arbor day 米国ネブラスカ州のモートン州知事が唱えた緑化運動。毎年1日を植樹のための奉仕日とし、1872年4月10日に第1回が行われた。その後、モートン州知事の誕生日、3月22日をアーバー、デー(樹木の日)として州の祝日とした。日本での同様のものに植樹祭がある。国土緑化推進委員会が中心となって毎年3月から5月にかけ全国的規模で植樹運動を行っている。昭和61年の大阪府の植樹祭の記念品は中川木材産業で企画し、納品した。
International Woodworkers of America 北米の木材産業労働組合のこと。米西海岸とカナダBC州の伐採、製材工場従業員による最大の労組。3年ごとに賃金契約の更改を行うが、更改期に交渉が難航しスト突入などの事態になると、木材の伐出、製品の生産に大きな影響が出て、日本の相場に影響を与えてきた。
arbor day 国土の美化と保全と森林資源の保続を目的とする愛林思想普及のための年中行事「植樹祭」のこと。また、戦前は「大日本山林会」の主唱によって各道府県別に植樹行事が行われ、戦後は「森林愛護連盟」となったが、昭和25年、発展的に解消し、国土緑化推進委員会」ができ、毎年3月から5月にかけ、みどりの羽根募金をはじめ、緑化ポスターの原画募集、学校植林コンクール等、全国的規模で植樹、愛林運動を推進している。
timber from Aomori 木材流通用語で、ヒバ材のこと。青森県のヒバ天然林は、秋田県のスギ天然林、長野県、木曽地方のヒノキ天然林とともに日本の三大美林といわれ世界的にも貴重な森林とされている。植物学的にはヒノキ科のアスナロ属に入り、ヒノキに似ていることから津軽地方ではヒノキと呼び、木曽ヒノキを上方(かみがた)ヒノキと呼び区別している。
set、set of tooth、set tooth 目振ともいう。鋸の歯の先端を左右交互に外側に少し振ってある状態のこと。木材を鋸で切り進んだ際に、木材との摩擦で歯が動かなくなることを防ぐため、またおがくずが出やすいようにしている。歯振幅は鋸身厚さの1.3-1.8倍程度で、柄側の方の振りを大きくすると挽いたときに軽くなる。歯振は左右の振りが平均でないと振りの大きいほうへ、歯の長さが不ぞろいだと歯の長いほうへ挽き目が曲がる。形状はふたつあり、交互に曲げた組み歯振と歯端を押しつぶして広げた撥(ばち)歯振がある。
1.木材の欠陥の一。陽疾(あて)とも書く。樹木の日陰の側、又は、山地斜面に生育する場合、根元が湾曲している部分など、成長の片寄りから生ずる。部分的に硬くなっていて狂いが大きい。陽疾とも書く。2.Japanese cedar ヒバの地方名。青森ヒバ、木曽のアスナロと同種。能登半島の輪島市、穴水町、門前町がアテ林業の中心。約300年前から挿し木による造林が行われ輪島塗の素地に使われている。石川県の「県の木」に選定されている樹。
rain forest of sub-tropical zone 常緑広葉樹が生育し、群落をつくっている地帯をいい、南、北の回帰線近くから北半球では30°までに分布しており、日本では鹿児島県の屋久島以南の低地の常緑樹林を亜熱帯多雨林である。主な樹種はブナ科のシイ、カシ、マンサク科のイスノキ、ツバキ科のイジュ、ヒメツバキ、クワ科のガジュマルなどである。