水上勉の小説「ブンナよ、木からおりてこい」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1981年、文庫本におけるページ数は202ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
12 |
木 |
木の葉 |
穴のあいた木の葉のようにみえます |
13 |
木 |
木のぼり |
たしかに木のぼりは好きで |
13 |
木 |
木 |
よく木にのぼれるよ |
14 |
葉 |
葉 |
沼の葉かげや |
14 |
木 |
木 |
木の上へのぼれば |
14 |
木 |
木 |
それより高い木へのぼれば |
14 |
木 |
木 |
沼の近くの木によじのぼって |
14 |
木 |
木のぼり |
木のぼりじょうずなことは |
14 |
木 |
木 |
先に木にのぼって |
14 |
木 |
木 |
木の上だと |
14 |
枝 |
枝 |
枝から枝へうつれる |
14 |
木 |
木の葉 |
木の葉にまぎれ |
14 |
木 |
木のぼり |
木のぼりの練習をしたり |
15 |
木 |
木のぼり |
木のぼりの特技を生かして |
15 |
シイ |
椎の木 |
太い椎の木を二メートルほどのぼって |
15 |
シイ |
椎の木 |
椎の木のコブのうらに |
15 |
木 |
木のぼり |
木のぼりがじょうずなうえに |
16 |
木 |
木 |
太い木でしたから |
16 |
シイ |
椎の木 |
椎の木は |
16 |
シイ |
椎の木 |
その椎の木のてっぺんまでのぼれるかい |
16 |
シイ |
椎の木 |
椎の木にのぼっていました |
17 |
木 |
木の股 |
沼の上の木の股までのぼったから |
18 |
木 |
木のぼり |
木のぼりのじょうずないい子だ |
18 |
木 |
木のぼり |
木のぼりのへたな |
18 |
木 |
木 |
ブンナが木から外敵を |
18 |
木 |
木のぼり |
木のぼりの特技のために |
19 |
木 |
木 |
いつも木の上や高い岩の上へ行って |
19 |
木 |
木 |
木の上にすむのではなく |
20 |
シイ |
椎の木 |
椎の木のてっぺんまでのぼったかい |
20 |
木 |
木 |
高い木の股から東京へゆく |
20 |
木 |
木 |
つき出た木の先端と思えるだけで |
21 |
シイ |
椎 |
宿題の椎の頂上まで |
22 |
シイ |
椎の木 |
自分のいる椎の木の頂上が |
22 |
木 |
木の根 |
木の根方で屈伸運動をやってから |
22 |
シイ |
椎の木 |
みてばかりいた椎の木のてっぺんに |
23 |
木 |
木 |
木のへりにきて下をみました |
23 |
シイ |
椎の木 |
椎の木はたぶん |
25 |
木 |
木 |
あの木の上の丸い広場は |
25 |
木 |
木 |
高い木の上には鳶がきてとまるから |
25 |
木 |
木 |
木の上に土があった |
25 |
木 |
木 |
あの木のてっぺんは |
26 |
木 |
木 |
高い木の上で一夜をあかしてきた |
26 |
木 |
木 |
あの木の上のしずかな |
29 |
シイ |
椎の木 |
そんなに椎の木は |
29 |
シイ |
椎の木 |
椎の木は、ブンナを |
29 |
コブ |
こぶ |
第一のコブのあたりまでは |
29 |
シイ |
椎の木 |
やはり椎の木が気になりました |
29 |
木 |
木 |
一夜を木の上ですごすとなれば |
30 |
木 |
木 |
木の上でとまってくるつもりだ |
31 |
シイ |
椎の木 |
椎の木にのぼりはじめた |
32 |
木 |
木 |
落されないように木にしがみつきました |
36 |
シイ |
椎 |
この椎の穴には |
36 |
木 |
木 |
こんな高い木の上のひっそりした |
