1. HOME
  2. 6.文化
  3. 文学と木Top
  4. 作家別一覧
  5. 川端康成の集計
  6. 小説: 雪国
小説と木
    >

川端康成の小説「雪国」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1935年、文庫本におけるページ数は168ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
15 裾を冷え冷えと黒光りの板の上へ拡げて、
17 あけび あけび あけびの新芽も間もなく食膳に見られなくなる。
32 女は障子紙に指をつっこんで桟をつかみ、
44 杉林 杉林 村は鎮守の杉林の陰に半ば隠れているが、。
47 スギ 杉の枝から共同湯の屋根に落ちる雪の塊も、
47 杉の枝から共同湯の屋根に落ちる雪の塊も、
48 細かい板 たいての家の屋根は細かい板で葺いて、
48 粗朶 粗朶 傍のの粗朶の束に乗せられて、
49 カキ 柿の木 道端の柿の木につかまった。
51 カキ 柿の木 左には柿の木が隣家の壁沿いに立ち並んでいた。
51 カキ 柿の木 柿の木の幹のように家も朽ち古びていた。雪の斑らな屋根は
51 家も朽ち古びていた。雪の斑らな屋根は板が腐って軒に波を描いていた。
52 桟の目の細かい障子は新しく張り替えられ、
52 箪笥 箪笥 箪笥は古びているが、
52 柾目 柾目 駒箇の東京暮らしの名残か、柾目のみごとな桐だった。
52
駒箇の東京暮らしの名残か、柾目のみごとな桐だった。
52 壁に板を段々に打ち付けたのは、
53
桐の三味線箱だった。
54 木魂 木魂 とこからか木魂(こだま)が返って来そうであった。
60 杉木立 杉木立 ところどころら散らばる杉木立が黒々と目立ち出した。
77 マタタビ またたび またたびの実の漬物やなめこの缶詰など、
77 またたびの実 またたびの実の漬物やなめこの缶詰など、
81 木魂 木魂 どこか雪の山から今にも木魂して来そうに、
85 柳行李 柳行李 爺さんはあわてて荷物棚の柳行李をおろして、
86 檜皮 檜皮色 檜皮色(ひわだいろ)の小さい羽毛のような触角を突き出していた。
86 木の葉 木の葉 拳でどんと叩くと、木の葉のようにぱらりと落ちて、
86 杉林 杉林 よく見ると、その向こうの杉林の前には、
86 スギ 杉の梢 山裾の川は杉の梢から流れ出るように見えた。
86 杉の梢 山裾の川は杉の梢から流れ出るように見えた。
86 シラハギ 白萩 白萩らしい花が小高い山腹に咲き乱れて銀色に光っているのを、
88 カキ 柿の実 窓の外には、真赤に熟した柿の実に夕日があたって、
88 柿の実 窓の外には、真赤に熟した柿の実に夕日があたって、
89 ハギ 萩の花 山に咲いているのは葦なんですね。萩の花かと思った。
104 紅葉 紅葉 窓際へ持ち出した鏡台には紅葉の山が写っていた。
105 古風な作りの家が多い。廂(ひさし)が深い。
105 軒端 軒端 軒端に萱の簾を垂れている。
105 土坡(どは)の上に糸薄を植えた垣があった。糸薄は桑染色の
105 桑染 桑染色 糸薄を植えた垣があった。糸薄は桑染色の花盛りであった。
105 細い葉 その細い葉が一株ずつ美しく噴水のような形に拡がっていた。
105 木魂 木魂 あの悲しいほど澄み通って木魂しそうな声で歌っていた。
110 杉林 杉林 杉林のところから掻き登ってきたのよ。
111 灌木 灌木 灌木類の茂りの裾に熊笹が猛々しく拡がっていた。
111 杉林 杉林 それは杉林に続く丘の中腹で、
113 クリ 栗の木 栗の木の上から子供の声が聞こえた。足もとの草の中にも毬がいくつも落ちていた。
113 栗の木 栗の木の上から子供の声が聞こえた。足もとの草の中にも毬がいくつも落ちていた。
