127 |
ウメ |
紅梅 |
今も私は蕾のふくらんだ紅梅を眺めながらじっと心を一つにこらして、 |
106 |
ウメ |
紅梅 |
私の目の前の早咲きの蕾を持つ紅梅に |
132 |
ウメ |
梅の花 |
水晶の数珠、藤の花、梅の花に雪が降っています。 |
132 |
ウメ |
梅の花 |
梅の花に雪が降っていますと言いましたらのと、 |
132 |
ウメ |
梅の花 |
梅の花に雪の降りたる、と、いみじう美しき乳児の苺食ひたる、 |
114 |
カキ |
桃や柿やありの実 |
桃や柿やありの実も精霊、死んだ亡者も精霊、 |
125 |
ゲイッケイジュ |
月桂樹 |
月桂樹となってしまったのでありました。 |
114 |
ナシ |
桃や柿やありの実 |
桃や柿やありの実も精霊、死んだ亡者も精霊、 |
132 |
フジ |
藤の花 |
水晶の数珠、藤の花、梅の花に雪が降っています。 |
114 |
モモ |
桃や柿やありの実 |
桃や柿やありの実も精霊、死んだ亡者も精霊、 |
106 |
開花 |
開花落葉 |
植物とはただの開花落葉というだけの心なのか |
111 |
根 |
根はおんなじ |
根はおんなじもののように思われます。 |
119 |
雑木林 |
雑木林 |
はっきりいたしました西の雑木林を眺めておりましたところ、 |
120 |
雑木林 |
雑木林の一本の若木 |
雑木林の一本の若木を母と思い、その木に話かける方が私にはこのもしいのであります。 |
132 |
雑木林 |
雑木林沿い |
寂しい雑木林沿いと、二つの道がありましたれりど、 |
138 |
枝 |
枝を伸ばして |
青い海の上に枝を伸ばしている花ざかりの夾竹桃、白い木の道しるべ、 |
120 |
若木 |
雑木林の一本の若木 |
雑木林の一本の若木を母と思い、その木に話かける方が私にはこのもしいのであります。 |
111 |
樹 |
さまざまの樹 |
さまざまなの香をはなつさまざまの樹の下に聖者達が座っていられまして、 |
125 |
床の間 |
床の間の紅梅 |
してみれば私が床の間の紅梅をあなたと思い、 |
138 |
梢 |
林の梢 |
林の梢に見える湯の煙、そういう海岸の小路で、 |
121 |
植物 |
植物 |
西方にも動物や植物への転生の伝説は星屑よりも多いのであります。 |
106 |
植物とは |
植物とは |
植物とはただの開花落葉というだけの心なのか |
125 |
森 |
森の女神 |
アネモネと呼ぶ美しい森の女神に風の神がいつしか思いこがれるようになりました。 |
125 |
森 |
森の美しいニンフ |
森の美しいニンフのヘリデスは夫ではない若者の愛の目から隠れるために、 |
127 |
草木 |
禽獣草木 |
私は禽獣草木のうちにあなたを見つけ、 |
120 |
木 |
その木 |
雑木林の一本の若木を母と思い、その木に話かける方が私にはこのもしいのであります。 |
138 |
木 |
白い木の |
青い海の上に枝を伸ばしている花ざかりの夾竹桃、白い木の道しるべ、 |
106 |
落葉 |
開花落葉 |
植物とはただの開花落葉というだけの心なのか |
138 |
林 |
林の梢 |
林の梢に見える湯の煙、そういう海岸の小路で、 |
138 |
夾竹桃 |
夾竹桃 |
青い海の上に枝を伸ばしている花ざかりの夾竹桃、白い木の道しるべ、 |
106 |
蕾 |
早咲きの蕾 |
私の目の前の早咲きの蕾を持つ紅梅に、 |