- ツバキ 31箇所
- マツ 7箇所
- キリ 4箇所
- ウメ 4箇所
- カバ 2箇所
- シタン 1箇所
山本周五郎の小説「五瓣の椿」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1959年、文庫本におけるページ数は323ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
36 |
花 |
花 |
山椿の花が好きだった |
36 |
ツバキ |
山椿 |
山椿の花が好きだった |
36 |
ツバキ |
椿 |
椿があったら見たい |
36 |
ツバキ |
山椿 |
紅い山椿があったら欲しい |
37 |
ツバキ |
山椿 |
山椿らしい枝ぶりの |
37 |
枝 |
枝 |
山椿らしい枝ぶりの |
37 |
枝 |
枝 |
枝ぶりもいい |
38 |
群葉 |
群葉 |
椿の葉の黒ずんで光る群葉と |
38 |
ツバキ |
山椿 |
山椿の若木が幾本か伸びていたが |
38 |
若木 |
若木 |
山椿の若木が幾本か伸びていたが |
38 |
古木 |
古木 |
古木はその太い根の |
38 |
根 |
根 |
古木はその太い根の |
38 |
ツバキ |
椿 |
椿の咲いているときの |
38 |
ツバキ |
椿 |
椿の木の幹は灰色で、空は鬱陶しく曇っていたようだ |
38 |
木 |
木 |
椿の木の幹は灰色で、空は鬱陶しく曇っていたようだ |
38 |
幹 |
幹 |
椿の木の幹は灰色で、空は鬱陶しく曇っていたようだ |
38 |
葉 |
葉 |
椿の葉の黒ずんで光る群葉と |
38 |
ツバキ |
椿 |
椿の葉の黒ずんで光る群葉と |
39 |
ツバキ |
椿 |
ことに私は婿の身で、亡くなった旦那に義理があるし、本当を云うと、むさし屋のしんしょうを興すということ以外にはなにも考えなかった、椿のことなぞも、きょうまで思いだしさえしなかったんだよ |
39 |
花 |
花 |
あきんどというものは、隠居でもしない限り、花いじりなどはしないものだ |
39 |
ツバキ |
つばきの花 |
椿の花ぐらい |
42 |
マツ |
松の葉 |
松の葉を弄っていた |
42 |
マツ |
まつ飾り |
松飾りの |
43 |
マツ |
まつ飾り |
松飾りのところに立って |
44 |
キリ |
桐 |
二階の桐をご存知ですね |
45 |
キリ |
桐 |
母親とよく来たことがあるから「桐」という座敷はすぐにわかった |
45 |
マツ |
松 |
切り金の地に松と鶴を描いた |
45 |
マツ |
松 |
正月はたいてい松と鶴の絵だった |
53 |
戸板 |
戸板 |
戸板の支度をするように頼んだ |
71 |
戸板 |
戸板 |
戸板に乗ってでも寮へゆき |
72 |
ツバキ |
椿 |
椿が咲いていたのね |
74 |
木戸 |
木戸 |
生垣の木戸を捜してから |
74 |
戸 |
戸 |
戸や庇の下から |
74 |
樹立 |
樹立 |
広い庭と樹立があるし |
74 |
庇 |
庇 |
戸や庇の下から |
74 |
生垣 |
生垣 |
生垣の木戸を捜してから |
75 |
木戸 |
木戸 |
おしのは木戸をぬけて |
77 |
板 |
黒板塀 |
黒板塀に格子の門のある家があり |
77 |
格子 |
格子 |
黒板塀に格子の門のある家があり |
80 |
柾木 |
柾木 |
柾木の生垣の中から |
80 |
生垣 |
生垣 |
柾木の生垣の中から |
106 |
紅葉 |
紅葉 |
紅葉の飛び模様を染めた |
122 |
花 |
花びら |
一片の花びらは |
122 |
ツバキ |
椿 |
一片の椿の花びらが |
122 |
ツバキ |
椿 |
椿などは活けてないので |
131 |
杭 |
杭 |
舟を繋ぐ杭が |
146 |
根 |
根 |
根から葉までさぐりだしていながら |
146 |
葉 |
葉 |
根から葉までさぐりだしていながら |
152 |
カバ |
樺 |
