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木の辞書・辞典

から始まる言葉

蹴上げ (けあげ)
rise 階段の段板と段板との垂直距離。建築基準法に規定してある。上がりやすくするため蹴上げ寸法を低くすると段数が増え、階段の占める面積が大きくなるので蹴上げを高くしがちだが、住宅の中での階段の事故を考えると、20cm以下の均等な割付関係に注意しなければならない。
蹴上げ床 (けあげどこ)
床の間の形式の一つで、座敷の畳面に対して地板をその厚み分だけ上げたもの。
K.S.プロジェクト (けいえす)
1986年、ケイエス産業、大手商社など日本側の窓口会社とソ連木材輸出公団で基本条約に調印。極東森林資源開発のための資材、機材を提供する見返りにソ連から木材供給をうけることが目的。交渉責任者の河合小松製作所社長とSedovソ連外国貿易省局長の頭文字をとりK.Sプロジェクトと呼んだ。
珪化木 (けいかぼく)
silicified wood 木材組織内に珪酸、石灰や酸化鉄などの無機物が沈着して化石となったもの。
景観 (けいかん)
landscape 眼に映ずる景色の特性をいう。風景、景色と同意語であると解してもよいが、風景はたぶんに心理的または審美的な要素の入った主観的なものであるのに対し、景観は、客観的な概念である。したがって風景の場合は鑑賞という言葉が使用され、景観の場合は観察という言葉が用いられる。
傾斜盤 (けいしゃばん)
universal circular saw with tilting table テーブルが傾斜するところから呼称された「昇降丸鋸盤」の別名。
傾斜丸鋸盤 (けいしゃまるのこばん)
universal circular saw with tilting table 丸鋸のテーブルを任意に傾斜させることが可能な丸鋸盤。
形成層 (けいせいそう)
cambium 樹木の樹皮の内側で肥大生長を起こす分裂細胞層のこと。形成層の細胞群は、外気の温度が上昇する春から分裂活動をはじめ、夏のはじめまでに早材(春材)を形成するが、この季節の細胞は比較的大きく細胞壁が薄いため軟弱である。一方、夏以後には晩材(夏材)を形成し、この層の細胞は小さく細胞壁も強固である。
K値 (けいち)
熱貫流率 内外の温度差が1度のとき1㎡あたりどれぐらいの熱を通すかを ワットで示すもの。数値が大きいほど、熱を通しやすい
KD (けいでい)
人口乾燥のこと
KD材 (けいでいざい)
Kiln-Dried Lumber 人口乾燥を行って所定の含水率まで乾燥させた材料をいう。米材産地における規定では含水率19%を基準にこれ以上をKD材、19%以下をグリン材としている。米材からの輸入では2×4用材は100%KD材。
経年変化 (けいねんへんか)
aging 年数が経つにつれて材の性質が変わること。国産ひのきの経年変化の結果強度が上がる話は有名。「老化」「枯死」ともいう。
軽量合板 (けいりょうごうはん)
low-density plywood 厚物合板の重量を軽くする目的で製造された合板。普通合板の心板のかわりに樹脂加工したクラフト紙を蜂の巣状にしたハニカムやロール状のもの、インシュレーションボード、ウレタンやスチレン樹脂の発泡体などを用いる。
K.S.契約 (けーえすけいやく)
KSAgreement 極東森林資源開発協力プロジェクト。1968年に基本計画が東京で調印されたが契約調印者である日本側河合良成氏とソ連側セドフ氏の頭文字をとってKS契約と呼ばれている。このプロジェクトは日本側から開発に必要な設備、機械などを輸出する一方、ソ連から生産された木材を輸出することとなっている。
ケース
case 箱ということ。棚という意味にも用いられる。商品棚をshow case、書棚をbook caseといい、キャビネットと同じ意味に用いる。
Kソート (けーそーと)
korean sort  ケーソート=米国西海岸における針葉樹丸太品等の1つ。韓国向け丸太の品等規格を呼ぶ総称で、小丸太のこと。
