休憩所1
休憩所1は、大西麻貴+百田有希(o+h)設計による平屋の休憩・トイレ施設で、延床約830㎡。膜構造・鉄骨造・木造を組み合わせた建築で、トイレや授乳室などの内部空間には国産スギ材(厚さ21mm)が用いられています。
「五感で感じる生き物のような建築」をテーマに、円形の大屋根を持つ半屋外空間が特徴です。屋根にはファッション業界のデッドストック生地約40種を手作業で取り付けたテキスタイル膜が使われ、光を透かし風に揺れることで、柔らかな日陰と心地よい雰囲気を生み出します。中央の休憩スペースには、床下から冷気が伝わるハンモック状の床が設けられ、寝転ぶと風や光を体感できる仕掛けとなっています。
トイレや授乳室、カームダウンルームなど多様な利用者に配慮したインクルーシブな構成で、色分けや配置によって直感的に利用しやすい設計としています。手作業によるテキスタイルや木の内装など、人の温もりを感じる素材を組み合わせることで、万博の体験の合間に光や風、素材の感触を楽しみながら休める場となることが目指されています。