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ら から始まる言葉
- ラーメン構造
- rahmenはドイツ語で額縁の意。英語では、rigidframe。門型の軸組で、部材の接合部が剛になっている構造形式をいう。木造によるこの軸組の接合部には、めり込みや割裂が生じやすく、この構造形式は成立しにくいので貫や差し鴨居、方杖、あるいは足固め、柱脚部の半固定等の方法により補強して用いる。集成材によってこの構造形式をとる接合部の設計手法は数々実現されている。
- ライフ
- life 建築業界では寿命の意味。
- ライフサイクル
- lifecycle 1.人間が家庭生活を営むときの時系列の発展段階における時期の区分。その社会変化や規則、置かれた状況によって変わる。乳幼児期→児童期→青年期→新婚期→養育、教育期→排出期→老年期などがあげられ、世代後退などを交えて、循環的に考えることができる。住宅の計画にあたっては、家族がどの時期にあるのかが大きく影響する。「家族周期」ともいう。 2.建物やそこに用いられた材料、部品などの耐用年数。
- ライム
- Leim ドイツ語で、接着または接着剤という意味。
- ラウンドノッチ
- ログハウス用語で、上下の丸太が交差する部分の加工法。ハンドカットログのみに利用、最もオーソドックスで基本的なノッチの方法。下の丸太のカーブを上の丸太の下部に欠け込んで、積み重ねる方法。丸太が乾燥するとすき間ができ、また横ズレがしやすいため、現在はあまり使用されていません。
- 羅漢柏 (らかんはく)
- 「ひば」の別名とも、また「いぬまさ」の別名ともいわれる。
- ラクーナ
- 中川木材産業の開発した組み立て式ウッドデッキの品名。調整束があるため床板の水平が簡単にできる
- 落札 (らくさつ)
- make a successful bid 売買者を入札で決めること
- 落石防止林 (らくせきぼうしりん)
- stone fall prevention、stone-fall prevention forest 保安林の一種で墜石防止林ともいう。。林木の根系により土石などを緊縛固定し、樹幹などにより石礫の転落を阻止、軽減するための森林。
- 酪豆グルー (らくとうグルー)
- bean glue 大豆とカゼインの混合接着剤。
- 落葉広葉樹林 (らくようこうようじゅりん)
- deciduous broad-leaved forest 冬期に葉を落とす広葉樹の森林。夏緑林ともいう。ブナ林が多くミズナラ、シナノキ、トチノキ、カツラ、カエデ類などが優占種である。落葉の原因は乾燥によるものと、冬季の寒冷によるものとがある。
- 落葉針葉樹林 (らくようしんようじゅりん)
- deciduous needle-leaved forest 冬に落葉するカラマツ、イチョウ、スギなどの針葉樹によって成立している森林。
- 裸子植物 (らししょくぶつ)
- gymno sperm、Gymnospermae 植物分類学上の名称で、顕花植物の一つ。子房が形成されず、種子を形成する胚珠(はいしゅ)が露出している。植物進化の上で被子植物よりも原始的であるとされている。ソテツ、イチョウ、マツ、モミ、スギなどがある。
- ラス
- lath 塗り壁、塗り天井の下地の木摺や金属ラス、ラスボードなどをいうが、一般的には、メタルラスやワイヤーラスなどを指す。
- ラス下地材 (ラスしたじざい)
- ラスモルタル下地にする板材のことで、耳付き板を張ることが多い。最近は乾式工法が多くなり、さらにタイル張りの下地も合板やボード類に変わり、材料の需要は減少している。
- ラスボード
- lasboard 塗壁の下地として用いられる石膏ボードで耐火性がある。ボード面のくぼみの有無により、型押ラスボードと平ラスボードの2種類がある。通常の石膏ボードとは色がことなる。
- ラスモルタル
- lathmortar 左官工事で、メタルラスやワイヤーラス下地にモルタルで下塗りをすること、またはそのモルタル仕上げのこと。
- 裸地 (らち)
- 植物のまったく生えていない、土だけの更地のこと。
- ラチェット
- ratchet つめ(爪)車装置。軸の逆転防止装置。
- ラッカー
- セルロイドの原料であるニトロセルローズを主成分とした塗料。木部に塗られ塗膜は薄いが硬く、ツヤがあり上品な感じに仕上がるため、家具等の保護、色つけに用いる。乾燥が早いためハケ塗りはせず、スプレーで吹きつける。木材、金属面いずれにも使用できる。
- ラッカーエナメル
- lacquer enamel 有色不透明ラッカー。クリアラッカー(透明ラッカー)に顔料を混じたもの。ふつうの油性エナメルより速乾性である。
- ラッカーシンナー
