- リンゴ 4箇所
- ヤマナラシ 1箇所
- モミ 1箇所
- キリ 1箇所
- カシ 1箇所
太宰治の小説「ロマネスク」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は 1933年、文庫本におけるページ数は 23ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
264 |
リンゴ |
林檎畑 |
林檎畑のまんまんなか |
265 |
リンゴ |
林檎畑 |
ことごとくの林檎畑に |
266 |
花 |
花 |
すばらしく大きい薄紅の花が咲きそろい |
266 |
リンゴ |
林檎 |
林檎の果実が手毬くらいに |
266 |
キリ |
桐の実 |
桐の実みたいに鈴成りに成った |
266 |
果実 |
果実 |
果実の肉がはち切れるほど |
266 |
リンゴ |
林檎 |
林檎も前年に負けず |
266 |
枝 |
枝 |
枝のたおたおするほどかたまって結実したのである |
267 |
木材 |
木材 |
何百本もの木材を |
267 |
カシ |
樫 |
樫や樅や白楊の大木を |
270 |
森 |
森 |
隣村の森を通り抜けても |
275 |
板塀 |
板塀 |
土塀や板塀に無数の大小の穴があき |
276 |
根株 |
根株 |
枯れた根株の |
276 |
枯木 |
枯木 |
枯木の三角の印は |
276 |
根株 |
根株 |
この根株のようにいつも |
285 |
上梓 |
上梓 |
いっそ上梓しようか |
290 |
木葉 |
木葉 |
金銭もまたわれらに於いて木葉の如く軽い |