バランス
現在人類が利用している素材(材料)のうちで、六大工業材料といわれているものがあります。木材、鉄鋼、セメント、プラスチック、銅およびその合金、アルコニュウムおよびその合金です。このうちプラスチック以外は地球で資源としてあり、入手はしやすく、物の材料として作るのも容易です。これらと比較してみると、
まず木材は伐採すれば、ほぼそのままの形で使えます。一部加工をしても、製造のための手間(行程)が少ないので最小のエネルギーしかかかりません。
上記サブメニューにある22項目を六大工業材料と比較してみると、木材は情緒的なことを除き、物理特性は他の素材の方が優れています。木材の場合は最優秀の物理特性はありませんが、ほぼすべてで高い評価を得ています。他の素材は最優秀の項目と低い項目の極端な組み合わせになっています。ここでひとつひとつの項目の特性ではなく、全体として見てみる、つまりグラフの横軸でみると、木材はすべての項目で高い特性をもっています。このこのようなバランスの良い特性をもつものは木材だけです。
イメージの棒グラフを作成しました、それらを参照してください。