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小説と木
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  7. スギ 3箇所
  8. ウメ 2箇所
  9. リンゴ 1箇所
  10. モミ 1箇所
  11. ザクロ 1箇所
  12. カイドウ 1箇所

夏目漱石の小説 「永日小品」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1909年、文庫本におけるページ数は93ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
69 木戸 木戸  木戸を開けて
69 手桶 手桶  手桶を右の手に
69 やがて桶の尻をどさっと
70 手桶 手桶 手桶の柄に
70  森の中る音も
70 森の上には
70 スギ 黒い雲が杉の梢に
71 貴王の森を正面に
71 スギ 今杉の頭に
71 森の中へ落ちそうだ
74 板ノ間 板の間 素足のまま板の間に出て
76  桶の中に蝋燭
76 台所の小桶まで
78 そとはすぐ板きになる
78  板きの左にある
79 松葉 松葉 狭い庭に枯松葉を
79 マツ 塀の中に松が植えてある
79 植木 植木 冬になると植木屋が来て
80 生垣 生垣 生垣の間から
80 大工 大工 大工の源坊が
81 生垣 生垣 生垣の間から
81 カキ 赤い柿を出して
81 カキ 下から柿を睨めながら
81 生垣 生垣 生垣から手を
82 カキ 手に持った柿を
82 カキ 柿は喜いちゃんの
82 カキ 泥の着いた柿をひろった
82 カキ 柿をぱたりと
82 カキ 柿の一片を
84 板ノ間 板の間 つるつるした板の間が
84 板ノ間 板の間 この板の間を眺めて
84 板ノ間 板の間 この書斎は板の間である
86 火鉢には新しい切炭か
86 切炭のばちばち鳴る音
95 植込 植込 庭の植込みを眺めた
96 幹の形も意識して
96 木の葉 恐らく木の葉も
99 しばらく白い木の棒を
99 杓子 杓子 おもちゃの杓子をおろして
103 かんらんの樹の下
107 沓脱 沓脱 沓脱へ下りた
113 兄妹して薪屋の二階
119 モミ 途中に太い樅が
119 静かな枝を夜に
119 黒い幹と動かぬ枝を
119 黒い幹と動かぬ枝を
121 スギ 綺麗な杉垣ばかり
125 キリ  桐の箱の塵
126 キリ 桐の箱へ入れて
126 キリ 桐の箱を持って
127 ウメ 蝋梅が活けてあった
127 キリ 桐の箱を抱えて
128 塗板を眺めていると
128 黒板 黒板  黒板に記元節
128 洋卓 洋卓 洋卓の傍へ
128  塗板に書いてある
129 塗板に気が附いた
129 クリ 栗の出るところ
129 クリ 自分で栗と一所に
130 クリ 例の栗をね
130 クリ 栗を水の中に
132 カイドウ 海棠  海棠と思われる花
133 ただ一葉
133 リンゴ 林檎 真ん中が林檎の熟した程
135 野と林を暖かい色
135 その間に野と林の色が
135 バラ 薔薇 一本の薔薇が
135 バラ 薔薇 薔薇は高く這い上がって
135 バラ 薔薇 薔薇の蔓の届かぬ
136 木魚 木魚 木魚の名を
136 木の葉 スコッチファーという常磐木の葉が
136 木魚 木魚 この木魚の中から
136 木魚 木魚 小さい木魚程の
136 濃淡の板が幾階となく
136 層々と樺の黄葉が
136 その黒い幹をちょろちょろと
137 バラ 薔薇 美しい薔薇の花びらが
138 しきりに鋸の音が
138 こんもり隠す松の幹が
138 マツ こんもり隠す松の幹が
138 アオギリ 梧桐 眼を梧桐から空に移した
138 アオギリ 梧桐 梧桐の上を高く
138 植木 植木 植木屋がせっせと
138 アオギリ 梧桐 梧桐の枝を卸して
139  瘤で埋まって
139 行李 行季  行季の底から
139 アオギリ 梧桐 梧桐の先が
139 延びようとする枝が
139 股の根は
139 アオギリ 梧桐 梧桐を隔てて
139 アオギリ 梧桐  梧桐の先を見ていた
139 垣根 垣根 垣根の外を
139 アオギリ 梧桐 梧桐の頂辺を
139 枝を透かした
144 ザクロ 遠柘榴 しばらくは柘榴の細枝に
144 下駄 下駄  下駄の歯入れが垣の外
144 天秤棒にくくりつけ
144 ウメ 真っ白に咲いた梅の中から
144 しばらくは柘榴の細枝に
144 枝の上が煙る
146 マツ 真ん中に二階松が
147 大工 大工 大工か何かの
151 戸板 戸板  戸板へぶつけると
  1. こころ
  2. それから
  3. 吾輩は猫である
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  6. 文鳥
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  9. 思い出す事など
  10. ケーベル先生
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  21. 幻影の盾
  22. 琴のそら音
  23. 一夜
  24. 琴のそら音
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  26. 趣味の遺伝

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