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木の辞書・辞典

から始まる言葉

ロイヤリティ
Royality 木材業界で利用する意味としてはマレーシア、サバ州で行われている原木輸出の際、樹種に応じて定められた税金。元来は国王から移譲された権限及びその使用料のことで、公有林における伐採権料がこう呼ばれることがある。
廊下 (ろうか)
室内の通路。伝統的な寸法の3尺幅の廊下は、意識の高まりつつあるバリアフリーの住まい実現には不具合を生じる場合もある。
老木 (ろうぼく)
年老いた木のこと。厳密な定義は存在しないが、樹齢が長く、枝の下垂や、幹の枯損など老化現象が見られる木をいう。文学的表現や、銘木的に言うこともある。
労務費 (ろうむひ)
labor cost 物を生産するのに費やした作業賃金。
老齢林 (ろうれいりん)
over-matured forest 伐期に達した立木の平均材積成長量が低下している森林。通常、成長の早い樹種では50年までを壮齢林とし、それ以上を老齢林とする。また、成長の遅い樹種では、80年までを壮齢林、それ以上を老齢林とする分け方もある。
ローダー
loader 木材などの積込み、積卸しを行う荷役作業車。
ロータリーシェーバー
rotary shaper 回転円板式自動面取り盤のこと。単軸、二軸、多軸型とある。
ロータリー単板 (ロータリーたんぱん)
rotary cut veneer ロータリーレースで連続的に挽いた木材の単板。
ロータリー・レース
rotary lathe 、ベニヤレース 木工機械の1種。合板用の大型機械のことをいうばあいもある。リンゴの皮をむくように原木を丸剥ぎして単板を製材する機械。幅広の単板が連続的に得られる、歩止まりがよいことなどの利点がある。
ロープコンベア
rope conveyer ベルトの代わりに、ワイヤロープを用いた搬送装置で、原木、木材の横方向の移動に用いる。
ローラーコンベア
roller conveyer ローラーを平行に多く並べて材料や部材を転写する、ころ式の搬送装置。重量物の搬送に適する。
ローラー式乾燥機 (ローラーしきかんそうき)
roller dryer 所定の寸法に裁断した単板を、加熱空気を強制循環させて乾燥する装置で、ローラー間に排気箱を設置して単板の上下から加熱空気を吹き付ける方式がとられる。
ロールコア
roll core クラフト紙でつくった筒状のものを並べた心材。軽量合板をつくるのに用いる。
ロールコアー合板 (ろーるこあーごうはん)
roll core plywood 心材に断面六角形の連続した紙心(合成樹脂を含浸した)を入れた軽量合板。ハニカム(honeycomb)合板ともいう。
ローロー船 (ろーろーせん)
Roll on-Roll off vessel ロールオン(転がり込む)、ロールオフ(転がり出る)からきている語で、本船に直接トラックやフォークリフトが出入して荷役することができる船。本来は自動車専用船。船内は上下3~4層に仕切られていて、動く倉庫といわれている。クルマ輸出の帰り船にと1979年にシーボード社がカナダ製材を満載(積高約2千万BM)して東京まで運んだ。在来船にくらべて、荷役時間が大幅に短縮され、また製材品の荷いたみがないなどの利点がある。現在もカナダ製材を積合せて2~3船が就航している。
陸 (ろく)
平らな所、水平ということをあらわす。 
ログウォール
LogWall ログハウス用語で、ログハウスの耐力壁。
ログウッドエキス
logwood extract 南米産およびインド産の樹木より採った赤紫染料。樹幹は心材鮮紅色、重硬で、器具などに用いる。
ログエンド
Log End ログハウス用語で、丸太の端。ログではノッチ部から端まで。
ログキャビン
logcabinログハウスより小規模のもので、元来は丸太組構法当初の形式。窓はなく、屋根棟(むね)部または妻壁頂部に炉の煙出しがある。煙突が備わるのは近世以降。
ログゲーブルエンド
