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木の辞書・辞典

から始まる言葉

地域材ブランド化事業 (ちいきざい)
平成4年度から実施している林野庁の補助事業。戦後造林された造林木が伐期に達しつつある中で、素材段階では差別化出来ない地域材の供給量が大幅に増えると見込まれている。このため乾燥等一定の品質を確保した製品を「地域材ブランド」として確立し、他の製品との差別化を図り、産地間競争を通じて評価の確立を図り、消費地での需要拡大を図ることが目的。[
地域森林計画 (ちいきしんりんけいかく)
regional forest plan 全国森林計画での目標及び基準をもとに、森林の基本的事項について、その地域の諸条件にあった具体的計画としてつくるもの。都道府県知事が民有林について流域地域こどの森林計画を5年ごとに10年を1期として計画を作成する。
地域優良木造住宅 (ちいきゆうりょうもくぞうじゅうたく)
qualified wooden housing 都道府県が建設大臣の承認を得て定める建設基準に適合した木造住宅。住宅金融公庫の割増融資制度が受けられる。
チークオイル
teak oil 亜麻仁油を主体にしたオイルフィニッシュ用塗料。とくにチークに用いて効果がある。独特の臭いがあるが乾くと匂わなくなる。
チェーンソー
chain saw 鋸歯のついたチェーンを高速回転させて立木や木材を切断する動力鋸。、携帯式のものが多く、樹木の伐採、丸太の玉切りなどには、ガソリン発動機で駆動させて用いる。騒音が大きいのと、振動による、職業病が問題になる場合もある。電気を利用するものもある。ログハウス用のログカットの場合は、電動ではできない。
チェスト
chest chestは胸部を意味し、高さがせいぜい胸までの小型の整理タンスや収納箱を指す。
チェック・プライス
check price 抑制価格、輸出品の価格が制限以上に上がるが下がる場合、これを抑制するため法律で定められた制限価格。フロアー、プライスともいう。また出血輸出になって国民経済に損失を招くのを防ぐねらいもある。
違い箸 (ちがいばし)
箸を使ううえでのマナー、タブー用語。種類や材質がことなる箸を一対にして使うこと。
力枝 (ちからえだ)
largest spreading branch 樹幹の最も大きい枝。力枝はその下にある弱小な枝を追い越して成長し、また、力枝の上層にあり日光をより多く受けている枝より成長がよい。枝打ちの場合、力枝より下の枝を切るのが一般的であが、節のない幹をつくるためには切った方がよいとも言われる。
力垂木 (ちからだるき)
寺院建築鋸や組で、構造材として用いられるせいの高い垂木。二軒の場合に、地垂木や飛檐垂木は、化粧的名者なので、木負や茅負を支える力はほとんどないため、力垂木に構造的には頼っている。
力貫 (ちからぬき)
床脇の違い棚や天板、地手多などが下がらないように、小穴に差し込んで持たせるための下地貫のことをいう。土壁下地の貫に比べて断面は大きいものを使用する。
力根太 (ちからねだ)
普通の根太間に入れる断面の大きな根太。床の自重や積載荷重に対しての補強のため。
千木 (ちぎ)
古代の建築で、きりむねの端の材木を棟のかどから、組み合わせて空に突き出したもの。今の神社建築にみられる千木はその名残を装飾化したものである。
治山 (ちさん)
forest conservation 荒廃山地などの復旧や森林の維持や造成を通して水資源の確保、土砂流出などの災害防止を行い、国土の保全を図ること。公共事業として農林水産省が森林法に基づき治山事業を行っている。
治水 (ちすい)
flood control  洪水による災害を防ぎ、かんがい用水などの利水を図ること。森林は降水を貯留して徐々に河川に放出する機能をもっているため、その整備は治水上欠かせない。
智頭林業 (ちずりんぎょう)
Chizu forestry 鳥取県の千代川上流、八頭郡智頭町周辺に古くから(約350年前)行われてきたスギを主とする林業地。樽丸材の生産を目的としたため、無節で年輪幅の密な材をつくるため、間伐を制限、枝打ちを繰り返す独特の60~80年の長伐期の保育法が伝えられている。最近は建築用材の生産も活発となり、伐期も短くなっている。[
縮杢 (ちぢみもく)
crepegrain 木目が波状に縮んでしわがよったように見える杢。縮緬杢(ちりめんもく)、波状杢(はじょうもく)とも言う。また、バイオリンなど弦楽器の甲板に重用されたことから「バイオリン杢」とも言う。栃(とち)、シカモア、カエデ類によく現れる
縮れ杢 (ちぢれもく)
