国木田独歩の小説 「たき火」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1896年、文庫本におけるページ数は5ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
120 |
落葉 |
落葉 |
落葉を浮かべて、ゆるやかに流るるこの沼川を、 |
121 |
丸太 |
その丸太 |
その丸太は燃えじと丸顔の子いふ。 |
121 |
丸太 |
太き丸太 |
己のが力に余る程の太き丸太を置きつつ言へり。 |
121 |
柄 |
柄の折れし |
木の片、柄の折れし柄杓などの色々、 |
121 |
柄杓 |
柄の折れし柄杓 |
木の片、柄の折れし柄杓などの色々、 |
121 |
頬杖 |
頬杖つける |
立てるもあり、砂に肱を埋めて頬杖つけるもあり。 |
121 |
木片 |
木の片 |
木の片、柄の折れし柄杓などのいろいろ、 |
122 |
丸太 |
丸太の端 |
鏡のわくはわずかに焦げ、丸太の端よりは怪しげなる音して湯気を吹けり。 |
122 |
木 |
木にも竹にも |
煙のみ徒(いたづ)らにたちのぼりて木にも竹にも火は容易く燃え忖かず。 |
123 |
拾木 |
拾木 |
げに今まで燃えつかざりし拾木の、忽ちち風に誘はれて火を起こし、 |
124 |
杖 |
投げやりし杖 |
言ひつつ投げやりし杖を拾いて、 |
124 |
杖 |
杖なげ捨て |
嗄(しわが)れし声にて、よき火やとかすかに叫びつ、杖なげ捨てていそがしく背の小包を下ろし、 |
125 |
丸太 |
太き丸太 |
かの太き丸太のみは猶ほ良く燃えたり。 |
125 |
杖 |
杖を投げやり |
荒ら荒らしく杖を投げやりつ。 |
125 |
板 |
板 |
竹も燃えつき、板も燃えつきぬ。 |
125 |
木 |
木の端々 |
、燃えのこりたる木の端々を掻集めて火に加えつ、 |