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トイレ4
施設概要
構造:木造、地上1階
敷地面積:775.24m²
延床面積:139m²
延床面積:139m²
設計:浜田晶則建築設計事務所 AHA 一級建築士事務所
構造設計:構造計画研究所
植栽設計・施工:大林環境技術研究所、サカイ工業
施工:カネトモ、中塚工務所
木材加工:ポラテック、大三商行
西ゲートから大屋根リング左へ、ブルーオーシャンドームを通り過ぎたところ
3Dプリンタについて
「トイレ4」では、イタリア製の大型建設用3Dプリンター(WASP)を使用しました。生産は富山に設置した拠点と、会場内の2か所で行われました。
素材は、土・粘土・藁・海藻糊・顔料・酸化マグネシウムなどです。すべて日本国内で入手でき、会期後に自然へ還せるものを選んでいます。これらを独自に配合し、層状に積み重ねることで造形しました。
外装パネルは、富山の工場で1日2枚のペースで生産され、合計56枚を製作しました。十分に乾燥させた後、トラックで会場へ運び、クレーンで木造の躯体に取り付けています。曲面のパネルはすべて形が異なり、並べると岩肌のような立体感が生まれます。
会場では、プリンターを持ち込み、プランター兼ベンチを出力しました。プリント範囲は直径約6.2m、高さ1.7mで、来場者を囲むような曲線が特徴です。石を3Dスキャンしたデータを組み合わせ、自然の形を参考にしています。
強度を確保するために、湿潤養生を約3日行い、その後に乾燥させました。また、防水性と耐候性を確認するため、複数の塗料で試験を行い、最も効果の高いものを採用しています。
木材について
「トイレ4」の建物本体は木造です。 屋根は壁トラスによる10角形の架構になっています。この木の骨組みが、外装パネルやプランターをしっかり支えています。
土のパネルを取り付ける際、土に穴を開けたり、ビスを直接打ち込んだりしていません。プリント中に木材の小さなピースを埋め込み、そこにスクリューで固定しています。そのため、土を傷つけず、解体後も分離しやすい仕組みになっています。
木材は構造だけでなく、外装パネルの受け材や、クレーンで吊り上げるための支持材にも使われています。屋根や壁の下地、プランターや手洗い台の背面の補強など、建物全体を支える役割を担っています。
加工はポラテックが行い、大三商行が納品。施工はカネトモと中塚工務所が行い、木造建築の専門知識に基づいて土と木を組み合わせています。
木材は目立つ場所には多く使われていません。しかし、重量や風圧を受け止め、施工や解体のしやすさ、自然素材同士の相性の良さなど、建物の基盤となる重要な役割を果たしています。
写真はすべてポラテック株式会社様の提供によるものです。
創業1911年
堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501
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