44 |
ネズ |
榁の木 |
そこはこの建物の西の端にあり、榁(むろ)の木を林にした庭に面し |
45 |
大工 |
大工の頭梁 |
一人は大工の頭梁で、道場の一部を直す相談である |
50 |
櫛 |
櫛を措いて |
「ねえ主計兄さま」たまきは櫛を措(お)いて兄を見た、 |
54 |
広縁 |
広縁で |
折江は広縁でばあやの松乃といっしょに、なにか着物を取出して見ているところだった。 |
63 |
根 |
根のない |
聞けば先頃から神明あたりのいかがわしき家に出入りしているそうだが、それも根のないことだと云うのか」 |
65 |
マツ |
松並木 |
二町あまり来て見かえると、もう折江たちの姿は松並木のかなたに隠れていた、 |
65 |
マツ |
松並木 |
戸塚にかかる少し手前、松並木が途切れて左右に畑と枯田のうちわたしてみえるところで、 |
65 |
並木 |
松並木 |
戸塚にかかる少し手前、松並木が途切れて左右に畑と枯田のうちわたしてみえるところで、 |
66 |
並木 |
松並木 |
二町あまり来て見かえると、もう折江たちの姿は松並木のかなたに隠れていた、 |
67 |
ウメ |
満開の梅林 |
いま満開の梅林があるのをみつけ、「あれへいって休もう」と、 |
67 |
ウメ |
梅林のまわりは |
梅林のまわりは平坦なかなり広い草原になっている、 |
67 |
木 |
傍らの木に |
主計は傍らの木に手綱をゆわえつけた。 |
68 |
ウメ |
梅のえだ |
若木の梅のえだに躯をぶっつけて顛倒した。 |
68 |
ウメ |
梅の花が |
すると彼の躯の上へはらはらと、梅の花が雪のように白く散りかかった。 |
68 |
枝 |
梅のえだ |
若木の梅のえだに躯をぶっつけて顛倒した。 |
68 |
若木 |
若木 |
若木の梅のえだに躯をぶっつけて顛倒した。 |