v11.0
て から始まる言葉
手当り框 (てあたりがまち) 建具で、手掛け金物、引き手、取手のつく縦框。
ティアグレーン teargrain 木材の切削で繊維が裂け割れること。
低圧メラミン樹脂化粧版 (ていあつメラミンじゅしけしょうばん) low pressure melamine resin laminate メラミン樹脂含浸紙などを合板などの表面に置いて熱圧した二次加工製品。木質材料を心板に使用しているので、圧力は1~1。5MPaとし、130~140℃、10~15分熱圧する。
停止木 (ていしぼく) 18世紀に尾張藩が、木曽の良質材を管理するために伐採を禁じた、ヒノキ、アスナロ、マキ、サワラ、ネズコ、ケヤキの6種類の樹種をいう。「禁木」ともいい、最後に伐採禁止に指定されたケヤキを除いた5種の樹を「木曽五木」とも呼んでいる。現在では良質材とほぼ同義となっている。
定尺 (ていしゃく) standard size 標準寸法の製材品のこと。木材の断面寸法や長さ、合板やボード類の厚さや大きさなどが標準寸法のもの。
定尺幅 (ていじゃくはば) あらかじめ標準的な幅が定められたもの。JAS 日本農林規格 の板類では、12cmから30cmまで3㎝刻みで規格が用意されている。30cmを超える板は注文で挽いてもらうようになり、在庫で乾燥状態の良い材料があるか、あらかじめ確認しておくと良い。
定植 (ていしょく) 1.育苗のための床やポット苗したものを、最終的に植える花壇やコンテナなどに植え替えること。本植ともいう。2.植え込んだ植物が確実に取付いた状態。
手板 (ていた) test plate of coating 塗装の試塗をする板で、塗装の見本板のこと。
低木 (ていぼく) shrub 厳密な定義は存在せず、文献によりまちまちだが、比較的樹高の低い樹木で、一般的には樹高5m以下もしくは3m以下の木のことを指す。「潅木(かんぼく)」ともいい、植栽の下層空間を占めて高木(こうぼく)の前付け、中木(ちゅうぼく)の根元回りなどに配植される。継げ、サツキ、キャラボク、イブキ、マサキ、トラベ、ドウダンツツジ、コデマリ、ニシキギなどを垣根に利用されるものも多い。
低林 (ていりん) low forest 薪炭材の生産を主とした森林。萌芽更新で成立し、樹高が高くなる前に、低い輪伐期で主伐される。→高林
ティンバー Timber 各国によって使い方がことなる。立木にも使う場合もある。 。最小寸法が5インチ以上の製材。イギリス、オーストラリアではサイズの大小に関係なく、すべての製材品が対象。
ティンバーフレーム工法 (ティンバーフレームこうほう) tiber framing 木骨軸組工法。ログ(log)が丸太、ランバー(lumber)が規格木材に対し、ティンバー(timber)はその中間の太い挽き立て材の意味。イギリスのハーフティンバーや欧州の各地に残る古い木造の町家や農家にその原型を見ることができる。柱と梁の接合部には、ボルトや金物を用いずに日本の仕口(しぐち)に酷似したほぞ穴とほぞを用いる。13~17世紀にドイツ、イギリスに現れた。日本の民家もほぼ同時期。アメリカには1974年頃からこの工法を復活させた大工が700~800人の団体を組織し事業化に成功している。
ティンバーランド 木生産が年間、1エーカー当り20立方フィート以上を生産することの出来る天然林がある場所をさす。
テーパー Teper 丸太の末口と元口の差。
テーパーピン taper pin 先細になっている鋼製の小径丸棒。機械部品の取付け位置決めなどに用いる。
テーピング taping 2枚の単板を突き合わせて粘着テープで止めること。合板の心板、裏板の幅矧ぎに用いられる。テープは一般に薄い紙で片面に糊を塗布してある。穴あきテープもある。
テーブル (テーブル) table 1.家具類の卓子。 2.機械類で加工材をのせる定盤。 3.統計的な数表。
