- ケヤキ 3箇所
- ヤツデ 1箇所
- タチバナ 1箇所
- サクラ 1箇所
- カシ 1箇所
- ウメ 1箇所
- アオギリ 1箇所
谷崎潤一郎の小説「少年」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1970年、文庫本におけるページ数は40ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
17 |
板ノ間 |
板の間 |
流しの板の間へ身を投げたまま |
22 |
破風 |
破風 |
破風型の日本館の瓦が |
22 |
植込 |
植込 |
邸内の植込みの青葉の隙から |
22 |
植込 |
植込 |
邸内の植込みの青葉の隙から |
24 |
アオギリ |
青桐 |
青桐の木立の下から |
25 |
ウメ |
紅梅 |
縁先の紅梅の影が映って |
25 |
地袋 |
地袋 |
信一は地袋の中から |
26 |
木版 |
木版 |
何十年立ったか判らぬ木版刷の極彩色が |
28 |
木 |
大木 |
日本館の間にある欅や榎の大木の蔭へ |
28 |
木 |
大木 |
日本館の間にある欅や榎の大木の蔭へ |
28 |
枝 |
枝 |
繁茂した老樹の枝がこんもりと |
28 |
樹 |
老樹 |
繁茂した老樹の枝がこんもりと |
29 |
森 |
森 |
或る時は森の奥の |
29 |
木霊 |
木霊 |
妖魔が笑う木霊のような |
30 |
木 |
木立 |
沼の周囲や木立の間を縫いながら |
30 |
梁 |
梁 |
忽ち梁に吊るしてあった |
32 |
佐倉炭 |
佐倉炭 |
炭俵の中から佐倉炭の塊を取り出し |
35 |
クス |
樟脳 |
着物から放つ樟脳の香を嗅ぎ |
37 |
格子 |
格子 |
玄関の傍にある細格子の出入り口を |
38 |
タチバナ |
橘 |
左近の桜右近の橘の下には |
38 |
サクラ |
桜 |
左近の桜右近の橘の下には |
39 |
床柱 |
床柱 |
床柱へこつんと |
46 |
木 |
大木 |
あの大木の木蔭の古沼の方へ |
46 |
木霊 |
木霊 |
妖魔が笑う木霊のような |
46 |
森 |
森 |
或る時は森の奥の |
46 |
ケヤキ |
欅 |
年経る欅の根方に腰を下ろしたまま |
46 |
根 |
根 |
年経る欅の根方に腰を下ろしたまま |
48 |
カシ |
樫 |
沼の側の樫の幹へ縛りつけ |
49 |
木 |
木 |
今度は木から解いて |
51 |
ユミ |
矢場(表向きは遊技場)売春の家 |
二丁目の矢場(やば)の女や |
51 |
森閑 |
森閑 |
魔者の如く森閑と眠って居る |
51 |
ケヤキ |
欅 |
例の欅の大木の葉が何処やら知れぬ |
51 |
木 |
大木 |
例の欅の大木の葉が何処やら知れぬ |
51 |
木 |
木の葉 |
例の欅の大木の葉が何処やら知れぬ |
52 |
ヤツデ |
やつで |
八つ手の葉や |
52 |
枝 |
枝 |
欅の枝や |
52 |
ケヤキ |
欅 |
欅の枝や |