curly grain 板面に無数の渦巻き状の模様のあらわれたものをいう。タモ、トチ、カエデ、ホオノキ、ケヤキなどでみられる。「鳥眼杢」「玉杢」「ぶどう杢」などともいう。
チッパー
chipper 木材などを細かな削りくずにする機械。パルプ、紙、繊維板、または削片板の原材料に用いるチップを製造する機械。    丸太や廃材からボード用のチップにする機械。種々の形式のものがあり、刃数も4~12枚まである。 木材などを細かな削りくずにする機械のこと。パーティクル ボードなどの材料として削片(チップ)をつくるのに用いたり、あるいは木取り作業で出た残材、端材を焼却処理しやすいようにするために用いたりする。
チップ
 1.chip;切る、削る、木端にする、2. 切れはし、木片、木端。パルプ製造のための原料となる木材の小片。パルプやファイバーボード用チップの形状は長さ10~30mm、厚さ3~5mm程度のものであるが、パーティクルボード用としては種々のものがあり、さらにフレーカーによりパーティクル用原料とする。 3.tip;先端、てっぺん、あるいは先端につける、かぶせるの意。
チップ・アンド・ソー
一本の丸太から製材とチップを同時に生産することが出来る機械。丸太の外側の部分をチップとして取り去り、残った角材の部分から決められた規格製材を生産する。
チップソー
chip saw 超硬丸鋸。超硬合金のチップを刃先にろう接して切れ刃とした丸鋸。木材に限らず石膏ボードや有海板、プラスチック形材料の切断にも用いられる。
千葉県の木 (ちばけんのき)
「いぬまき(狗槙)」が県の木として指定されている。
チャート
chart 図表、または図表を作成すること。
着駅ホーム渡し (ちゃくえきほーむわたし)
delivery on rail at last station 一般貨物や木材の鉄道輸送時、発駅ホームの積込費、運賃、保険、着駅での荷卸し賃等一切を売主が負担すること。
虫えい (ちゅうえい)
「虫コブ」ともいう。葉や枝の一部に、虫が寄生してできるコブのこと。ゴール。大きさは数ミリから数センチまで様々。特定の植物に特定の虫(ハチ、ハエ、アブラムシなど)が寄生する場合が多く、「イスノキの虫コブは有名。
中京間 (ちゅうきょうま)
中間(なかま)の通称名。
中空合板 (ちゅうくうごうはん)
frame core flush panel 枠を組んで表裏に板を張った、中が空洞(くうどう)の合板。「太鼓(たいこ)張り」ともいう。
中山間地域 (ちゅうさんかんちいき)
地域区分のひとつ。平野の外縁部から山間地にかけての地域で、山林や傾斜地が多く、過疎化・高齢化が進んでいる。日本の国土面積の約7割を占めている。
中仕工鉋 (ちゅうしこがんな)
板材などをまっ平らに削るための手鉋。中仕上げ鉋。
中芯材 (ちゅうしんざい)
両面に合板類を貼ったラッシュパネル類の下地をいう。木材を格子状に組んだもの。他にはパーティクルボード、MDFなどの木質ボード類を用いたり、LVLなどの加工木材を下地として利用することもある。
中貫 (ちゅうぬき)
median strip 小幅板(厚さ3cm未満、幅12cm未満)のうち厚さ1.5cm、幅8cm、長さ3.6mの製材品を建築材料として用いるときの市場名。
虫媒花 (ちゅうばいか)
昆虫によって花粉が運搬される花をいう。花粉の表面は、虫の体にくっつきやすいように、風媒花 ふうばいか に比べて複雑な形態になっている。
中丸太 (ちゅうまるた)
median log 製材の素材となる丸太で、径級が14cm以上30cm未満の丸太。中目丸太ともいう。
注文加工材 (ちゅうもんかこうざい)
材種や等級、寸法、形状、長さなどをあつらえた製材品のこと。注文を受けて加工するので、規格の製材品よりどうしても割高になる。ときには、乾燥状態が不十分な場合があるので、特別な事情がない限り、規格品を考えたほうが無難である。
注文住宅 (ちゅうもんじゅうたく)
施主から依頼を受け、その要望に建てる住宅。要望に対しては設計および施工において、細やかな対応が可能となる。→たてうりじゅうたく
中油性ワニス (ちゅうゆせいワニス)
middle oil varnish 樹脂分100に対して乾性油分が80~150のワニス。「内部用ワニス」とも呼ばれる。コーパル ワニスなどをいう。
潮害防備林 (ちょうがいぼうびりん)
tide water prevention forest 保安林の一種である。樹林帯により津波、高潮のエネルギーを減殺しまたは枝葉などによる空中塩分の捕捉作用により後背地の農地、家屋などを守るための森林。
鳥眼杢 (ちょうがんもく)