手押し鉋盤 (ておしかんなばん) hand feed surfacer、hand feed planerまたはleveling planer 水平の鉋胴の前後にテーブルを備え、加工材を手で送って削る機械。まっすぐな面を削ることを目的とし、板材などのむらを削って基準面をつくるために用いれば、むら取り盤(leveling planer)、板材の木端を削って矧合せ面をつくればジョインター(jointer)と呼ばれる。また、水平鉋胴と垂直鉋胴の二つを備えた直角削り鉋盤(squaring planer)もある。鉋胴の有効最大切削幅で機械の大きさを表わしている。
手押し車 (ておしぐるま) hand truck 工場内で、材料や部品を積んで押して運ぶ車。
手斧 (ておの)
hatchet、axe なた(鉈)や小さいまさかり(鉞)のように片手で用いる斧。
手掛け (てかけ) 戸、引出しなどの開閉のために指をかける部分。金物であることが多い。
手加工 (てかこう) hand workまたはhand craft 機械を用いないで、すべて手で工具を利用してする仕事。
適材適所 (てきざいてきしょ) 建築にあっては、その場所に適した材料を選択し用いるといった意味。どういった判断基準によって適材であるかを見極めるのかは、詳細な検証の積上げであったり、豊富な経験によって裏付けられる場合が多い。
適正伐期 (てきせいばっき) normal cutting period 森林生産が継続、再生産できることを目的として法律に定められた樹齢に基づいて伐採すること。森林法ではⅠ齢級を1年~5年生とし、樹種、地域によって標準伐期齢を定めるている。
適地 (テキチ) 植物の生育に理想的な土地。
適地適木 (てきちてきぼく) right tree on right site 人工林を仕立てる場合、または林種を転換して収穫量を上げるために、その土壌に最も適した樹種を選んで植林することをいう。そのため国の林業試験場、地方庁の林業試験場等で適地、適木の調査研究が続けられている。主な造林樹種の適地を判定する簡便な適木選定表が作られている。
手錐 (てぎり) gimlet 手でもんで穴をあける錐のこと。T字形をした木工用の錐(きり)。「ギムネ」ともいう。
手順 (てじゅん) process 仕事をするときの順序、段取り。
手摺 (てすり) 階段やバルコニー等の高いところで体を支えるために手を添え、あるいはつかまる、水平または斜め部材。階段での転倒防止や高齢者の上がり下りの補助ようぐとして設ける。また、手すりの握りやすさは直径40mm位だが、形状は円筒だけ出なく、握りやすさを考えるといろいろある。→おどりば
手摺子 (てすりこ) 手すりを支える部材。一般的には細い防状の部材を竪格子の状態に配置して手すりを支える。面材で手すりを設けた場合は、「めくら手すり」という。
テックス texまたはtextile 元来は、織物またはその原料であるが、パルプかすなどを圧搾してつくった繊維板の総称。一般には、軟質のセミハードボードをいう。天井などに用いる。
鉄道防雪林 (てつどうぼうせつりん) snowbreakage along railways 保安林の一種。降雪地帯の鉄道沿線に植林して吹雪による積雪から鉄道を護る役目をする森林。飛雪量は風の進路が水平的であるところから沿線の両側に帯状に植栽することによって目的を果たすことができる。
テノン tenon ほぞ。
手曲り鋸 (てまがりのこ) 江戸時代に現れた鋸の一つで、鋸の柄が歯道 はみち 側に曲っているものをいう。伐木用の横挽きのものと、前引きなど縦挽きに用いられるものがある。
手待ち (てまち) 材料はそろっているが人手がない、人手はあるが材料が手配できない、先の仕事が完了しないと次の仕事にかかれないといった状態で仕事を中断していること。現場ではしばしば起こりうるため、工事の工程をふまえて各職方との段取りが重要となる。大工にとって手待ちは最も嫌うことで、保証を要求することもある。
手元 (てもと) 大工などの専門職の補助的作業を行う作業員。
手許箪笥 (てもとたんす) 普段生活する部屋の身近に置かれ、手紙、印判、金銭、装身具など、貴重品から身の回りの小物などを入れた小型の箪笥。どちらかと言えば高級品を指し、中、低級品は用箪笥という