113 栗の木の上から子供の声が聞こえた。足もとの草の中にも毬がいくつも落ちていた。
113 下駄 下駄 駒子は下駄で踏みにじって、実を剥き出した。みんな小粒の栗だった。
113 駒子は下駄で踏みにじって、実を剥き出した。みんな小粒の栗だった。
113 クリ 一握りの栗をいきなり彼の顔に投げつけて、
113 クリ 実を剥き出した。みんな小粒の栗だった。
115 クリ 栗をぶつけられても、腹を立てる風がないので、
115 木の上で子供が見てるよ。
116 杉林 杉林 静けさが冷たい滴となって落ちそうな杉林を抜けて、
116 木陰 木陰 しかし、地蔵の裏の低い木陰から、
117 木魂 木魂 純潔な愛情の木魂が返って来そうだった。
117 幹から幹へ 樹木の幹から幹へ、竹や木の棒を物干し竿のような工合(ぐあい)に
117 幹から幹へ 樹木の幹から幹へ、竹や木の棒を物干し竿のような工合(ぐあい)に
117 木の棒 樹木の幹から幹へ、竹や木の棒を物干し竿のような工合(ぐあい)に
118 カキ 柿の並木 隣家の白壁沿いの柿の並木に、高いハッテが組んであった。
118 並木 柿の並木 隣家の白壁沿いの柿の並木に、高いハッテが組んであった。
118 カキ 柿の木 つまり柿の木のハッフとは直角に、やはりハッテで、
118 薔薇 薔薇 畑は闌(すが)れたダリアと薔薇の手前に里芋が逞しい葉を拡げていた。
118 畑は闌(すが)れたダリアと薔薇の手前に里芋が逞しい葉を拡げていた。
121 石鹸や櫛が散らばっていた。
122 紅葉 紅葉 来週は紅葉でいそがしいわ。
123 紅葉 紅葉 紅葉を門松のように、
123 観楓 観楓客 観楓客(かんぷうきゃく)の歓迎である。
123 門松 門松 紅葉を門松のように、
123 アケビ あけび 旦那、あけびの実を御存知ですか。
123 彼はその実を蔓のまま紅葉の枝に結びつけた。
123 彼はその実を蔓のまま紅葉の枝に結びつけた。
123 彼はその実を蔓のまま紅葉の枝に結びつけた。
123 旦那、あけびの実を御存知ですか。
123 紅葉 紅葉 紅葉は山から伐ってって来たらしく軒端につかえる高さ、
123 一つ一つの葉も驚くばかり大きかった。
124 アケビ あけび 島村はあけびの冷たい実を握ってみながら、
124 冷たい実 島村はあけびの冷たい実を握ってみながら、
125 紅葉 紅葉 渓流の奥の紅葉を見に行くので、
126 ツバキ 椿の間 駒ちゃん椿の間かって、笑うんですよ。
123 紅葉 紅葉 彼はその実を蔓のまま紅葉の枝に結びつけた。
129 枯れ葉 枯れ葉 枯れ葉のように散ってゆく蛾もあった。
129 紅葉 紅葉 宿は紅葉の客の盛りであった。
131 ウメ 梅の間 これから梅の間帰りによりますおやすみ」
137 ナシ 梨の樹 梨の樹が三本。
137 スギ 杉の樹 杉の樹が三本。
137 森の中り蟋蟀(きりぎりす)
138 スギ お杉友達 お杉友達墓参り
138 板敷 黒光りに古びた玄関の板敷きに片寄せてある。桐の三味線箱
138 キリ 関の板敷きに片寄せてある。桐の三味線箱の秋の夜更けらしい静まりも、
141 音のする戸 枯れ切った音のする戸の裾を抱き上げるように引いて、駒子は囁いた。
141 板の間 足音の遠慮もなく板の間を踏んで行くので、
142 障子 障子 煤けた障子のなかに
143 柾目 柾目 柾目のみごとな箪笥や朱塗りの贅沢な裁縫箱は、
143 燐寸 燐寸 あら、燐寸がないわ。
143 紅葉 紅葉 ええ、紅葉のお客さんで、ちっとも捗らないの。
144 紅葉 紅葉 雪催(ゆきもよ)いね。もう紅葉もおしまいになるわ。
144 紅葉 紅葉 ここらあたりは山家(やまか)ゆえ、紅葉のあるのに雪が降る。
148 ウメ 梅の間のお客様
