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へ から始まる言葉
- 塀 (へい)
- 家や屋敷の囲いとして設けられた壁のことで、向こう側が見通せない点が垣と異なる。所有権の表示、人や動物の進入防止、防火、防音、視線の妨げなどの目的で設け、木材、コンクリートブロックなどで造られる。、地震が多い日本ではコンクリートブロックなどは施工に注意が必要。
- 平滑度 (へいかつど)
- smoothness 表面のなめらかさ、つるつるの度合い。
- 兵蟻 (へいぎ)
- soldier termite 階級に分かれ分業を行っているシロアリやアリの社会において、外敵からの防衛を担っている階級。多くは、大顎がよく発達していて外敵にかみつく。
- 平均幹材積 (へいきんかんざいせき)
- mean stem volume ある特定群の木材の幹材積の合計をその総本数で割ったもの。
- 平均年輪幅 (へいきんねんりんはば)
- average width annual ring 年輪にほぼ垂直方向の同一直線上において、年輪幅の完全なもののすべての平均値。年輪幅は樹種、産地によって差があるが、建築基準法施行令によって木材の許容応力度に基づいて、正角、平角について6mm以下と定められている。
- 平板プレス法 (へいばんプレスほう)
- flat-plate pressing process 平らな熱板プレスを用いてパーティクルボードを製造する方法で、一段プレス法と多段プレス法とがある。
- 平面彫刻 (へいめんちょうこく)
- relief 浮き彫りに対し、平面的な彫刻の意味。
- ヘゴ
- 熱帯や亜熱帯に自生する大形木生シダの気根が集まって幹となったもの。板や棒に加工して、着生植物、つる性植物を育てるのに向いている。
- 凹み (へこみ)
- hollow 1.表面の一部が低くなること。2.木材の過剰乾燥などによる落込みのことをいう。
- ヘッシャン
- いす張りの下地に用いる麻布のこと。
- ヘッダージョイスト (ヘッダージョイスト)
- header joist 端根太。枠組壁工法などで、根太の端に根太に直交して釘打ちした材。
- ヘッドログ
- Head Log ログハウス用語で、開口部の一番上に乗るログ。セトリングスペースの付くログ。ヘッターログともいう。
- ヘミセルロース
- hemi-cellulose 樹木の細胞壁を構成する物質の1つで数種類の糖から構成される無定形の高分子のこと。広葉樹には22~35%含まれ、主成分はグルクロノキシラン、針葉樹には20~25%含まれ、主成分はグルコマンナンである。加水分解によりオリゴ糖や単糖が得られる。
- ヘリサート
- herrisert 打込み式めねじ。木材のとくに木口に、内外にねじを切ったナットを打ち込んで、これをめねじとして他材を緊結する金具。「タッピン ヘリサート tapin herrisert 」ともいう。
- 変異体 (へんいたい)
- variant へんいたい=何らかの変異を起こしている個体。遺伝的変異と非遺伝的変異の両方を含む場合がある。
- 辺材 (へんざい)
- sapwood 木の髄心の周りを取り巻く心材の外周部にあって、細胞の活動している部分。辺材は心材に比べ色が淡いため、「白太」と呼ばれ、耐久性や強度も怠り、含水率も高く、乾燥による反りや曲がりが出やすい。薬剤は浸透し易い。立木の状態で年の経過とともに心材に変質していく。一般に辺材は生きているといわれるが、その細胞は必ずしも全部生きているとは限らない。流通用語では白太(しらた)という。その他白肌、白味ともいわれ、地方によっては「あま」ともいう。樹木の成長につれて辺、心材の色調を鮮明にする樹種(スギ、カラマツ、ナラ、マカンバなど)を心材樹といい、反対に心材を示さず水分に富むものを辺心樹(ブナ、イタヤ、ドロノキなど)という。
- 辺材樹 (へんざいじゅ)
- sapwood tree 心材の色が淡彩で辺材と区別しにくいトウヒ属、モミ属、ツガ属、ヤナギ属、エノキ属、キリ属などの樹種。辺材樹のうち心材の含水率の低いものを熟材樹(エゾマツ、トドマツなどという。
- 辺材変色菌 (へんざいへんしょくきん)
- sapstain fungus 辺材組織中に侵入し、青変、褐変、緑変、赤変を起こす菌類。マツ、ミズナラ、ゴムノキなどによくみられる。材中の糖やデンプンなどが利用されるため、強度低下はほとんどない。→せいへん
- 変種 (へんしゅ)
- varietas 生物分類上の階級の1つ。亜種の下に必要に応じておかれる。多くは、その種の自然分布の中で、生態的、地理的に異なる分布圏を占有し、形質に特徴のあるものを変種として扱う場合が多い。
- 変色 (へんしょく)
- fading、discoloration、staining 材の正常な色以外のもので、材中の成分の化学反応、他の物質が付着、変色菌におかされたなどが原因となることが多い。木材の腐朽の始まり。伐採した原木を高温、高湿度のところに長期間放置すると変色する。広葉樹のカエデ、ブナ、ナラ、などに生じ易い。その他の原因としては温、湿度、酸化。有色成分の集積、金属質との接触などが考えられる。油や塗料、接着剤等によるシミは「汚染」として変色と区別している。2.塗装欠陥の一つ。素地着色段階あるいは上塗り後におきる塗装色の変化。塗装後の日焼け、あるいは酸、アルカリ、鉄粉、カビなどによる素地の汚れ、ポリウレタン樹種などのビークルの変色、染料や顔料の退色などが原因。
- 変色菌 (へんしょくきん)
- 木材を変色させる菌類のこと。マツの辺材を青変させるのは、子のう菌類のクワイカビである。高温多湿がカビの生育の原則的な条件だが、中には乾燥を好む好乾性で、木材や書籍を褐色に変化させるカビもある。
- 偏心 (へんしん)
- eccentricity of pith 木材にあっては、幹の樹心が一方向へ偏ったものをいう。根曲がり部分が多いため、一般にあて材を伴う。木口面の径に対する髄心と木口面の中心を結んだ長さを百分率で表示する。
- 編組 (へんそ)
- 籐(とう)または竹などを編んで製品をつくること。
- 片脳油 (へんのうゆ)
- camphor oil 樟脳 しょうのう 油から樟脳を採った残りを精製した無色、揮発性の液体で、防臭、殺虫用として用いられ、塗料の溶剤にも用いる。
- 偏平材 (へんぺいざい)
- flat log 横断面が楕円状の丸太。普通太い丸太で使う。
- 変木 (へんぼく)
- 形が珍しく、稀なもので、床柱、台目柱などに用いられる。銘木として取り扱われる。
- ベタ基礎 (ベタきそ)
- 建物の下になる地盤全体を、コンクリートで一つの基礎版にしてしまうもの。、基礎が大きな面で一体となるので、一部だけが沈む「不同沈下」の心配がない。り耐震性が高い。阪神淡路大震災以降から普及しはじめ、今では多くの住宅で採用されている。湿気が建物に伝わりにくくなり、住宅の木材のくされ対策にもなる。まシロアリによる被害も防ぎやすくなる。反面コストが高くなる
- べた張り (べたばり)
- 1.紙、布、合板の全面に糊をつけて張ること。2.枠などを用いないで、ボードを天板あるいは側板、戸棚の扉としてそのまま用いること。