ネパール Nepal

ネパール館公式スタンプ
ネパール館は、参加国が独自に設計・建設する**「タイプA」パビリオンとして建設されました。設計はネパール人建築家プラジュワル・ハダで、カトマンズの聖地スワヤムフナート・ストゥーパ**をモチーフにした外観が特徴です。持続可能性や再生可能エネルギー、観光、文化交流などをテーマに、ネパールの文化遺産や産業を紹介する施設として計画されました。
しかしこのパビリオンは、開幕に間に合わず、会期中盤の7月19日に開館したことで話題となりました。資材調達や輸送、建設費支払いの遅れが主因とされ、開幕時点で未開館だった海外館の中で最後まで開館できなかった館でもあります。万博では世界的にも建設の遅れは珍しくなく、1970年大阪万博でも開幕当日の早朝まで工事が続いていた例がありました。ネパールも1970年万博には出展しており、その際は問題なく開館しています。
外観は一見レンガ造の建物のように見えますが、構造は鉄骨主体の仮設建築とみられ、純木造建築ではありません。木材は構造体としてはほとんど使われておらず、扉やフェンスなどの部分に日本の杉材が用いられる程度で、意匠的な利用が中心です。木造パビリオンが多く注目された今回の万博の中では、木材構造の比率は高くない建物といえます。
館内は1階に物販や飲食スペースがあり、ネパール料理の販売やグッズショップが並び、ナイトマーケットのような雰囲気があります。2階は展示空間で、千手観音菩薩像や仏像、曼荼羅など仏教美術を中心に約50点が展示され、チベット系仏教文化の色彩や装飾の細やかさが印象的でした。説明が少ない展示もありましたが、混雑は少なく、ゆったりと鑑賞できる空間でした。
ネパール館は、開館遅れという意味でも注目を集めたパビリオンですが、最終的には文化展示、飲食、物販を通じてネパールの文化と観光資源を紹介する拠点となり、万博全体の海外館が出そろう象徴的な存在となりました。
構造面では鉄骨主体・木材は意匠的利用が中心という点が、木材利用の多い今回の万博の中での特徴といえます。
1970年万博ネパール館
ネパールの切手

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