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小説と木
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  4. カキ 9箇所
  5. トチ 8箇所
  6. スギ 6箇所
  7. ヒノキ 6箇所
  8. アオギリ 6箇所
  9. サルスベリ 4箇所
  10. キンカン 3箇所
  11. チャ 3箇所
  12. サクラ 2箇所
  13. ウメ 2箇所
  14. ケヤキ 2箇所
  15. イチジク 1箇所
  16. アカマツ 1箇所
  17. クス 1箇所
  18. クリ 1箇所
  19. サザンカ 1箇所
  20. ナツミカン 1箇所
  21. バラ 1箇所
  22. ムクゲ 1箇所
  23. ザクロ 1箇所

夏目漱石の小説「吾輩は猫である」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1905年、文庫本におけるページ数は470ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
6 一樹の蔭とは
9 板ノ間 板の間 台所の板の間で
13 二三枚の葉が
13 チャ 茶の木 茶の木の根を
13 茶の木の根を
13 スギ 杉垣 杉垣のそばまでくると
13 スギ 杉垣 杉垣の上から出たる梧桐の枝を
13 梧桐の枝 杉垣の上から出たる梧桐の枝を
13 アオギリ 梧桐 杉垣の上から出たる梧桐の枝を
14 チャ 茶畑 茶畑ばかり
15 チャ 茶畠 茶畠の中で
15 椽ノ下 椽の下 椽の下へ這い込んだら
18 椽側 椽側 吾輩は椽側で
20 椽側 椽側 南向の椽側に
20 木枯シ 木枯し 木枯の吹かない
20 サザンカ 山茶花 紅白の山茶花を
20 アカマツ 赤松 赤松の間に
25 枯木 枯木 枯木寒巌の様な
28 椽側 椽側 書斎の椽側へ上って
30 綿 綿 後で身体が綿の様になって昏睡病にかかった
33 椀の底に膠着している
36 スギ 杉垣 杉垣の隙から
43 トチ トチメンボー トチメンボーを二人前
43 トチ トチ トチメンボー位なところで
43 トチ とち とちめんぼうは妙ですな
43 トチ トチメンボー トチメンボーという料理は
43 トチ トチメンボー トチメンボーだ、トチメンボーだと
43 トチ トチメンボー トチメンボーだ、トチメンボーだと
43 トチ トチメンボー トチメンボーが食いたかったと
43 トチ トチメンボー トチメンボーだと訂正とされました
44 トチメンボー トチメンボー トチメンボーの材料が
44 トチメンボー 橡面坊 橡面坊を種に使った
49 トチメンボー トチメンボー トチメンボーの御馳走を
49 トチメンボー トチメンボー トチメンボーを振り廻している
49 トチメンボー トチメンボー トチメンボーでもと只今より
50 トチメンボー トチメンボー トチメンボーは近頃
57 トチメンボー トチメンボー トチメンボーの亡魂を
57 トチメンボー トチメンボー トチメンボーの御返礼に
58 トチメンボー トチメンボー トチメンボーを御馳走した時にね
58 トチメンボー トチメンボー トチメンボーの復讐を
60 マツ 鴻の台のは鐘懸の松で
60 マツ 例の松の真下に
60 マツ 首懸の松さ
60 マツ 土手の上に松は
60 マツ 首懸の松さ
60 マツ 例の松た、何だい
60 マツ 首懸の松は
60 マツ この松の下へ来ると
61 マツ 他の松では
61 好い枝振りだ
61 枝へ手を懸けてみると
61 マツ この松へぶら下がっている
61 枝が往来の方へ
71 門マツ 門まつ 門松注目飾りは
72 木彫 木彫 木彫の猫の様に
86 ヤナギ 弁じましたる柳かな
92 木目 木目 板の木目か
92 板の木目か
105 椽側 椽側 椽側に寐転んで
106 ウメ うめ 椽側へ梅の花の印を押す位な事は
106 椽側 椽側 椽側へ梅の花の印を押す位な事は
107 植込 植込 植込の中を通り抜けて
107 唐変木 唐変木 厄介な唐変木だ
108 垣根 垣根 垣根の側へ行って
111 椽ノ下 椽の下 椽の下へもぐり込む
112 住居 住居 わが住居の下等なるを
112 襖障子の具合などには
114 木に竹を接いだ
118 唐変木 唐変木 高慢ちきな唐変木だ
120 棒杭 棒杭 垣を囲らし棒杭を立てて
121 天秤棒は避けざる
121 天秤棒を喰う
122 椽の下へ出る
124 木像 木像 木像の様に大人しくしておらねば