36 |
木 |
木 |
これから木をおりて |
38 |
シイ |
椎の木 |
ブンナは椎の木の広場のへりを |
40 |
木 |
木 |
ゆっくりと木をおりることはできるけれど |
40 |
シイ |
椎の木 |
この椎の木のてっぺんを |
40 |
シイ |
椎の木 |
鳶はこの椎の木のてっぺんに |
40 |
木 |
木 |
木をおりよう |
41 |
枝 |
枝 |
枝と葉が、ざわざわと動き |
41 |
葉 |
葉 |
枝と葉が、ざわざわと動き |
42 |
木 |
木 |
木にとまっている雀 |
43 |
シイ |
椎の木 |
この椎の木のてっぺんは |
44 |
木 |
木 |
楽園だと思った木の上の広場が |
48 |
木 |
木 |
どこか早く木のしげみへでも |
48 |
タルキ |
タルキ |
軒タルキとかわらのあいだにいて |
52 |
木 |
木の枝 |
電線や木の枝に大きな巣を |
53 |
木 |
木の葉 |
自分は木の葉のかげにかくれているのがいた |
55 |
木 |
木 |
木にあがっているときでした |
55 |
木 |
木 |
ブンナはだから木にのぼって |
55 |
梢 |
梢 |
木のこずえの先端にとまって |
56 |
木 |
木 |
深い木のしげみが |
57 |
木 |
木 |
木にとまっても |
66 |
シイ |
椎の木 |
こんな椎の木のてっぺんに |
81 |
シイ |
椎の木 |
あの椎の木のてっぺんに |
92 |
シイ |
椎の木 |
この椎の木をおりてゆくこともできるでしょう |
92 |
木 |
木のぼり |
こうみょうな木のぼりをみたことがありました |
92 |
シイ |
椎の木 |
椎の木にへばりついて |
97 |
シイ |
椎の木 |
椎の木のてっぺんだな |
98 |
木 |
木のぼり |
木のぼりがじょうずだから |
108 |
シイ |
椎の木 |
かくれている椎の木とそう遠くない |
108 |
木 |
木 |
一本の木にきてないています |
108 |
シイ |
椎の木 |
みみずくが椎の木のそばにきてうたうのは |
109 |
木 |
木 |
高い木の上から |
110 |
木 |
木 |
なんといっても木によじのぼったり |
110 |
木 |
木 |
鼠はこの木は無案内でしょう |
110 |
木 |
木 |
木に股があることや |
110 |
木 |
木 |
この木をおりることは |
110 |
木 |
木 |
勇気をだして木からおりることを |
111 |
枝 |
枝 |
椎の枝や葉にひっかかって |
111 |
シイ |
椎 |
椎の枝や葉にひっかかって |
112 |
木 |
木の皮 |
地めんのへれが木の皮で高くなっていたことを |
113 |
木 |
木 |
親ガエルかが木をあおいで |
114 |
木 |
木の葉 |
木の葉にかくれるのがうまかったからね |
114 |
木 |
木 |
きっと木の穴をみつけて |
114 |
木 |
木 |
木の上にはえさはないぜ |
116 |
木 |
木 |
木がまた大きくゆらいで |
116 |
木 |
木 |
木をけるようにして |
138 |
木 |
木 |
木をつたいおりるのは |
139 |
木 |
木 |
こんな高い木をつたいおりることは |
139 |
シイ |
椎の木 |
この椎の木のてっぺんの |
143 |
木 |
木 |
木からおりてゆくことよりも |
144 |
シイ |
椎の木 |
広場と思われた椎の木の穴の直径は |
145 |
木 |
木 |
木をおりたい気はする |
145 |
木 |
木 |
木をおりたほうが |
145 |
木 |
木 |
木をつたいおりることはできますよ |
146 |
木 |
木 |
しっかり木の肌にくいつけるかどうか |
147 |
木 |
木 |
木をおりるのを断念して |