蹴込み (けこみ)
riser 蹴上げの部分。階段で足先が当たるところか、少し奥に引込んだ部分。階段だけでなく、狭い所で足のつま先が当たりそうな所には蹴込みを設ける(流し台、調理第、戸棚等の幅木部分など)。
蹴込板 (けこみいた)
1.riser 階段の踏み板を支えている板。2.込み床の床板を支える畳面より立ち上がっている板。3.玄関の上がり框(がまち)と地覆(じふく)との間にはめ込む板のこと。
化粧 (けしょう)
隠れてしまう構造材や下地材に対して、見えるように使う材や部分をいう。化粧垂木、化粧野地板など。彩色や繰形(くりがた)を加えるものも加えないものもある。
化粧板 (けしょういた)
fancy board 鉋をかけて表面仕上げをした板。建築物の見え掛りの部分に用いられる。
化粧裏板 (けしょううらいた)
軒下や室内での裏板だが、見えるように張られているもの。化粧垂木の上に張る板など。
化粧合板 (けしょうごうはん)
overlay plywood fancy plywood JASで規定されている「天然木化粧合板」と「特殊加工化粧合板」の総称であり、特殊合板のこと。
化粧垂木 (けしょうたるき)
fancy common rafter 軒下や室内側から見える垂木など。構造材としての機能とともに見え掛りとなるので装飾的効果も考えて化粧材としての処理もしてある。割付けや面取りに工夫を凝らすこともある。
化粧単板 (けしょうたんばん)
face veneerまたはoverlay veneer 天然銘木の薄突き板のこと。これを合板または部材に張りつけたときの呼び名。
化粧ばり合板 (けしょうばりごうはん)
fancy plywood、overlaid plywood  主としてスライサーで突いた極めて厚さの薄い単板を合板の表面に貼ったもの。天然木化粧合板、単板化粧ばり合板ともいう。世界各地の銘木、珍木をスライサー、ハーフロータリー等の機械によって切削し張り合わせたもの。
化粧用単板 (けしょうようたんぱん)
fancy veneer 化粧ばり合板や化粧ばりパーティクルボードなどの二次加工用で厚さの薄い化粧用表板単板。通常、スライサーでの切削により得る。
削り代 (けずりしろ)
 1.amount of shaving;1回の送りで削りとるべき量、またはあらかじめ予定した削り量。 2.finishing allowance;仕上げのときに削るべき厚さ。「仕上げ代」ともいう。
削り台 (けずりだい)
木材を鉋削りするときに用いる工作台、およびその補助具の摺り台、木口削り台、留削り台など。
桁 (けた)
beam、plate stringer、cross beam  1.柱、束(つか)、壁などの上に、建物の長手方向に据えられた横架材のこと。おもに側柱(がわばしら)の上にのり、垂木や梁を受ける横架材を指していうことが多い。軒桁、敷桁、母屋桁(もやげた)などがある。 2.土木工事では、橋を長手方向に支える水平材のことをいう。
桁行筋違い (けたゆきすじかい)
小屋組において、桁行方向への変形を防ぐために取り付ける斜材。「雲筋かい」ともいう。
欠陥住宅 (ケッカンジュウタク)
設計や施工段階のミス、手抜き工事等で、あるべき住宅性能がなくなったり、そのために危険が生じている住宅のこと。具体的には、雨漏り、壁等の亀裂、建物や床の傾斜、振動などが挙げられる。
結合水 (けつごうすい)
bound water 木材に含まれる水分の1種で木材の細胞壁内に含まれ、セルロースミセルと結合している水分のこと。結合水は、吸着(収着)水ともいわれ、細胞壁中に存在する水、自由水は細胞内腔や細胞間隙に液状で存在する水である。
結実 (けつじつ)
樹木が果実をむすぶこと。
欠点、きず (けってん)
defects 材の不正常な状態で、材の利用価値を低めるような状態をいう。 1.樹木の生育過程、風、雪、寒さなどの外的条件で生じたもの:らせんや交錯木理、あて材、入り皮、やに壺、目廻りなど、 2.加工過程で生じたもの:胴打ち、目切れ、幅反り、弓反り、ねじれなどがある。
