- モモ 2箇所
- マツ 2箇所
- ウメ 2箇所
- リンゴ 1箇所
- バラ 1箇所
- ツバキ 1箇所
谷崎潤一郎の小説「痴人の愛」に出てくる樹木や木製品
この小説「の初出は1924年、文庫本におけるページ数は372ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
13 |
木 |
木 |
この木の上へ乗っかって |
13 |
横木 |
横木 |
手すりの横木の上へ腰をかけさせる |
17 |
モモ |
桃 |
髪も日本風の桃割れに結い |
31 |
モモ |
桃 |
その後は桃割れに結ったことは |
34 |
格子 |
格子 |
私を格子の外へ待たして |
41 |
棒 |
棒 |
シッカリ棒杭を摑ませて |
54 |
バラ |
薔薇 |
薔薇の花を持ちながら |
57 |
摺粉木 |
摺附木(すりつけぎ) |
足を摺粉木のようにしながら |
93 |
板敷 |
板敷 |
這入れるような板敷にして |
112 |
炭 |
炭 |
水道代、薪炭代、西洋洗濯代等の |
123 |
ツバキ |
椿 |
何か、椿の花のような |
141 |
板 |
板 |
あたしもやっぱり板につかない |
159 |
新芽 |
新芽 |
まるで木の葉の新芽のような |
167 |
ウメ |
梅 |
じめじめとした入梅の季節の |
203 |
横木 |
横木 |
帝国館の横木の上へ腰をかけて |
206 |
植木 |
植木 |
植惣と云う植木屋の離れ座敷を |
206 |
植木 |
植木 |
この植木屋の離れの話を |
208 |
植木 |
植木 |
植木屋の家族とも顔を合わせる |
210 |
植木 |
植木 |
長谷の植木屋の離れ座敷を |
214 |
マツ |
松 |
暗い松の木蔭へ来ていましたが |
215 |
枝 |
枝 |
露のしたたる松の枝から |
215 |
マツ |
松 |
露のしたたる松の枝から |
216 |
木戸 |
木戸 |
木戸口のところで |
222 |
森閑 |
森閑 |
並んでいる、森閑とした |
222 |
塩梅 |
塩梅 |
いい塩梅にそう明るくは |
223 |
樹木 |
樹木 |
何分樹木が繁っているので |
223 |
植込 |
植込 |
こんもりとした植込みがあり |
223 |
植込 |
植込 |
その植込みの間を縫うて |
224 |
柱 |
柱 |
古い二本の木の柱で |
224 |
柱 |
柱 |
柱と柱の間から |
226 |
材木 |
材木 |
材木座の方へ行くのだろうかと |
230 |
木 |
木蔭 |
素早く木蔭へ隠れましたが |
231 |
植木 |
植木 |
この植木屋は大久保の邸の |
258 |
塩梅 |
塩梅 |
ナオミは、好い塩梅に |
259 |
果実 |
果実 |
一つの果実と同じことです |
259 |
実 |
実 |
私はその実が今日のように |
272 |
炭 |
炭 |
物置小屋の炭俵の蔭に隠れていたのです |
277 |
ウメ |
梅 |
入梅の空が一時に |
289 |
框 |
框 |
上り框へ腰をかけて |
292 |
塩梅 |
塩梅 |
好い塩梅に浜田の家が |
315 |
植木 |
植木 |
植木屋の離れ座敷ですよ |
315 |
植木 |
植木 |
迷惑したのは植木屋のかみさん |
315 |
植木 |
植木 |
植木屋の離れは魔窟になるし |
322 |
野路 |
野路 |
思い出に充ちた森や、野路や |
322 |
森 |
森 |
思い出に充ちた森や、野路や |
331 |
リンゴ |
林檎 |
林檎の実のように白いことです |
332 |
床板 |
床板 |
踵でコツンと床板を叩いて |