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ポップアップステージ 東外
若手建築家20組による挑戦
今回の大阪・関西万博では、パビリオン以外の“付属施設”――「休憩所」「ギャラリー」「展示施設」「ポップアップステージ」「サテライトスタジオ」「トイレ」など――を、公募型プロポーザルによって選出された若手建築家20組が分担して設計しました。
起用されたのは主に30代から40代前半の建築家たちであり、今後国内外で確実に活躍していくであろう新進気鋭の世代です。その建築のクオリティを見れば、その才能と将来性は一目瞭然です。ポップアップステージ(東外)も、そうした次世代を担う建築家のひとり、
萬代基介
氏によって設計されました。
設計コンセプト
このステージは、シンプルかつ最小限のリングフレームで構成されるドーム建築です。
最小限の部品で構成されているため、会期終了後には解体・移設が可能で、持続的に使い続けられることを目指したサステナブルな設計となっています。
外皮は映像投影が可能で、建物全体が光や映像に包まれると、生命体のように変化します。
緑地帯に配置されたドームには開口があり、木々が内部にも伸び込み、人と自然が共存する社会を象徴する場となっています。
夜には障子張りのように光がやわらかく広がり、開口部から月が見える幻想的な表情を見せます。
建築概要
・舞台形式:円形ステージ
・構造:鉄骨造
・階数:平屋建
・床面積:約78.41㎡(直径 約10m)
・基本設計:萬代基介建築設計事務所
・実施設計:萬代基介建築設計事務所
見どころポイント
・リング構造による移築性
・緑と調和する軽やかな膜と開口部
・様々な用途に転用できるフレキシブルな設計
中川木材産業の役割
このプロジェクトにおいて、ウッドデッキ部材の提供・施工を担当したのが中川木材産業です。
・当初は9cm幅の板が想定されていましたが、当社が提案した幅180mm・厚み40mmの国産杉材が採用されました。
・杉材は十分に乾燥・加工を施し、短期間でも木材特有の「反り」が発生しないよう徹底した品質管理を行いました。
・根太には国産桧を使用し、強度と耐久性を確保しました。
・提供した木材は大阪・関西万博協会への無償提供(協賛)であり、その実績から「会場整備参加サプライヤー」として公式に認定されています。
これにより、当社は「みゃくみゃく」などの公式ロゴ・画像を利用できるようになりました(ロゴ申請の手続きは大変なものでしたが…)。
工事全体は富山県の株式会社岡部が受注し、当社は同社からウッドデッキ部の施工を任されました。萬代基介建築設計事務所からの直接依頼によって進められたことも、当社にとって大きな誇りです。
空間の魅力
・柔らかな曲線で構成されたドームでは、多様なイベントが開催可能です。
・外膜への映像投影により、昼と夜でまったく異なる空間演出が楽しめます。
・ドーム内には開口部があり、樹木や草花が外へと伸び、自然と人間が共存する未来像を象徴しています。樹木の選定もすばらしいものです。
まとめ
「ポップアップステージ(東外)」は、万博協会の企画のもと、萬代基介氏による先鋭的な設計と、ゼネコン、資材業者、職人による協働によって実現しました。若手建築家20組の挑戦の一翼を担う施設であり、持続可能な建築の未来像を示す象徴的なステージとなっています。
創業1911年
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