結露 (けつろ)
condensation 水蒸気圧(絶対湿度)を一定に保って温度を低下していくと、水蒸気で飽和した状態になる。その時の温度を露点、露点以下になった水蒸気が水滴になる現象を結露という。住宅などで、室内側の材料表面でも起こるものを表面結露、壁の中で起こるものを内部結露という。
毛羽立ち (けばだち)
scuffing  1.針葉樹材などのやわらかい木材を削ったとき、綿状に残るむしれ(これをwooly grainという)。2.刃先が鈍化した刃物で無理に削ったとき、道管または秋材部が刃物の通過後ささくれ立ったもの(これをfuzzy grainという)。広葉樹に生じやすい。
罫引 (けびき)
gauge 木工具の一種。平らな木材の表面に任意の平行線を引くのに使用。定規板に直角の可動の棹(さお)をもち、この棹の先に線を刃を取り付けている。墨線より細い線をつけますので、精密な仕上げをする場合に利用されます。
毛柾 (けまさ)
糸柾よりも年輪幅の細かい柾目。
間切れ (けんぎれ)
材料の長さ寸法が規定(呼称寸法)よりも足らないこと。厚さや幅の寸法不足は、分切れ(ぶぎれ)という。間(けん)は長さの呼び方で約181センチ。1寸(約3センチ)、1尺(約30センチ)などと尺貫法の単位で昭和の時代ま普通に使われていた。
間竿 (けんざお)
measuring pole 元々は日本で検地の際に用いられた、長さを測るための竹製の竿をいうが、住宅関係では木造住宅の木材のキザミ開始から現場での棟上げ段階までに利用する長い物差し。普通は既製品の3メーターの一寸角(3センチ)を利用し、 節がなく通直なものを選び出す。樹種は米栂、杉、桧など。墨を付けやすいものであればよい。1尺ごとの目盛りを付けたり、その家特有の寸法の印をいれたり、大工によって微妙に異なる。工事が終われば破棄し、新たな現場(住宅)では再度一から一寸角から作り直している。地区によっては尺杖(しゃくづえ)ともいう。
原産地リスト (けんさんちリスト)
WWFジャパンが公表している、林産物調達チェックリストのに出てるシートの名前の一つで、トレーサビリティの情報を記入するためのシート。
検尺 (けんじゃく)
inspection、 timber sealing 木材市場で、材木を量的および質的な検査をすること。「検知」「検収」「検寸」などともいう。
検収 (けんしゅう)
inspection and receiving 木材などの納入に際して注文書記載の数量、等級、規格などが現品と一致しているかどうかを検査、確認して収納すること。
建築家 (けんちくか)
architect 構想し、自から設計する技術を有する専門家。技術を修得して国家検定試験に合格した者に1級士、2級士の資格が与えられる。
建築学 (けんちくがく)
architecture ある思想に基づいて建物を設計施工して完成後の管理を含め、その理論と技術を体系づけること。
建築基準法 (けんちくきじゅんほう)
Construction Standard Law 昭和25年5月24日法律第201号として制定されたものである。その目的は、日本の建築の質的改善をはかって、災害を防ぎ国民生活の向上をはかるため、建築物の最低基準を法律自体において定めようとするもの。最低基準は、建築物の敷地、構造、建築設備、用途、面積、高さ、敷地内の空き地等に関し、また防災、美観についても規制事項がある。
建築士 (けんちくし)
registered architect 建築士法(昭25法202によって定められた国家検定試験に合格した1級および2級建築士の総称。建築物の設計、工事監理などの業務を行う者。1級建築士は建設大臣の許可を受け、すべての建築物の設計、工事監理ができるが、2級建築士は都道府県知事の免許によって一定規模以下の設計と工事管理しかできない。
建築主事 (けんちくしゅじ)
structural manager 基準法上の確認事項、検査済証の交付などを行う市町村または都道府県の吏員
建築用材 (けんちくようざい)