birdseyegrain、bird's eye grain 板にある小鳥の目のような小いさな円形の模様のこと。 北米カナダのカエデに多く見られる杢目です。カエデ類であれば、バーズアイメープルとも呼ばれます。ヨーロッパのシカモアやシナ系統に見られる事があります。樹木が川周辺や水気の多い地帯の木に多いと言われます。 加工する際に杢目で欠けたり、弾けたりすることがあるので、注意が必要です、業界では木材全体に鳥眼杢が拡がるほど高級銘木となります。
調整束 (ちょうせいつか)
中川木材産業の開発した組み立て式ウッドデッキの部品名。ウッドデッキをご自分で製作した多くの方が「基礎からデッキ高さ調整までの過程が一番大変だった」と言われます。そこで、開発したものが簡単に床板の水平が調整ができる束の開発です。 特許調整束の開発と部材化により簡単に水平をあわせることが出来るようになりました。この束の採用こそが、束石を厳密に設置しないでもかまわない理由です。微妙な調整も本当に簡単です。ウッドデッキづくりで最も多くのエネルギーと時間が掛かる工程が簡単にできてしまうのです。写真はアマゾンジャラの調整束 拡大できます。
調帯 (ちょうたい)
belt ベルトの意味
調達方針 (ちょうたつほうしん)
WWFジャパンが公表している、林産物調達チェックリスト用語では、下記のように記載されている。自社よりも流通経路の上流にあるいずれかの組織が対外的に公表している、林産物の調達方針あるいは同様の文書。
釿始め (ちょうなはじめ)
手斧始めとも書く。 1.工匠が木工事を始める前に行う建築儀式の一つで、平安時代に始まるといわれる。現代でも社寺建築などの工事で行われる。木造り作業の流れを儀式化し、鋸 のこぎり の儀、隅矩 すみかね の儀、黒打ちの儀、木返しの儀、釘打ちは御木の元口、末口、中央それぞれ3個所に行う。ちなみに清鉋の儀には、槍鉋が用いられた。 2.新年の仕事始めの儀式として、木工匠の間で行われる年中行事の一つ。陰暦の正月5日に行われてきた。
帳場 (ちょうば)
front desk 販売、会計などをする事務所。
長伐期施業 (チョウバッキシギョウ)
森林がもつ公益的機能の維持増進、太い材の生産等を目的として主伐の時期を通常より長期化する施業。森林法では標準伐期齢のおおむね2倍に相当する木の年齢林齢において主伐を行う施業と定めている。例えばスギの場合40年程度のものを約2倍以上の木の年齢で伐採するようにしている。また全国森林計画でも通常施業の主伐期の材積を常に維持した間伐を行い、標準伐期齢のおおむね2倍に達するまで主伐を行わないこととしている。
丁張り (ちょうばり)
土木工事で用いられる遣方(やりかた)のこと。掘削や盛土などの土工事、石積みの擁壁工事、住宅の基礎工事の前になどで、中心線や水平線を設定するため、杭と胴縁や小幅板などでつくられる簡易仮設構築物や作業のこと。
直材 (ちょくざい)
right wood 曲材に対する語。製材木取りに際し、無駄のない鋸挽きのできる良材。
直定規 (ちょくじょうぎ)
straight edgeまたはstretcher 直線を引くのに用いる板状の細長い定規。木製、竹製、鉄製、ステンレス製などがある。金属製の精密直線定規は、機械テーブルなどの精度測定に用いる。「ストレッチャー」または「ストレッチ」ともいう。
貯木場 (ちょぼくじょう)
timber yard、log pond  木材流通過程において森林から伐木造材された原木が、市場に細分出荷される前に素材業者(国有林を含む)または製材業者によって貯材される場所のこと。貯木場には陸上の広場に椪積(はえづみ)=棧積する陸上貯木場と貯木池、堀に水中貯材する水中貯木場がある。「土場(どば)」のほうが通がよい。
貯木池 (ちょぼくち)
timber basin 周囲に防波堤用の囲いをつくり、その中に原木を貯える水面貯木場のこと。貿易上では外国産木材の保税倉庫に利用される。面積の節約から材を何段かに積み重ねることもある。これをサンダル積み(棧積み)という。
チンキング材 (ちんきんぐざい)
Chinking ログハウス用語で、ログの隙間を詰める材料。土、漆喰、コーキングなど。
賃挽工場 (ちんびきこうじょう)
job sawing works 自らが原木を仕入、製材や加工し販売するのではなく、原木所有者の依頼で製材や加工し、その加工費用収入で工場を経営する方式。一定のニーズはあるものの賃挽専門工場は少ない。
沈木 (ちんぼく)
sinking wood 水に漬けたとき比重が大きいために沈む木材。また沈んだ木材。比重が1.0以上のもの。

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