- lacquer thinner ラッカーの薄め液。エチレングリコール、モノエチル エーテル、酢酸ブチル、酢酸エチル、アルコールなどの混合物。
- ラック
- rack 1.棚、架台、格子などのこと。2.、棒状のものに歯を刻んで歯車と一対になり、回転運動を直線運動に変える機構の一つ。歯棹(はざお)のことである。
- LASH船 (らっしゅせん)
- ラッシュせん=艀(はしけ=lighter)を船内(aboard)に積み込む船(ship)の略称。貨物を積んだ艀をそのまま本船に積み込んで仕向地まで輸送、目的港では艀を逐次おろして荷役に従事するため係船岸壁せずに貨物の積みおろしができる。港湾荷役の時間的ロスや荷いたみを軽減する利点がある。
- ラッピング
- lapping 商品を包装する意味であるが、Vカットでは困難な複雑な二次曲面をもつ部材に化粧シートをラミネートすることをいう。化粧シートのロールからシートを送り出し、ポリウレタン系ホットメルトを塗布し熱風やヒーターを装備した乾燥ゾーンを通過した後、多数のロールにより順次圧締して基材形状に沿って張り合わせる方法である。
- ラップ
- lap 重なり合わせること。折り重ねること。
- ラップジョイント
- lap joint LVLの製造などで、グレーディングした単板の縦継ぎ部を自動的にずらして積層接着した継ぎ手。
- ラティス
- トレリスと同義語。 洋格子、ウッドデッキなどに利用される。斜めやたて格子などがある。日本ではウッドデッキ流行初期には多く利用されたが、あとの掃除などが面倒なこともあり、近年のウッドデッキには使われなくなってきている。
- ラテックス
- latex ゴムの樹の形成層付近に分泌する乳液。樹幹を傷つけて採取する。天然ゴムの原料。
- ラフ (ラフ)
- rough あらい、粗末ということ。最近ではいい意味に使われることが多い。
- ラフソウン
- rough swan プレナー加工されていないの粗木製品。製材状態のままのこと。元々日本の建築材は製材状態のまま使うのが常識であったが、プレカットが進むようになってから寸法精度の高いプレナー仕上げのものが使われるようになった。アメリカでは早くから木材製品はラフソウンのものは使われなくなり、プレナー仕上げのものが使われるようになった。量産品についてはプレナーまでが自動的に工程の中に組み込まれているため、ラフソウンのものを入手することがかえって困難である
- ラフミル
- rough mill 木工の木取り作業のこと。ラフ プレーナー rough planer は荒削り用の鉋盤のこと。
- ラミナ
- Laminae、Lamination 集成材を構成している挽き板あるいは小角材のことをいう。フィンガージョイントやスカーフジョイントによって長手方向に接着されたものをたて継ぎラミナ、幅方向に接着されたものを幅はぎラミナと呼ぶこともある。製品によって樹種、サイズはまちまちであるが、構造用大断面ではベイマツ、構造柱用ではポンデローサ、SPF、ホワイトウッドなど。本来は「薄板」、「薄膜」などの意味。
- ラミネーター
- laminator 木質ボード類の表面に化粧紙や樹脂含浸紙、フィルムを貼り付ける機械。
- ラミネート
- laminate 薄板に加工すること。薄板を重ね合わせて層板にすること。
- ラミネート材
- 1.木材の表面に他の素材を貼り付けた部彩をさす。2.木材を何層かに張り合わせた積層材のことです
- ランダム
- random 自然風に、ばらばらであること。「無作為に」ということ。
- ランニングソー
- running saw 走行丸鋸盤。大きなテーブル上に、歯先を突き出した丸鋸が走行して加工材を裁断する鋸盤で、合板などの各種人工板裁断専用のもの。縦型になったものをパネルソー(panel saw)という。
- ランバー
- lumber 1.本来は北米の製材品の総称。 2.ツーバイフォー工法に用いる木材(枠組壁工法構造用製材)指す場合もある。
- ランバー・コアー合板
- lumber core plywood、lumber core panel 心材に軽軟な樹種の晩材を用い、表、裏を単板で貼った合板。各種高級家具、造作用パネルとして用いる。
- 乱伐 (らんばつ)
- indiscriminate cutting 1.計画性のない過剰伐採をいう。2.森林の公益的機能を無視した功利的伐採。
- 欄間 (らんま)
- 部屋境の天井と鴨居の間、または鴨居、内法長押の上部に設ける、採光、通風を兼ねた柱間装置。普通は装飾を兼ねたものが多い。平安時代の仏堂に始まる当初の欄間は格子組み。彫刻を施したものは桃山時代以降。設置される場所により、縁側欄間(縁側と外部の境)、明り障子(縁側および廊下と座敷境)、間越(まごし)欄間(部屋境)、書院欄間(付)書院)がある。