126 木魚 木魚 比丘尼が木魚の音を
126 椽ノ下 椽の下 椽の下からでも
126 椽ノ下 椽の下 椽の下に居るから
147 サルスベリ 百日紅 百日紅が咲いていた
147 サルスベリ 百日紅 百日紅が散るまでに
147 サルスベリ 百日紅 百日紅が散って
148 サルスベリ 百日紅 百日紅の散るまでに
149 木像 木像 木像は仏師屋の隅で
149 白木 白木 白木のまま
149 クリ 団栗だか
154 木枯シ 木枯し 木枯しのはたと
156 マツ 竜文堂に鳴る松風の音を聞かない
158 ヤナギ 揚板 揚板に蹶いてか
159 ヤナギ 只柳行李の後に
159 柳行李 柳行李 只柳行李の後に
159 柳行李 柳行李 柳行李の間に
159 ヤナギ 柳行李の間に
164 柳行李 柳行李 柳行李の辺から
164 ヤナギ 柳行李の辺から
165 椽側 椽側 椽側を次第に遠のいて
181 木強漢ですら
183 小桶 小桶 小桶の尻が
183 樽木 樽木 樽木の交叉した
183 摺小木 摺小木 摺小木が並んで
186 欄間 欄間 欄間と云う様な所が
186 サクラ 彼岸さくら 彼岸桜を誘うて
188 板ノ間 板の間 板の間から彼を見上ぐる
188 ヤナギ 揚板 揚板の上に跳ね返る
189 板ノ間 板の間 板の間の上へ転がり出す
191 スギ 杉垣 植木屋を入れた杉垣根の
191 芭蕉葉 芭蕉葉 贋造の芭蕉葉の様だ
196 寄木 寄木細工 寄木細工の巻煙草入から
199 スギ 杉箸をむざと
206 杓子 杓子 杓子で以て
210 天秤棒 天秤棒 天秤棒で担いで
211 天秤棒 天秤棒 天秤棒を卸して
213 木で鼻を括った様な
215 その枝へ烏を
215 ヤナギ 柳の幹 柳の幹から一本の
215 ヤナギ 大きな柳を一本
216 ヤナギ 大きな柳があって
216 ヤナギ 柳の影で白い女が湯を浴びている
216 ヤナギ 長い柳の枝に烏が一羽とまって
216 長い柳の枝に烏が一羽とまって
216 拍子木 拍子木 拍子木を入れて
217 鳥が枝の上で
222 アオギリ 梧桐 梧桐の緑を綴る間から
226 ウメ 梅花形 梅花形の瓦の上に
227 庭の立木を
229 高い木の枝にとまって
229 木を上って行って
229 木登リ 木登り 然し木登りに至っては
229 木登らずと
229 高い木の枝にとまって
230 満樹 到着する時分には満樹寂として片声(へんせい)をとどめざる事がある
230 アオギリ 青桐 青桐である
230 アオギリ 梧桐 漢名を梧桐と号するそうだ
230 アオギリ 青桐 この青桐は葉が非常に多い
230 その葉は皆団扇位な大さであるから
230 枝がまるで見えない位茂っている
230 アオギリ 梧桐 梧桐は注文通り二叉になっているから
230 一休息して葉裏から
231 マツ 松滑りである
231 マツ 松滑りと云うと松を滑る様に
231 木登リ 木登り 木登りの一種である
231 マツ 松滑りは、登る事を目的として登る
231 マツ 松は常盤にて最明寺の御馳走をしてから
231 マツ 松の幹程滑らない
231 樹の上で
232 椽側 椽側 椽側と平行している
232 マツ 松の木を勢よく
232 マツ 松樹の巓に
232 マツ 松の木の上から落ちる
232 マツ 松の木越をやって見給え
232 マツ 松滑りと云うのである
232 丸太 丸太 所々に根を焼いた丸太が
235 マツ 松の木の皮で
235 マツ 松皮摩擦法をやるより
236 松脂 松脂 松脂に於てをやだ
236 この脂たる頗る執着心の強い者で
236 松には脂がある
236 マツ 松には脂がある
237 マツ まつ薪 松薪が山の様で
237 マツ 左の方に松を割って八寸位にしたのが山の様に
238 四五尺の間板が余って
238 板の高さは
238 小桶 小桶 小桶の南側は
238 小桶 小桶 小桶諸君の意を
238 小桶 小桶 丸い小桶が
238 マツ まつ薪 松薪と石炭の間に
246 板間 板間 板間を見渡すと
247 小桶 小桶 小桶を慾張って
249 板ノ間 板の間 板の間へ上がりはせん
250 板ノ間 板の間 流しと板の間の境にある敷居の上であって
250 敷居 敷居 流しと板の間の境にある敷居の上であって
250 板ノ間 板の間 板の間に上がれば
250 鋸でこの大岩を
251 ザクロ 遠柘榴 狭い柘榴口に
258 椽側 椽側 椽側から拝見すると
258 キリ 桐の木が七八本行列している
258 ヒノキ 檜が幅を利かしているごとく
258 檜の枝は吹聴する如く
258 向こうは茂った森で
258 ヒノキ 檜が蓊然と五六本併んでいる