テラス rerracc(仏) 建物に取付いた外部の平坦な部分をいう。ダイニングやリビングから直接出入りできるようにした、庭先に向いた広めのバルコニーのこと。タイルや舗装などで施工する場合がおおかった。最近ではウッドデッキの方が人気ある。
テラスハウス ツーバーイフォー工法で、有名になった。隣り合う住戸と壁で仕切られた連棟式住宅。通常は基礎は別々にする。敷地の権利状態によって分類される。
照り葉 (てりは) 葉の表皮に毛が少なく、革質で光沢のある常緑広葉樹の葉。ツバキやシイなどの葉。
テレビン油 (テレビンゆ) turpentine oil まつ科の樹木の樹脂を蒸留してつくった揮発性の油。油ワニスなどの溶剤として用いる。「ターペンタイン油」または「松根油」などという。
天板 (てんいた) top board 机、テーブル、家具等の一番上の板のこと。甲板(こうはん、こういた)とも呼ぶ。和室の場合、床の間の畳と高さが同じレベルの板を地板と呼び、その横にある地袋については高さは地板と同じレベルにあっても、地袋の底は底板となり、地袋の上の板は天板となる。さらに和室の縁側に張っている板は一番低い位置にあるものの縁側の板としては一番上にあるので、縁甲板(えんこいた。つまり縁側の甲板)と呼ぶ。
添加物 (てんかぶつ) addition 材料の特性改良のために加えられる物質の総称。プラスチックの場合、可塑 かそ 剤、充てん剤、安定剤、発泡剤などがこれである。
天乾 (てんかん) 天然乾燥の略語。
天井 (てんじょう) 室内空間の上部を構成する部位の総称で、床組や小屋組を隠すために張るものであるが、化粧屋根裏天井などのように、小屋組や屋根の材料をそのまま見せて天井とする場合もある。
天井板 (てんじょういた) ceiling board 天井用につくられた板類。とくに和風室内の天井板には、主として杉の赤身の柾目または杢目の薄板が用いられ、秋田杉、吉野杉などが賞用される。スギを用いることが多いが、豪壮な格天井にはケヤキ、クス等の広葉樹が用いられ、棹、縁天井には柾目、板目のスギが用いられる。最近では、素材薄板より化粧単板を張合せたものがが多く用いられる。薄物合板の表面に0。2-3mm厚程度のスギのスライスド単板を張っている。
天井下地 (てんじょうしたじ) 天井の仕上げを塗装や紙張りや左官塗り仕上げとする場合の下地のことで、プラスターボードやラスボードが使用されることが多い。防火性能を要求される場合は、不燃下地の種類、厚み、構造、防火認定番号などを調べて用いる必要がある。
天井高 (てんじょうだか) 床の仕上げ面から天井下端までの高さをいい、一室で部分的に天井の高さが異なる場合は、その平均の高さを指す。和室の天井の高さを決める目安として、天井高=内法 うちのり 高+小壁 畳数ばつ0。3尺 という算定式もあるが、部屋の空間的なバランスが重要である。建築基準法では、居室の天井高は210cm以上と規定されている。
天井吊り木 (てんじょうつりぎ) 天井を支える部材の一つで、野縁、格縁(ごうふち)や竿縁(さおぶち)と吊り木受けをつなぐもの。普通「吊り木」という。
天井長押 (てんじょうなげし) 天井の回り縁を二重にする場合、上縁の下に接して取り付けられる部材。
天井貫 (てんじょうぬき) 軸組に入れる貫のうち、天井の回り縁あたりに位置する貫をいう。
天井伏せ図 (てんじょうぶせず) 天井に関係する部材を書き込んだ伏図。天井仕上げ材の割付け、下地材の位置、照明器具、冷暖房や換気扇の器具の配置を指示するために作製する。
天井起り (てんじょうむくり) 天井は平に張ると目の錯覚でたれ下がって見えることを考慮して、天井中央分を1100~1200吊り上げ気味に納めること。八畳間の中央で24mm程度上げるとよいとされている。
テンション tension 引張り、張力ということであるが、とくに丸鋸の腰入れのことをいう。
