
エスワティニ館公式スタンプ

東ゲートから大屋根リングを通り正面に見えるマレーシア館の前を通り過ぎると右側にコモンズ館Aがあり、この中にある。
子供の頃、世界の切手を集めるのが趣味でした。その中でも特に惹かれたのが、樹木や木材を題材にした切手で、それらを整理・分類して「切手に見る樹木・森林」というページを制作し、現在も収集を続けています。
その切手の中に、当時のスワジランド王国のものがあり、樹形や葉をデザインした普通切手が20枚ほど並ぶ姿はとても美しく、強く印象に残っています。私の手元にあるスワジランドの切手には、いずれも国王の肖像が描かれており、頭に着けた独特の装飾とあわせて、この国への関心を深めるきっかけとなりました。国旗のデザインも非常に個性的です。
その後、国名がエスワティニ王国に変更されたことを知りました。きっかけは、食品の缶詰に表示されていた原産国名が「Eswatini」となっていたことで、「どんな国だろう」と調べてみると、かつてのスワジランドであると分かったのです。
そうした個人的な記憶があるため、万博のコモンズ館でエスワティニを見つけた時には、懐かしい国を再訪したような気持ちになりました。
パビリオンでは、国を象徴する国王や王室文化、歴史と未来への展望が紹介され、伝統工芸品の展示や、VRゴーグルによる体験型映像も用意されています。
展示品には、100%リサイクル素材から手作りされたガラスアートやガラス食器、天然のサイザル麻を職人が編んだバスケット、モヘア、シルク、コットンによる手織りのインテリア製品、植物素材を編み込んだハンドメイドのレザーバッグ、手織りのカーペットやラグ、ブレスレットやネックレスなどの手作りアクセサリー、手彫りの木製装飾品などが並び、自然素材と手仕事の国であることがよく伝わってきます。
エスワティニ王国(Kingdom of Eswatini)は、アフリカ南部の内陸国で、南アフリカ共和国とモザンビークに囲まれています。
2018年に国名をスワジランド王国から変更し、「エスワティニ」はスワティ語で「スワジ人の場所」という意味を持ちます。
国土面積は約17,364平方キロメートルで、日本の四国ほどの大きさ。
首都は行政首都のムババーネ、最大都市はマンジーニです。人口は約120万人(2024年時点)。
国王を元首とする君主制国家で、国民の約8割を占めるスワティ人を中心に、伝統文化を大切にした暮らしが続いています。
地理的には高原が多く、西部は平均標高約1,500mの温帯高原地帯、東部の一部は熱帯性気候ですが、降水量は比較的穏やかです。
自然の象徴としては、首都近郊に位置するシベベロック(Sibebe Rock)が有名で、世界で2番目に大きい一枚岩とされ、万博パビリオンではその頂上からの風景を体感できます。
言語はスワティ語と英語が公用語で、多くの国民がバイリンガル。宗教はキリスト教が約9割を占めつつ、伝統宗教との融合も見られます。
国土の多くが緑に覆われ、森林保護や持続可能な農業、エコツーリズムなど、自然と共生する国づくりにも力を入れています。
また、高品質な農産加工品やハンドメイドの工芸品の生産国としても知られ、日本を含む海外企業との貿易・流通・販売の連携にも意欲を示しています。