149 紅葉 紅葉 紅葉の銹色(さびいろ)が日毎に暗くなっていた遠い山は、
149 杉林 杉林 薄く雪をつけた杉林は、その杉の一つ一つがくっきりと目立って、
149 スギ 薄く雪をつけた杉林は、その杉の一つ一つがくっきりと目立って、
152 なにか根の涼しさがあるようだった。
153 木魂 木魂 駒子が虚しい壁に突き当たる木魂に似た音を、
153 松風 松風 京出来の古い鉄瓶で、やわらかい松風の音がしていた。
153 松風 松風 松風の音は二つ重なって、近くのと遠くのとに聞きわけられたが、
153 松風 松風 その遠くの松風のまた少し向こうに小さい鈴がかすかに鳴りつづけているようだった。
154 その端を支える柱が道路に立ち並んでいた。
154 雁木 雁木 この国では昔から雁木(がんぎ)というらしく、
154 雁木 雁木 島村はこの町で初めて雁木を見るわけだった。
154 古びた廂の陰は暗かった。
154 傾いた柱の根元が朽ちていたりした。
155 雁木 雁木 島村は雁木の下から道へ出た。
155 板葺 板葺 板葺きの根の算木や添石も温泉町と変わりがなかった。
155 算木 算木 板葺きの根の算木や添石も温泉町と変わりがなかった。
155 廂の柱が薄い影を落としていた。
155 廂の柱が薄い影を落としていた。
156 木の葉 木の葉 この国では木の葉が落ちて風が冷たくなるころ、
156 紅葉 紅葉見 島村が朝寝の床で紅葉見の客の謡ょ開いた日に初雪は降った。
157 杉林 杉林 車がいつもの踏切を越えて鎮守の杉林の横で来ると、
168 古い手押型の木のポンプだった。
169 柱や梁などの骨組みはいぶりながら立っていた。
169 柱や梁などの骨組みはいぶりながら立っていた。
169 板葦 板葦 板葦(いたぶき)板壁に板の床だけでがらんどうだから、
169 板壁 板壁 板葦(いたぶき)板壁に板の床だけでがらんどうだから、
169 板の床 板葦(いたぶき)板壁に板の床だけでがらんどうだから、
170 入り口の柱かなにかからまた火が起きて燃え出し、
170 棟や梁がじゅうじゅう湯気を立てて傾きかかった。
170 棟や梁がじゅうじゅう湯気を立てて傾きかかった。
172 骨組の木 二階桟敷から骨組の木が二三本傾いて来て、
  1. みずうみ
  2. 伊豆の踊り子
  3. 古都
  4. 山の音
  5. 散りぬるを
  6. 千羽鶴
  7. 波千鳥
  8. 片腕
  9. 眠れる美女
  10. 抒情歌
  11. 名人
  12. 禽獣
  13. 温泉宿
中川木材産業のビジネスPRその9   「diyで作るキットデッキ ラクーナの実例」商品ページはコチラです。 画像クリックでそれぞれ体験談に。(公開2018.8.1 更新2019年11月12日 )
kitDeck-ラクーナkitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナkitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナkitDeck-ラクーナkitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ kitDeck-ラクーナ

▲目次に戻る

創業1911年 
会社概要  
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
お問い合わせ  著作権・サイト関係  サイトマップ  迷子になった場合  V9.0
©1996-2024 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co., Ltd All Rights Reserved.