ページ | 元樹種 | 掲載樹種 | 掲載言葉 |
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204 | 陳皮 | 陳皮 | 陳皮や大黄(だいおう)の匂がすると、必かならずこの無尽燈を思い出さずには居られません。 |
206 | キリ | 総桐の箱 | 一番人目につき易いのは都合三十幾つかの総桐の箱でございます。 |
208 | サクラ | 左近の桜 | 内裏雛(だいりびな)、五人囃(ばや)し、左近の桜、右近の橘、雪洞(ぼんぼり)、屏風、蒔絵の道具、 |
208 | タチバナ | 右近の橘 | 内裏雛(だいりびな)、五人囃(ばや)し、左近の桜、右近の橘、雪洞(ぼんぼり)、屏風、蒔絵の道具、 |
211 | キリ | 総桐の箱 | いえ、一時わたしを始め、誰もあの壁側はに積んだ三十ばかりの総桐の箱には眼もやらなかったのでございます。 |
211 | キリ | 総桐の雛の箱 | 例の総桐の雛の箱が積み上げてあるのでございます。 |
213 | 羽根楊枝 | 羽根楊枝 | わたしは返事に困りましたから、枕もとの羽根楊枝をいじつて居りました。 |
217 | ボタン | 牡丹 | 牡丹に唐獅子の画を描いた当時の人力車を引張りながら、 |
218 | 梶棒 | 梶棒 | もうその前に徳蔵はぐるりと梶棒をまわしながら、兄の方へ車を寄せて居りました。 |
221 | 箸 | 箸 | それぎりわたしたちは言葉少なに、箸ばかり動かし続けました。 |