- マツ 8箇所
- ミカン 5箇所
- ヤナギ 3箇所
- スギ 3箇所
- クリ 3箇所
- シュロ 1箇所
- ザクロ 1箇所
- カエデ 1箇所
夏目漱石の小説 「坊ちゃん」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1906年、文庫本におけるページ数は174ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
6 |
クリ |
栗 |
真中に栗の木が一本立っている |
6 |
クリ |
栗 |
栗を盗みにくる |
6 |
クリ |
栗 |
命より大事な栗だ |
6 |
実 |
実 |
実の熟する時分は |
9 |
木 |
木の端 |
他人から木の端の様に取り扱われるのは何ともない |
38 |
カエデ |
楓 |
植木鉢の楓みた様な小人が出来るんだ |
40 |
ザクロ |
ざくろ |
ざくろ口を覗いて見ると |
49 |
朴念仁 |
朴念仁 |
辛抱強い朴念仁がなるんだろう |
52 |
森 |
森 |
森としている |
58 |
森 |
森 |
五重の塔が森の上へ抜け出して |
58 |
マツ |
松 |
松ばかりだ |
58 |
マツ |
松 |
松ばかりじゃ住めっこない |
58 |
マツ |
松 |
あの松を見給え |
59 |
マツ |
松 |
無人島の松の木の下に |
62 |
木 |
木 |
米のなる木が命の親だろう |
62 |
丸木 |
丸木 |
丸木が芝の写真師で |
62 |
米 |
米 |
米のなる木が命の親だろう |
89 |
マツ |
松 |
馴染の芸者が松の木の下に立ったり |
100 |
椽 |
椽 |
椽鼻へ出て腰をかけながら |
100 |
葉 |
葉 |
初秋の風が芭蕉の葉を動かして |
107 |
ヤナギ |
柳 |
町内の両側は柳が植って |
107 |
ヤナギ |
柳 |
柳の枝が丸るい影を従来の中へ落としている |
107 |
ヤナギ |
柳 |
一本の柳の幹を照らしている |
119 |
唐変木 |
唐変木 |
唐変木はまずないからね |
119 |
唐変木 |
唐変木 |
唐変木て、先生なんぞなもし |
132 |
枝 |
枝 |
松の枝を挿して |
132 |
マツ |
松 |
松の大きな枝が挿してある |
132 |
枝 |
枝 |
松の大きな枝が挿してある |
132 |
マツ |
松 |
松の枝を挿して |
141 |
シュロ |
しゅろ |
棕梠箒を小脇に抱え込んで |
148 |
ミカン |
蜜柑 |
只一本の蜜柑があって |
148 |
ミカン |
蜜柑 |
この蜜柑を眺める |
148 |
ミカン |
蜜柑 |
蜜柑の生っているところは |
148 |
実 |
実 |
あの青い実が段々と熟してきて |
148 |
ミカン |
蜜柑 |
旨い蜜柑だそうだ |
148 |
ミカン |
蜜柑 |
おれが蜜柑の事を考えているところへ |
148 |
植木 |
植木 |
これと云う植木もない |
153 |
マツ |
松 |
天主の松の上をふわふわ飛んで |
175 |
スギ |
杉 |
一丁ばかりの杉並木があって |
175 |
スギ |
杉 |
杉並木で捕まえてやろうと |
177 |
スギ |
杉 |
杉の根方に |