1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 12.木の製品
  4. 2025万博と木材Top
  5. イタリア
 
中川木材産業は2025万博の会場整備参加サプライヤーですcExpo 2025
イタリア館スタンプ
イタリア館公式スタンプ
イタリア館スタンプ
バチカン公式スタンプ

西ゲートから大屋根リング右へ、柱番号09付近

イタリア共和国 Italian Republic 

6月16日に2回目の見学をしました。
この日は朝9時5分前に西口から入場できました。すごいですね、みんな走っています。お目当てはイタリア館でしょう。
私はトイレに立ち寄ってから向かったため、すでに多くの人が並んでいましたが、それでも10分ほどで入館できました。

館内にはミニシアターがあり、座って「イタリアとは?」という映像を約5分間鑑賞します。上映が終わると、スクリーンが4枚の扉のように開き、メイン展示へと誘導されるというユニークな演出があります。

メイン展示の中心には、古代ローマ時代の大理石彫刻『ファルネーゼのアトラス』が展示されています。
広角で撮影したため天井も写っていますが、実はこの天井と2階の床は一体構造で、イタリア館は完全な木造3階建ての建物です。
『ファルネーゼのアトラス』はナポリ国立考古学博物館所蔵で、国外に出るのは今回が初めてとのことです。
近くにはミケランジェロの彫刻『キリストの復活』も展示されています。

同じ会場内には、木製飛行機の骨格模型が天井から吊るされています。 これは大正時代、友好親善を目的に行われた「ローマ—東京間飛行」を成功させた機体の復元です。

1920年(大正9年)1月以降、ローマから11機が飛び立ちましたが、故障や不時着で次々に脱落。同年5月31日、陸軍のアルトゥーロ・フェラリン中尉らが乗った2機が、代々木練兵場に着陸しました。 展示されているのは、成功した複葉機「アンサルドSVA9型機」(全長約8メートル)の骨格を復元したものです。

この復元機は、イタリア人のジョルジョ・ボナートさん(59歳)がカナダ産の木材(樹種は不明)を用いて手作業で製作。
流線形の部材が多く、湯気で木を温めながらカーブをつけるなど、緻密な技術が使われています。

2年前、イタリア館のマリオ・バッターニ政府代表から「人の手で作った本物を見せる」という方針に合致するとして出展を依頼されたそうです。 細部まで見てもらえるよう、あえて骨組みのままで展示されていますが、天井の木材と同化してしまっているようにも見え、少しもったいない印象もありました。

なお、1970年の大阪万博でもこの実物飛行機が展示されており、現在は航空自衛隊浜松基地に保存されていると思われます。

バチカンパビリオンはイタリア館内に設置されています。 「美は希望をもたらす」をテーマに、カラヴァッジョの名作『キリストの埋葬』が展示されています。撮影可能なのが魅力的です。
また、レオナルド・ダ・ヴィンチのコーデックス原本が2点展示されていますが、こちらは列ができていて、ゆっくり撮影するのは難しい状況でした。

その他にも、イタリア人職人による作業風景の紹介など、見どころ満載のパビリオンです。
グループ単位で強制的に移動する方式ではなく、自分のペースで展示を見て回ることができるため、貴重な文化財をじっくり観賞したり、写真撮影を楽しんだりすることができます。
本当にすばらしい構成です。

最後は階段を上がって3階へ。屋上庭園を散策できます。
なお、イタリアンレストランは地上階で順番待ちが必要です。
また、地上にはジェラート屋さんやピザの屋台もあり、大変な人気でにぎわっていました。

関西万博イタリア館
イタリア館正面全景
関西万博イタリア
夜の屋上庭園、奥がレストラン
関西万博イタリア館
天井を見ると2階の床組みが見える
関西万博イタリア
最初に案内される劇場、スクリーンが4分勝で開かれる
関西万博イタリア館
南側、レストランの入口
関西万博イタリア館
南面、窓が面白い
関西万博イタリア館
3階のイタリアンレストラン
関西万博イタリア-
大理石彫刻『ファルネーゼのアトラス』
関西万博イタリア-
ミケランジェロの『復活のキリスト』
関西万博イタリア
展示エリア
関西万博イタリア
展示エリア
関西万博イタリア
廊下、木製飛行機が見える
関西万博イタリア
鉄製の筋交
関西万博イタリア館
最後の階段
関西万博イタリア
複葉機「アンサルドSVA9型機」の骨格
関西万博イタリア-キリストの埋
カラヴァッジョの「キリストの埋葬」
関西万博イタリア
ダ・ヴィンチのデッサン
関西万博イタリア
1階展示室のあと屋上庭園への階段
関西万博イタリア
配線もむき出しの合理性
関西万博イタリア館
天井裏を見ることができる
関西万博イタリア館
屋上庭園
関西万博イタリア館
屋上、奥右がレストラン、デッキは人工木材
関西万博イタリア館
レストランのテラス席
関西万博イタリア館
レストラン、木造の骨組みが見える
関西万博イタリア館
アート作品、集成材の塊をくりぬいてある
関西万博イタリア
パビリオンの南面

イタリア館 情報動画

「出典: Italy a Expo 2025 Osaka (YouTube 公開動画)」

▲目次に戻る

 創業1911年 
 堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501
 著作権・サイト関係  サイトマップ  V9.0
©1996-2025 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co.,Ltd
創業1911年 
会社概要  
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
©1996-2025 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co., Ltd All Rights Reserved.