155 |
クス |
くす |
宮の森のくすのきの穴じゃないか |
157 |
木 |
木の枝 |
木の枝とか |
158 |
木 |
木の枝 |
電線か木の枝にひっつくのを待って |
158 |
木 |
木 |
途中に木もなにもない場合は |
159 |
木 |
木 |
木へあがって |
162 |
シイ |
椎の木 |
椎の木のてっぺんの |
164 |
シイ |
椎の木 |
椎の木は大きくゆさぶられて |
170 |
木 |
木 |
牛がえる自身が木をつたっておりていったのか |
170 |
木 |
木 |
木の下に雨水がたまっているかどうか |
170 |
木 |
木 |
ぽかぽかと木があたたまりはじめたころに |
173 |
木 |
木 |
木をつたってにげることだと |
174 |
シイ |
椎 |
せまい椎の穴だけに当然のことなのです |
181 |
木 |
木 |
この木をおりるんだ |
182 |
樹 |
樹 |
ふきんの樹々がゆれているのでした |
183 |
シイ |
椎の木 |
椎の木のてっぺんにきて |
185 |
シイ |
椎の木 |
椎の木にきて |
186 |
木 |
木の実 |
おかあさんの木の実をついばんで |
186 |
木 |
木 |
岩も、木も、波をかぶってぬれてましたよ |
186 |
木 |
木 |
大きな木になってましたよ |
186 |
木 |
木の実 |
日本の木の実をついばんで |
187 |
木 |
木の芽 |
たくさんの木の芽をまいてきた |
187 |
木 |
木 |
あかい実のなる木をみて |
187 |
木 |
木 |
こんなさびしい木のてっぺんで |
187 |
シイ |
椎の木 |
椎の木のてっぺんで |
187 |
木 |
木の実 |
その木の実を腹いっぱいたべて |
187 |
実 |
実 |
実をたべながら |
187 |
実 |
実 |
そのついばんだ実が木になることで |
187 |
種子 |
種子 |
落とした種子の木だと思ったのでしょう |
187 |
シイ |
椎の木 |
いまこの椎の木の上で死んでも |
187 |
実 |
実 |
あかい実のなる木をみて |
188 |
木 |
木の葉 |
木の葉をすりあうような |
191 |
木 |
木 |
木をつたいおりることを |
191 |
木 |
大木 |
この大木の先端をほうたいでもしたように |
191 |
シイ |
椎の木 |
椎の木のてっぺんは |
192 |
シイ |
椎 |
この椎の穴に投げこまれていたのですが |
192 |
シイ |
椎の木 |
この椎の木のてっぺんにきて |
192 |
樹 |
樹 |
庭の樹という樹はこおったように |
197 |
シイ |
椎の木 |
ブンナは椎の木のてっぺんの |
197 |
シイ |
椎の木 |
この椎の木の穴の中で |
201 |
木 |
木 |
高いへいのような木のへりが見えただけです |
202 |
シイ |
椎の木 |
慎重に椎の木をつたわりながら |
202 |
葉 |
葉 |
みどりの葉は |
202 |
芽 |
芽 |
新しい芽はやわらかく |
202 |
樹 |
樹 |
そこには樹々の葉が生き生きと |
202 |
枝 |
枝 |
椎の枝がいっぱいこんでいて |
202 |
木 |
木 |
木のへりをみました |
202 |
枝 |
枝 |
なつかしい枝の股がありました |
202 |
シイ |
椎 |
椎の枝がいっぱいこんでいて |
204 |
シイ |
椎の木 |
椎の木のてっぺんに |
204 |
シイ |
椎の木 |
椎の木に、冬じゅう |
204 |
シイ |
椎の木 |
椎の木のてっぺんにいたんだ |
205 |
木 |
木 |
木のてっぺんで起きたこと |
206 |
カキ |
柿 |
向こうの柿の木のこずえに |
211 |
シイ |
椎の木 |
『椎の木の暦』という作品で |