根の軒(のき)や螻羽(けらば)の淀(よど)や上り淀としても用いられる。南京(なんきん)下見板張りの場合に、仕上げ面積の割に材積が減らせ、かつては見かけたが最近では少ない。
長押蓋 (なげしぶた)
台形に長押挽きされた内法長押の上部と壁仕上げとの間にできる隙間をふさぐために、長押の上部内側にはめられる小板のこと。
ナショナル・トラスト 
 身近な動植物の生息地や都市近郊に残された緑地などを、寄付金などをもとに住民自らの手で買い取って保全していこうとする自然保護活動のこと。この活動はイギリスが発祥の地とされている。
鉈 (なた)
木材を繊維方向に打ち割ったり、木杭などの先削りをする道具。薪を割るのに利用する。
雪崩防止林 (なだれぼうしりん)
avalanche prevention forest 保安林の一種で、なだれの原因となる雪庇の発生を防ぐことによりなだれの発生を防止し、または発生したなだれによる被害を防止、軽減するための森林のこと。樹種は北海道ではトドマツ、カラマツが、本州ではカラマツ、アカマツ、ヒノキ、ニセアカシアなどが用いられる。
棗 (なつめ)
茶道具の一つで、薄茶器の代表的な形。普通は黒漆塗り、利休形中棗が基本で、平棗、小棗、大棗がある。棗の実に形が似ていることからの名称。
斜め打ち (ななめうち)
釘を使い、2つの木製部材を結合するときの釘の打ちかたの方法。
生材 (なまざい)
1.green wood 製品となった木材だが未乾燥の木材のと。2.伐採直後の水分量の多い状態の丸太をいう。針葉樹では含水率が100%を超えることもある。3.加工していない鉄筋や鋼材をいう。
生材含水率 (なまざいがんすいりつ)
green moisture content 木材の生の状態での含水率。
並板 (なみいた)
等級の普通のもの、無節、小節、上小節などを除いた木材。
並木 (なみき)
roadside tree 街路樹のこと。
波釘 (なみくぎ)
corrugated nail 2つの材を接合するために、その間に打ち付ける幅のある薄い波形板の釘。
涙箸 (なみだばし)
箸を使ううえでのマナー、タブー用語。箸の先から汁物などの汁をぽたぽたと落とすこと。
舐める (なめる)
1.丁寧に軽く削って仕上ること。加工物または材料の表面に生じた欠点部分を、全体を薄く削りとる(挽くこともある)ようにして仕上げること。「汚れを鉋で一舐めする」などという。2.仕事や人を馬鹿にしてかかり、みくびること。
奈良県の木 (ならけんのき)
「よしのすぎ(吉野杉)」が県の木として指定されている。
軟質繊維板 (なんしつせんいばん)
insulation fiber board 食物繊維を主な原料にして結合剤を添加し、熱圧成型した板で、JIS規格による比重は0.4未満のもの。建築物の内装、家具類に用いられる。
難燃合板 (なんねんごうはん)
fire-retarding plywood、slow burning plywood  木材の中に防火性の難薬剤を浸透させて難燃加工したもの。薬剤処置方法は 1.原木のときにする 2.単板のときにする 3.接着剤に防火薬剤を混ぜる 4.合板のときに注入する、などの4つの加工方法がある。薬剤処理難燃合板のほかに、合板の表面に難燃性の塗料を塗布したり、アスベスト材やアルミ箔などの不燃性あるいは難燃性の材料を積層した難燃合板もある。
難燃剤 (なんねんざい)
fire-retarding chemical 木材に耐火性を加えて難燃化する化学薬品のことで、材料の着火、火災伝播、発熱、発煙性などを抑制し、阻止する薬剤。木材が燃焼する危険温度は260℃で、木材防火の基準温度としている。350℃~450℃で自然着火する。難燃剤は木材の温度上昇を抑制する機能を持っており、アンモニウム塩、塩化パラフィン、有機リン化合物、リン酸塩、ホスホリルクロリドなどが用いられる。
南部赤松 (なんぶあかまつ)
Nanbu red pine 岩手県の木に選定されている。
南洋材 (なんようざい)
south sea timber : tropical wood 林野庁では、マレーシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ブルネイ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、の7ヵ国から輸入された丸太及び製材品をさしていて、オーストラリア材、ニュージーランド材は南洋材とは言わない。樹種ではフィリピン産のラワン類、インドネシアのメンランティ、マレーシアのアピトン、カプールなど。タイ、ビルマ等からのチーク、紫檀、黒檀などの唐木銘木類も含まれる場合もある。針葉樹ではアガチスがその代表的なものである

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