展即 (てんそく) 「展示即売会」の略称。木材、建材のメーカー、問屋が商品を会場に展示し、顧客を呼んで販売する。新商品のPR、売上の確保といったねらいがあるが、最近の住宅産業の景気停滞で売り上げが見込みにくく、会場使用料や来場者に対する景品等のサービスにかかる経費、労力に見合う効果が期待できないことから、開催を見送るケースも増えている。一般に春 2-4月 と秋 8-10月 に行われることが多い。
天地 (てんち) 上下のこと。
天然下種更新 (てんねんかしゅこうしん) regeneration by natural seedings 天然下種により後継の森林を育成する方法をいう。1.上方天然下種更新。2.側方天然下種更新の2つがあり、1.は種子を落とす母樹が更新地の上方に点在している場合、 2.は母樹が更新地の側方にあって風力を利用して種子を散らす場合である。
天然更新 (てんねんこうしん) natural regeneration 植林等人の力ではなく、自然に、あるいは天然の力によって次の世代の樹木を発生させること。つまり、母樹や樹木が種を地表に落としたり、風に運ばれたりしたものが、発芽して稚樹となり生育することをいう。木の根から発芽する場合もある。また状況によってはササ類の除去等をすることもあるが、これも天然更新の中に含まれる。
天然樹脂 (てんねんじゅし) natural resin 動植物の自然的な生理、病理作用によって分泌生成された物質。合成樹脂の対語。こはく、コーパル、カナダバルサム、ダンマー、セラックなどの種類がある。
天然杉 (てんねんすぎ) 自然に実生で生育したスギ。建築用材としては造林木に比べ、年輪が比較的均等で緻密であり、未成熟な部分や節は少なく、心材部分が大きい。幼、若齢期に高密度で日当たりも悪い等の厳しい条件により、生育が押さえられる事が主な原因である。
天然生林 (てんねんせいりん) 自然にできた森林で、そしてその森林には注目注意するがありのままに自然の力を活用し天然更新がなされ、結果保全・管理されている森林のこと。
天秤 (てんびん) balance 捧の中心を支え、左右に物体を吊るし、捧の傾きで物体間の重量を量る用具。
天秤梁 (てんびんばり) 1.土蔵の地棟 じむね を受ける梁で、両端を柱で支え、中央に地棟をのせたもの。 2.天秤がバランスするように、支点から両側に腕を延ばした梁をいう。その先端には出し桁などを架け渡す。
天秤捧 (てんびんぼう) 両端に重量物を吊り下げて肩でかつぐ捧。弾力性があり、強い木が必要で樫などを用いる。
天袋 (てんぶくろ) 1.和室の押入れの上部に設置されている収納スペースのこと。扉や引戸付きのもの。家具ではユニット式壁面家具などの上部に取付けた(又は置く)戸棚のことを言う。2.床の間脇の最上部に設けられた戸棚。その反対の下方、床に接したものを地袋という。
天竜材 (てんりゅうざい) Tenryu timber 天竜川とその支流流地域一帯の森林から生産される木材のこと。主としてスギ、ヒノキの人工林から生産される。伐期は35~40年と短かく、小角材、貫板が中心である。
出合い框 (であいかまち) rail meeting (であいがまちともいう)1.引き違い戸や上げ下げ窓を閉めたときに重なる框部分。2.両開き戸や引き分け戸の召し合せ部分。3.畳職人の用語で、畳の短辺(框という)同士が接する部分を指す。
出合い縁 (であいふち) frame meeting 引き違いのふすまなどを閉じたときに2つの襖が向かい合って重なる部分・縁のこと。
DIY (でィあいわい) Do-It-Youselfの略である。住まいの関連商品すべてを指すのがDIYの国際定義とされている。昭和52年に日本DIY協会が設立された。全国のホームセンターも会員になっている。現在では日曜大工以外に衣食住全般のショッピングセンターになっている。コロナ禍の初期では自宅でDIYをする人が一機に増加した。この言葉の元々の起源は第2次大戦後、物資や職人不足から住まいの手入れは自分の手でとイギリスで発生した社会運動の一つである。
デスパッチマネー
dispatch money 輸入材に関する貿易用語でデマレージの反対用語
