この小説には樹木は掲載されていません。

太宰治の小説「此の夫婦」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は 1928年、文庫本におけるページ数は 29ページ

ページ	元樹種	掲載樹種	掲載言葉
25	大工	大工	自分に若(も)し大工の能力があれば、喜んで大工もしょう。
216	街路樹	街路樹	其処に待ってきて点々と街路樹が、--塵一つ残さず洗い清められた深緑の葉からぽとぽと雫を滴らせながら、
216	葉	深緑の葉	其処に待ってきて点々と街路樹が、--塵一つ残さず洗い清められた深緑の葉からぽとぽと雫を滴らせながら、
217	街路樹	街路樹	はるか向こうの街路樹の蔭からぽっかり浮かんだ。
223	格子戸	格子戸	部屋の中は格子戸越に往来からまる見えであった。
223	床間	床間	床間こそ無いが、部屋は割に小じんまりとした普請だつた。
223	普請	普請	床間こそ無いが、部屋は割に小じんまりとした普請だつた。
225	大工	大工の能力	自分に若(も)し大工の能力があれば、喜んで大工もしょう。
225	大工	大工	だが悲惨にも自分には大工は愚か、あんな大臣の職業にだに堪え得る能力がないのだ。
227	格子戸	格子戸	玄関の格子戸をカランと音させたかと思うと直ぐ部屋に駆け込んで、
239	森羅万象	森羅万象	或いは草木も眠って居るだろう。森羅万象ことごとくが死んだようにじ---と鳴りをひそめて居るまっただ中で、
239	草木	草木	或いは草木も眠って居るだろう。森羅万象ことごとくが死んだようにじ---と鳴りをひそめて居るまっただ中で、
240	枯れ木	枯れ木も山のにぎわい	枯れ木も山のにぎわい、で誰でも構わないから