258 ヒノキ 檜の枝は吹聴する如く
259 木の類は
259 キリ 桐の爼下駄を穿いて
259 この間の枝でこしらえましたと
259 キリ 桐はあるが
259 キリ 一文にもならない桐である
259 キリ 玉を抱いて罪ありと云う古語があるそうだが、これは桐を生やして銭なしと云っても然るべき
259 キリ 桐の方で催促しているのに
259 逆茂木 逆茂木 乱杭、逆茂木(さかもぎ)の類は
259 乱杭 乱杭 乱杭、逆茂木の類は
260 キリ 桐の木を去って檜の方に進んで来た
260 キリ 桐畠に這入り込んできて
260 ヒノキ 檜のある所は
260 ヒノキ 桐の木を去って檜の方に進んで来た
261 植物園 植物園 植物園かと思いました
262 キリ 桐畠の方で
266 木戸 木戸 木戸をあけて
266 木戸 木戸 木戸を開いて
266 キリ 必ず桐の木の附近を
268 樹下石上を宿とすると
268 樹下石上とは
269 渋柿 渋柿 インスピレーションを得る為めに毎日渋柿を十二個ずつ食った
269 渋柿 渋柿 渋柿を食えば便秘する
269 朽木 朽木 一寸八分の朽木である如く
271 キンカン 金柑 金柑頭を
271 高い木には風があたる
271 擂粉木 擂粉木 擂粉木の大きな奴を
272 キンカン 金柑 金柑は潰れるに
272 キンカン 金柑 金柑とも薬罐とも
273 椽側 椽側 椽側へ出て午睡をして
273 木戸 木戸 木戸から廻って
276 樹下石上を宿としなくとも
277 擂粉木 擂粉木 擂粉木の大きな奴を
277 擂粉木 擂粉木 擂粉木のあとに
278 擂粉木 擂粉木 擂粉木が団子に
278 擂粉木 擂粉木 擂粉木をやっと
278 擂粉木 擂粉木 擂粉木の所有者に
279 キリ 桐の下葉を
279 桐の下葉を
280 椽側 椽側 椽側の前まで
280 ヤナギ 柳の下には必ず鰌がいる
281 木戸 木戸 木戸口から庭中に
285 バラ 薔薇 薔薇の水で
289 イチジク 無花果 無花果を食うのを
298 ヒノキ 向に檜があるだろう
303 椽側 椽側 椽側から書斎の入口まで
309 ヤナギ だいぶ柳の虫や赤蛙の
317 椽側 椽側 椽側へ出て
328 マツ あの松の木へカツレツが
328 マツ 隠居の居る庭先の松の木を割いてしまった
344 中から堅炭の
344 炭の粉で真黒くなった
350 マツ 鼻づらを松の木へ
351 ケヤキ この代物は欅か
351 如輪木 如輪木 欅の如輪木か
351 ケヤキ 欅の如輪木か
352 サクラ 桜か桐か
352 キリ 桜か桐か
357 算盤珠 算盤珠 算盤珠の様に
391 老木 公園内の老木は森々として
391 樹の茂った
391 森々 森々 公園内の老木は森々として
392 スギ 老杉の葉を悉く振い落す様な勢で
409 ナツミカン 夏蜜柑 夏蜜柑の様に
409 梅干 梅干 中心から梅干が
416 カキ 甘干の柿を一つ食って
416 カキ 甘干の柿を一つ食って
416 カキ 柿はいいがそれから
416 渋柿 渋柿 渋柿の甘干を
416 渋柿 渋柿 渋柿の皮を剥いて
417 カキ 柿を食ってはもぐり
417 カキ 柿ばかり食ってて
417 カキ 又柿を食ったのかい
419 木の葉 木の葉で路が一杯です
419 東嶺寺の森が
419 落葉 折柄柿落葉の時節で
419 カキ 折柄柿落葉の時節で
419 森から上は
423 ヤナギ 枯柳 県庁の前で枯柳の数を勘定して
429 ムクゲ むくげ 丁度木槿垣を
435 落葉 星月夜に柿落葉
435 カキ 星月夜に柿落葉
435 カキ 甘干しの柿はないぜ
436 クス 樟脳 樟脳を採る
436 マツ 赤松 赤松の間から
436 クス 楠ばかりだ
438 歌を森の中でうたってるところは
478 ヤナギ むっとして弁じましたる柳かな
478 ヤナギ むっとして戻れば庭に柳かな
  1. こころ
  2. それから
  3. 吾輩は猫である
  4. 硝子戸の中
  5. 草枕
  6. 文鳥
  7. 夢十夜
  8. 永日小品
  9. 思い出す事など
  10. ケーベル先生
  11. 変な音
  12. 手紙
  13. 坊ちゃん
  14. 三四郎
  15. 二百十日
  16.  
  17. 野分
  18. 抗夫
  19. 倫敦塔
  20. カーライル博物館
  21. 幻影の盾
  22. 琴のそら音
  23. 一夜
  24. 琴のそら音
  25. 薤露行
  26. 趣味の遺伝

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