セーシェル共和国 Republic of Sychelles

セーシェル共和国館公式スタンプ
インド洋に浮かぶ115の島々からなるセーシェルは、美しい海と豊かな自然に恵まれた島国で、コモンズA館に出展しています。国土の多くが自然保護区に指定されるなど、世界でも有数の自然保護国家として知られ、「地上最後の楽園」とも呼ばれます。展示では巨大なカメのレプリカや伝統衣装、工芸品、環境保護の取り組みなどが紹介され、観光、持続可能な開発、文化の多様性が伝えられています。
特に印象的なのが、セーシェルにのみ自生するヤシ「ココ・デ・メール(フタゴヤシ)」です。2つの種子が結合した独特の形を持ち、重さは20〜30kgにもなる世界最大の種子として知られています。数十年かけて成熟するこのヤシは、同国の象徴的存在で、展示でも触れたり写真を撮ったりできる形で紹介されていました。
筆者にとってセーシェルは、1990年の国際花と緑の博覧会(花博)での展示が印象に残っています。当時のセーシェル館では、自然保護をテーマにフタゴヤシの雌雄株が植栽され、島々の自然や文化を紹介する庭園展示が行われていました。双子のヤシの実を初めて目にしたのもこの時で、強く記憶に残っています。
セーシェルは人口約10万人の小さな国ですが、英語・フランス語・クレオール語の3言語を日常的に使い分けるなど多文化的な社会を持ち、観光業を中心に金融やITなどの産業も発展しています。豊かな自然と共に生きる島国の姿勢は、万博のテーマである「いのち」とも重なり、自然と共存する未来の在り方を静かに伝える展示となっていました。
セーシェル共和国の切手

英文Coconut palm
和名:ココヤシ

英文Mangrove wood
和名:マングローブ

英文Pandanus Palm
和名:タコノキ

英文Beach Almond
和名:モモタマナ