薄い樺色の乳暈だけの |
160 |
材木 |
材木 |
古材木が積んであり |
167 |
板場 |
板場 |
帳場も板場も沸くような |
169 |
マツ |
松 |
松を植えた庭には |
186 |
焚木 |
焚木 |
火に焚木をくべてやる力が |
186 |
焚木 |
焚木 |
焚木をくべてやる力がなければ |
190 |
ウメ |
梅花香 |
「梅花香」と書いてあった |
190 |
花 |
花 |
「梅花香」と書いてあった |
191 |
ツバキ |
椿 |
これは椿の花の花片だ |
191 |
花 |
花 |
これは椿の花の花片だ |
191 |
花片 |
花片 |
これは椿の花の花片だ |
193 |
ツバキ |
山椿 |
赤い山椿の花びらが |
193 |
花 |
花びら |
赤い山椿の花びらが |
195 |
ツバキ |
椿 |
椿の花片はなんの意味だ |
195 |
ツバキ |
椿 |
椿の花弁を一枚だけ置いたことで |
195 |
花弁 |
花弁 |
椿の花弁を一枚だけ置いたことで |
195 |
ツバキ |
椿 |
紅い一枚の椿の花片 |
195 |
花片 |
花片 |
紅い一枚の椿の花片 |
196 |
花片 |
花片 |
椿の花片はなんの意味だ |
203 |
シタン |
紫檀 |
紫檀の板が篏めてあり |
203 |
板 |
板 |
紫檀の板が篏めてあり |
203 |
キリ |
桐 |
桐で作ってあるし |
220 |
ツバキ |
椿 |
椿の花片を一枚 |
220 |
花片 |
花片 |
椿の花片を一枚 |
222 |
柝 |
柝(ひょうしぎ) |
二丁の柝を入れた |
224 |
ウメ |
紅梅 |
紅梅の枝がのせてあるだけで |
224 |
枝 |
枝 |
紅梅の枝がのせてあるだけで |
224 |
ウメ |
紅梅 |
紅梅の枝に気がついた |
224 |
枝 |
枝 |
紅梅の枝に気がついた |
225 |
枝 |
枝 |
紅梅の枝へ置き手紙を残して |
225 |
ウメ |
紅梅 |
紅梅の枝へ置き手紙を残して |
245 |
花片 |
花片 |
椿の花片が一枚 |
245 |
ツバキ |
椿 |
椿の花片が一枚 |
245 |
花片 |
花片 |
椿の花片です |
245 |
ツバキ |
椿 |
椿の花片です |
248 |
ツバキ |
椿 |
椿の赤い花片が一枚 |
248 |
花片 |
花片 |
椿の赤い花片が一枚 |
249 |
ツバキ |
椿 |
椿の花片はどういう意味だ |
249 |
花片 |
花片 |
椿の花片はどういう意味だ |
258 |
棚 |
棚 |
違棚の隅に置いた |
266 |
植木屋 |
植木屋 |
大きな植木屋の隠居所であった |
294 |
框 |
框 |
窓框に肱を掛け |
295 |
キリ |
桐 |
桐の小箱を出して |
305 |
カバ |
樺 |
薄い樺色が |
308 |
ツバキ |
山椿 |
赤い山椿の花片が一枚落ちていた |
308 |
花片 |
花片 |
赤い山椿の花片が一枚落ちていた |
311 |
ツバキ |
山椿 |
山椿の花片 |
311 |
花片 |
花片 |
山椿の花片 |
311 |
ツバキ |
山椿 |
山椿は父親という人の好きな花だったんです |
311 |
花 |
花 |
山椿は父親という人の好きな花だったんです |
311 |
ツバキ |
椿 |
椿の花片が一枚あるのを見せた |
311 |
花片 |
花片 |
椿の花片が一枚あるのを見せた |
315 |
ツバキ |
山椿 |
山椿の血のように赤い花片を |
315 |
花片 |
花片 |
山椿の血のように赤い花片を |
317 |
マツ |
松 |
こんどのお松は違うんだっていったら |
319 |
ツバキ |
山椿 |
「山椿」について語った |
332 |
ツバキ |
釵と椿 |
釵と椿による殺し |
332 |
釵 |
釵(さい) |
釵と椿による殺しという同じ |
332 |
ツバキ |
椿 |
その大好きな椿の花すら忘れて、父親は家業にうちこんでいたのだ |