Log Gable End ログハウス用語で、ログハウスの妻部分を丸太で積み上げた壁。
ログシェル
ログハウスの骨組みのこと。
緑青 (ろくしょう)
verdigris 銅のさびのこと。また緑色のこと。
陸墨 (ろくずみ)
水平に打たれた墨のこと。「りくずみ」ともいう。
ログハウス
log house 木材を丸太のまま、あるいは軽易な加工を施し重ね合わせて造られた家の総称。井籠(せいろう)組、校倉(あぜくら)造りとわが国で呼ばれていた古代の工法も原理は同じ。北欧や東欧の民家にも同様のものがあり、木造祖型の一つ。他の木造に比べ使用材積が多く、外壁の維持管理がしにくいのが短所。昭和61年、その基本的構法である「丸太組構法」の技術基準が告示された。
陸梁 (ろくばり)
洋小屋組の最も下にある梁。水平に架けられる。和小屋での小屋梁にあたる。
ログビルダー
ログハウスを制作する人、あるいは建設会社の意味にも使われる。
陸水 (ろくみず)
大工の仕事ににおいて、水平線のことをいう。「横水」、単に「水」ともいう。
陸屋根 (ろくやね)
屋根形式の一つ。屋根の勾配が水勾配程度でほとんど平らな屋根。防水技術が発達した現在でも、木造住宅などでは雨対策に問題が多い。「平屋根」ともいう。
ログワーク
ログ工事の仕事のこと。
露地 (ロジ)
屋根などの覆いがない部分の地面のことである。露地栽培とは、屋外の普通の花壇や畑での栽培をいう。
露地門 (ろじもん)
茶庭の露地に入るところに設ける門のことである。露地が二重、三重になる場合は、外露地門、中門、中潜り、木戸などがそれぞれの境に付設される。材料や形式は多種類あり、場にふさわしいものとすることが重要である。
ロジン
rosin 松の木から採取した松脂(やに)よりテレビン油を採った残りの淡黄黒色のガラス状樹脂。塗料や石けんの原料となる。現在はほとんど中国などから輸入されいる。紙へのインクのニジミ止めなどで使われる。
露台 (ろだい)
古墳時代から奈良時代にかけて、貴族住宅に用いられた屋根のないバルコニーをいう。また、平安京の宮城内の宮殿と宮殿の間に設けられた舞を奏するすのこ敷きの屋根のかからない空間でもある。
ロッギング 
Logging立木の伐採、搬出および林道建設など木材の伐り出し作業にかかわるすべての状態をいうが、そこで働く作業員は一般的にはロッガーという。ただし、カナダ東部及びアメリカ北東部ではロッガーのことをランバージャックと呼ばれている。[
ロッキングチェア
rocking chair 前後に揺れる揺りいすのこと。
ロック
lock 錠を閉めることから転じて押える、固める、組合わせるということ。
ロックナット
lock nut 止めナットのこと。振動などでナットがゆるみやすい所に用いる二重ナットのうちの一つ。「ダブルナット」「止めナット」ともいう。
ロット
lot ある目的のために取りまとめられた同種類の物品や製品の集まり。その目的によって生産ロット、運搬ロット、発注ロット、検査ロットなどがある。特に生産ロットや運搬ロットは、建築資材の発注に際してコストに大きく影響するので、必要数量のチェックは重要である。
ロット生産 (ロットせいさん)
lot production あるまとまった量を月または年に何回か繰り返して生産する方法。
ロの字 (ろのじ)
木材業界の数詞の符牒。おもに関東地方を中心に慣用されていた。2を意味する。
炉縁 (ろぶち)
炉を構成する炉壇の上にはめる木枠である。1尺4寸角、高さ2寸2分、上幅1寸2分。面幅3分を定寸法とする。種類は木地のもの、塗りのもの、蒔絵を施したものなどがある。
ロフト
Loft 屋根裏。2F洋間と屋根裏との空間に設けた場所
路網 (ろもう)
森林内にある公道、林道、作業道の総称、又はそれらを適切に組み合わせたもの。森林施業を効率的に行うためには、路網の整備が重要となる。
ロングワニス
long varnish 乾性油分の多いワニス。

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