輸入材に関する貿易用語 demurrage 木材船は大型の商業輸送装置で携わる人も多い。非常にコストがかかる運搬方法になり、また年間に何回積み地と日本の港を往復できるかで船のフレート(契約運賃)が変わってくる。一旦決めた運賃でも、現地で積荷待ちやストライキ、その他事情で積み込み完了の日が伸びた場合、船会社は大きな損失を被る。しの反対に
予定日数より早く貨物の船積み、陸揚げが完了したとき、船主から買い付け商社などに対して短くなった日数に応じて支払われる料金。日数節約ボーナス。ディスパッチの金額は通常、滞船料の50%である。デスパッチやデマレージの計算は商社が行うが、これを「デスデマ計算」という。
DNA (でーえぬえー) デオキシリボ核酸。核酸の中で糖の部分がデオキシリボーズのもの。遺伝的な情報の担い手となる物質で、2重ラセン構造をしている。
出石 (でこく) overrun 一般に送状材の材積と通関上の材積とは一致しないことが多い。日本と輸出国との材積計算方法が異なるからで、南洋材、米材の場合は通関材積の方が多い。一定の傾向があり、これをコストに反映させている。これを出石という。しかしこれを悪用して、木材船の運賃を安くしたりする商社担当者や現地シッパーなどもいた。
デスデマ計算 (デスデマけいさん) 木材輸入をする時の木材船に関係する費用の一種で、運賃とは別の計算方法。船が予定より滞船日数が伸びた場合は滞船延滞料(デマレージ・demurrag)として支払い、予定日数より早く出航した場合は日数節約ボーナス(デスパッチ・dispatch)として計算される。普通滞船延滞料はデスパッチの2倍で、例えば米材船では1日当たり9千ドルから1万ドルと思われる。
木材船1隻ごとにシートに必要項目と計算結果を記入することをいう。
デッキの工法 (デッキのこうほう) デッキの工法には大きく分けて、アメリカ工法(カナダも同様)、DIY方式(日本の場合)、プロ方式(日本の場合)の3つの方法があり、それぞれに次ぎの特徴がある。アメリカ工法は、基礎が数が少なくて済む。例えば6畳程度のデッキを作ると日本では16ヶ所の基礎が必要であるが、アメリカ式であればそれが2ヶ所ですむ。又、手摺が後で簡単に取り付けることができるのでプロも一般の人も同じ工法を採用している。欠点は地面からリビングまでの高さのあるアメリカやカナダの家には適合しているが、日本の通常の住宅であれば高さが不足して設置することができないことが多い。日本版DIY方式はDIYの教則本に掲載されている方法であり、ホームセンターでも推奨されている方法であるが、アメリカ方式を日本でも適用できるようにしたもので、デッキ本体を一般の方でも組み立てができ、使用する木材のサイズも2種類だけと言う簡便な工法である。しかし手摺を取り付ける場合は基礎の段階でそのことを計算に入れて構造を組む必要があり、最初間違えると後で修正がきかない。又、手摺の柱の部分を床板を一枚ずつ欠け込みをしなければならないので、手摺がある場合は、現実,的には一般の人にはかなり困難な工法である。日本のプロ方式は、大手のエクステリアメーカーが採用している方式で部材の加工は一般の方には難しいが、あらかじめプレカットされていれば、一般の方には最も作りやすい方法である。しかし手摺の取り付けについては、取り付け方法が特殊な取り付け方法をするか、専用の金物を別注製作するかの必要があり、大手のメーカーでしか扱うことができない
デマレージ (でまれーじ) demurrage 滞船料のこと。輸入材に関する貿易用語でデスパッチの反対用語 木材船は大型の商業輸送装置で携わる人も多い。非常にコストがかかる運搬方法になり、また年間に何回積み地と日本の港を往復できるかで船のフレート(契約運賃)が変わってくる。一旦決めた運賃でも、現地で積荷待ちやストライキ、その他事情で積み込み完了の日が伸びた場合、船会社は大きな損失を被る。その損失を補填いるのがデマレージ(延滞金)で木材の輸入商社が船会社に支払。米材船で1日当たり9千ドルから1万ドルと思われる。