バングラデシュ人民共和国
People’s Republic of Bangladesh   
 

チリ館公式スタンプ
 

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バングラデシュ館は、「いのちをつなぐ:伝統とイノベーションが調和する国」をテーマに掲げ、国の豊かな文化遺産と現代の発展、そして持続可能な未来への取り組みを紹介しています。外観では幾重にも連なる木のフレームが印象的で、左右から緩やかにカーブする形状は「バングラデシュと日本など世界各国が手を合わせる」姿を象徴しています。この木造フレームは国産スギ材と思われ、オイルステイン系の塗料で仕上げられており、環境に配慮したカーボンゼロ建築としても注目されています。構造は伝統的なベンガル地方の建築様式に現代的デザインを融合させ、国土を縦横に走る河川の流れや人々のつながりを空間的に表現しています。
館内には、バングラデシュの繊維文化を象徴する展示が並び、手刺繍布「ノクシカタ」や伝統的な「ジャムダニ織り」、復元されたモスリンなどが来場者を迎えます。さらに、サステナブル素材として世界的に注目される「ジュート(ゴールデンファイバー)」製品や、高品質のレザー、アパレル、製薬、農業など、同国の主要産業や技術革新を紹介しています。展示の一角では、職人による手織りの実演や液晶画面を用いた地形・産業紹介、そして河川や農村の生活を再現したミニチュア模型なども設けられ、伝統と近代化が共存するバングラデシュの姿を体感できるようになっています。
このパビリオンの設計・展示計画・施工は日本のフジヤが担当しており、伝統文化の温もりと革新的なデザインを融合させた空間を実現しています。木のぬくもりに包まれた展示空間の中で、来場者は人々の暮らし、自然、技術、そして未来への希望が有機的に結びつく「命をつなぐ国」バングラデシュの物語を感じ取ることができます。
バングラデシュ館 プロモーション動画
「出典:Expo2025 大阪・関西万博
 (YouTube 限定公開動画)」