construction timber 主として木造建築(内装用を含める)に用いられる木材。用途、目的によって多種多様の樹種と製材品が用いられるが、 1.構造材、耐朽性と応圧強度が要求される樹種(ヒバ、ヒノキ、スギ、アカマツ、ケヤキなど)、2.造作材、加工容易な樹種(スギ、エゾマツ、トドマツ、ツガ、ベイスギ、ラワンなど)、3.内装材装飾的効果(板、柾目、杢)のある樹種(ヒノキ、スギ、マホガニー、ヤクスギ、ケヤキなど)に大別される。
検鳶 (けんとび)
hook 丸太の仕分け、筏組み、積み下ろしなどに利用する用具。
儉飩 (けんどん)
伝統的な和風指物の蓋や戸の開閉の仕方。シンプルで実用的な構造になっている。箱の場合、正面に蓋があり、上に持ち上げると鴨居部分の溝が深いために持ち上がり、そのまま手前に引くと、ふたが取れる。蓋を閉める時は上部にはめ込むようして奥に入れ、手を離すと敷居のところに落ち込み固定される。障子や襖が取りはずすことができるのはこの原理を利用したもの。蓋や戸が動かないのは重力を利用しているため、上下の蓋などに効果があり、左右に利用するものは効果的ではなく、利用も少ない。 倹飩は倹約饂飩(うどん)の略とされ、江戸時代、一杯盛り切りの倹飩そばの出前用の「倹飩箱」の蓋の開閉方法が名前の由来といわれている。「やりかえし」ともいう。
県の木 (けんのき)
a tree representing each prefecture 国土の緑化運動を全国民に普及するため昭和41年、毎日新聞社が都道府県の木を制定することを提唱、国土緑化推進委員会が協力して実施され、47都道府県はそれぞれ住民による公募の結果、その地に縁(ゆかり)の樹木を選定して県の木とした。
研磨 (けんま)
sanding、sharpening、polishing 表面を研磨剤で繰り返しこすって平滑にすること。塗装では素地研磨、塗膜研磨、研ぎ出しなどがある。研磨よりも大きい粒(粒度約400以下)でこすることを研削といい、ぐんと細かい粒(粒度2000~3000)てせ磨くことを琢磨(たくま)というが、三者の間に厳密な区別はない。
県民の森 (けんみんのもり)
recreational woodland for local people 明治百年(年号の明治が定めれてから100年目)を記念して昭和43年(1968)に国土緑化を推進する各種記念事業が創設されたうちの1つ。国は「武蔵丘陵森林公園」(埼玉県比企郡滑川村)、「明治の森」(東京都、高尾国定公園)、大阪府、箕面(みのお)国定公園を建設。地方公共団体は県民に緑と自然を提供するため、3~5年の継続事業として「県民の森」を建設することを定めた。県によっては「郷土の森」「憩いの森」「青少年の森」などの名称をつけている。
県有林 (けんゆうりん)
prefectural forest 森林所有形態の一つ。地方公共団体のうち都道府県が所有する森林。
蹴上 (蹴上けあげ)
階段の一段一段の垂直部分をいう。
ゲーブルドーマー
ログハウスでよく使う語。ドーマー自体の屋根に棟木を入れた三角屋根で、柱と妻壁を設けた構造。 外観的にはログハウスの屋根の上に切り妻の小屋根の小さな家が載っている形。 採光・通気のための機能のほかに、ロフト空間を広げるという目的も果たしますが、三角屋根のため、 シェッドドーマーに比べると広げられる空間体積は大きくない。
懸魚 (げぎょ)
社寺や城郭建築に見られ、建物妻面の破風板の拝み棟木部分や左右の桁部分に垂れ下がる装飾的な繰形のある板のことで、前者を「拝み懸魚」、後者を「降り懸魚」という。魚が屋根にあるということは、その下は水があり、火災除けの意味合いがあります。
減石 (げんこく)
underrum 送状材積より通関材積の方が少ない場合のこと。欠石と同じ。その反対を出石という。一般にソ連材に減石が多く、米材、南洋材に出石が多い。
現地引渡し (げんちひきわたし)
木材製品を現地のある場所でそのままの状態で引渡すこと。多くは海外取引の場合。

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