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小説と木
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  2. クワ 1箇所

太宰治の小説 「姥捨」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1947年、文庫本におけるページ数は27ページ

ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
21 下駄 下駄だけは、白く新しかった。 濃紺の絹の襟巻を首にむすんで、下駄だけは、白く新しかった。
22 柵が映されて さいしょ田舎の小学校の屋根や柵が映されて、
26 板の間 うす暗い玄関の階段の下の板の間に、
33 下駄 下駄 路面の雪は溶けかけたままあやうく薄く積っていて、ふたりの下駄をびしょ濡れにした。
35 林檎もあった 林檎もあった さかなは、鑵詰の蟹と、干椎茸であった。林檎もあった。
39 スギ 杉林 路の左側の杉林に、嘉七は、わざとゆっくりはいっていった。
39 落葉 落葉 落葉が厚く積っていて、じめじめぬかった。
41 クワ 桑に似た幹 その端を桑に似た幹にしばり、
41 桑に似た幹 その端を桑に似た幹にしばり、
41 木の幹 木の幹に結びつけた兵古帯をほどいて首からはずし、
41 木の幹 木の幹に結びつけた兵古帯をほどいて首からはずし、
43 スギ 山の杉の木 深夜の山の杉の木は、にょきにょき黙ってつっ立って、尖った針の梢には、冷い半月がかかっていた。
43 スギ 杉の木 一本の杉の木にさえぎ止められ、かず枝は、その幹にまつわりついて、
43 スギ 杉の朽葉 しかもその髪には、杉の朽葉が一ぱいついて、獅子の精の髪のように、山姥の髪のように、荒く大きく乱れていた。
43 その幹 一本の杉の木にさえぎ止められ、かず枝は、その幹にまつわりついて、
43 朽葉 杉の朽葉 しかもその髪には、杉の朽葉が一ぱいついて、獅子の精の髪のように、山姥の髪のように、荒く大きく乱れていた
43 尖った針の梢 深夜の山の杉の木は、にょきにょき黙ってつっ立って、尖った針の梢には、冷い半月がかかっていた。
44 スギ 杉林の奥の また杉林の奥のほうへ引きかえそうと努めた。
44 木の根 木の根にすがり つんのめり、這いあがり、ずり落ち、木の根にすがり、
44 木立 木立に充満 朝霧が、もやもや木立に充満している。
45 スギ 杉の朽葉 杉の朽葉を、一つ一つたんねんに取ってやりながら、
45 下駄 下駄を捜し かず枝の下駄を捜しまわったり、
45 杉の朽葉 杉の朽葉 杉の朽葉を、一つ一つたんねんに取ってやりながら、
46 スギ 杉林 嘉七はひとり杉林から脱けて、水上のまちに出て、
46 スギ 杉林 やっとどうにか歩けるようになって、ふたりこっそり杉林を出た。
  1. 思い出
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  3. 逆行
  4. 猿ヶ島
  5. 陰火
  6. 猿面冠者
  7. 魚服記
  8. 葉 
  9. 雀こ
  10. 地球図
  11. 道化の華
  12. 彼は昔の彼ならず
  13. ロマネスク
  14. めくら草紙
  15. 親友交歓
  16. トカトントン
  17. ヴィヨンの妻
  18. おさん
  19. 家庭の幸福
  20. 桜桃
  21. バンドラのはこ
  22. 正義と微笑
  23. 葉桜と魔笛
  24. 美少女
  25. 火の鳥
  26. 華燭
  27. 老人ハイデルベルヒ
  28. 八十八夜
  29. 懶惰の歌留多
  30. 春の盗賊
  31. 兄たち
  32. 新樹の言葉
  33. I can speak
  34. 誰も知らぬ
  35. 秋風記
  36. 愛と美について
  37. 人間失格
  38. 津軽
  39. 女生徒
  40. おさん
  41. きりぎりす
  42. 貨幣
  43. 饗応夫人
  44. 十二月八日
  45. 雪の夜の話
  46. 千代女
  47. 待つ
  48. 誰も知らぬ
  49. 燈籠
  50. 皮膚と心
  51. 葉桜と魔笛
  52. ダス・ゲマイネ
  53. 帰去来
  54. 駆込み訴え
  55. 故郷
  56. 女生徒
  57. 走れメロス
  58. 東京八景
  59. 富嶽百景
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  61. あさましきもの
  62. モナコ小景
  63. 哀蚊
  64. 花火
  65. 貨幣
  66. 怪談
  67. 角力
  68. 戯曲 虚勢
  69. 犠牲
  70. 股をくぐる
  71. 虎徹宵話
  72. 口紅
  73. 此の夫婦
  74. 最後の太閤
  75. 私のシゴト
  76. 将軍
  77. 掌劇 名君
  78. 針医の圭樹
  79. 赤心
  80. 断崖の錯覚
  81. 地図
  82. 彼等と其のいとしき母
  83. 負けぎらいト敗北ト
  84. 洋之助の気焔
  85. 律子と貞子
  86. 鈴打
  87. 哄笑に至る
  88. 斜陽
  89. 薄明
  90. 苦悩の年鑑
  91. 十五年間
  92. たずねびと
  93. 男女同権
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  95. 春の枯葉
  96. メリイクリスマス
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  98. 饗応夫
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  110. 皮膚と心
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