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国内のパビリオンや施設などで木材を構造や内外装などに多用しているもの

森になる建築

「森になる建築」は、2025年大阪・関西万博において、竹中工務店が協賛し、大地の広場に設置された休憩施設です。
この建築は、完成した姿を最終形とせず、時間の経過とともに自然へ還り、やがて森へとつながっていくことを構想した、実験的な万博建築として計画されました。
構造体には植物由来の生分解性素材を用い、3Dプリント技術によって成形されています。外装には、来場者やワークショップ参加者が制作した種入りの紙が貼られており、万博会期後にはその種が芽吹き、植物が育つ仕組みになっています。建築は使用後に解体・廃棄されるのではなく、緑へと姿を変えながら環境の一部になっていくことが前提とされています。
この建築では、木材そのものは主要構造材として使われていませんが、和紙や植物由来素材など、木や植物を起点とした素材循環の考え方が根底にあります。加工された材料としての「木」と、生きて成長する「樹木」という二つの側面を持つ存在を、建築としてどう扱うかという問いが込められている点は、木造建築文化とも深く通じています。
万博という期間限定の場において、「建てて終わり」ではなく、建築が自然へ引き継がれていくプロセスそのものを展示する――
「森になる建築」は、万博と木材、そして未来の建築の関係を考える象徴的な試みと言えるでしょう。
万博-森になる建築
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